実録!恐怖の買取Vol15 汚れの感覚が麻痺したお客様…

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店員Kです!

恐怖の買取。
5年以上も買取を続けていると、語っても語っても足りないぐらい
恐怖の買取事例が頭に浮かんできます

今日も、今、何を書くか迷っているところです(笑)
迷うぐらい、恐怖の買取事例が色々とあるということですね。

常識のない人、クレームをつける人、店員を騙してお金を
勝ち取ろうとする人…
そのパターンは様々です

時には感覚が麻痺してしまっていて、
自分中心でしか物事を考えられない人も居ます。

今回ご紹介するのは、そんな事例の一つですね^^

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汚れは査定時のマイナス要素

商品を売却するとき。
私の勤めていたお店のようなゲーム買取店はもちろんそうですし、
そのほかのカードだとかおもちゃ、洋服などの買取店でも
そうだと思いますが、”汚れ”は売却時に、大きなマイナスと
なる要因です。

特に、落とせないような汚れの場合はマイナス幅が
より大きくなるでしょうし、
汚れの範囲が広かったり、あまりにも汚れが酷いと判断された場合は
より大きな金額、マイナスを入れられてしまう可能性もあります。

しかし、これは仕方のないことです。
汚れが残ってしまうということは、当然、次のお客様が買うときにも
安い値段でしか売れません。
なので、買取金額は下げるしかないんですよね…。

と、いうことで商品の汚れは買取時には大きなマイナスに
なってしまいます。

簡単に落とせるような汚れであっても、
汚れがついている時点で店員さんに軽くマイナス査定
されると思いますから、もしも落とせるレベルの汚れであるならば、
予め自分で落としてから査定に出したほうが良いと思いますよ。

それが1円でも高い売却するための秘訣ですよ^^

時々、とんでもないのもあります…

時々、売却でお持ちいただく商品の中には、とんでもなく
「汚い」ものもあります。

私はアルバイトさんの面接をするときに、必ず「汚れ」が
大丈夫かどうかたずねるようにしていました。
それほどまでに酷い「汚れ」が度々あるのです^^
まっ黄色なものもありますし、
パッケージが全部カビに覆われていたものも見たことがあります。

もはや汚れというよりホラーですね。

でも、まぁ、今回の記事ではそういう事例をご紹介するわけでは
ありません。
汚れに関するお話ではあるのですが、ちょっと変わった感じの
”感覚麻痺”にまつわるお話ですね。

ゲーム機本体売却のお客様…

ある日のこと。ゲーム機本体とゲームソフトを
中年のおじさんが持ってきました。
ここまではよくある話です。
問題はここから…。

いつものように買取申込書を記入して頂き、
ゲーム機本体の入った箱を受け取り、査定開始。
しかし、査定開始後、本体の箱を開封してびっくり。

なんとまっ黄色に変色していました。
原因は定かではありませんが、
おそらくタバコか何かのヤニでしょうね。

この方がお持ち頂いたゲーム機「Wii」は元々本体の色が
白だったので、余計に色の変色が目立ちました。
試しに少し拭き取りなども行いましたが、本体カラーが
白なこともあり、汚れが落ちるどころか逆に広がる感じでしたね(汗)

なので、どんなに掃除しても綺麗な状態にするのは不可能だろうと判断、
大幅に減額した上での買取にすることにしました。

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査定結果をお伝え…

そして、お客様をお呼びして査定結果をお伝え。
かなり黄色くなっていたので、買取金額についてもそれなりの
金額に減額していました。
あそこまで汚れていると(文章じゃ分らないと思いますが…)
お店で販売するにしてもかなりのイメージダウンは避けられませんから…。

しかし、この中年男性は言いました
「え?こんなに安いの?」と。

そもそも、Wiiが下降気味だった時代なので
元から買取金額は高くは無かったですが、
黄色くなっている点を踏まえて、減額をかけていました。
お店も慈善事業じゃありませんから、その辺は仕方のないことです。

なので、私が本体のほうに汚れが…と黄色く変色している点で
減額されてしまっているからこの金額になっている、ということを
伝えました。

すると…そのお客さんは言ったのでした。
「え?汚れてないけど」と

・・・はい??
何を言ってるのだか?

仕方がないので、お客様がお持ち頂いた本体をレジ裏から
持ってきて、全体的に黄色く変色していること、
そしてこの状態であればどこのお店でも買取金額が落ちることなどを
丁寧にお伝えしました。

しかし、それでも「いや、これ最初からこういう色なんですけど」と
言うお客様。
このWii本体の最初の色は白です。

最初言いがかりで言っているのかと思いましたが
どうやら汚れに対する感覚が鈍っているような様子でした。
買取金額をもう少しどうにかして欲しい、そうわめきちらす
中年男性の方。

しかし、上でもかきましたがお店は慈善事業ではありませんから
買取金額のつかないものは本当につかないのです

仕方がないので…

どうしても「自分のWii本体は汚れていない」の一点張りで
お話にならないので、本当はこういうことしたくなかったのですが、
奥に別件で買取したWii本体があったので、それを持ち出して
黄色いWii本体と並べました。

こういう見せしめ(?)的なやり方はイヤなのですが、
こうでもしないと納得してもらえず、
キャンセルも売却もしない!みたいななかなか迷惑なタイプの
方だったので納得してもらうため、やむを得ず、奥から出したWii
本体と並べたのです

流石に誰が見ても分る白と黄色。
これには中年男性のお客様も流石に何も言えないと
思ったのか、
「あれ?こんな色でしたっけ?」のような発言をし始めて
最終的にはそのままご売却となりました。

”嘘”を押し通そうとしていたのか、
本気で”これがWiiの色だ”と思ってたのかはイマイチ
よく分かりませんが…

結局、Wii本体を並べてお見せしたあとは文句一つ
仰ることなく、そのまま商品をご売却して
お帰りになられました。

この件のその後

その後、買取したWii本体は、やはりどんな風に清掃しても
黄色がかった状態になってしまうので、
動作確認の上、問題なしと判断し、
「変色あり」でそのまま販売しました。

金額的には大した金額にはならなかったのですが、
最終的にはこのWii本体も、無事に他のお客様の手に
渡ったので、良かったかと思います。

ちなみに、ご売却しに来た本人が、その後お店に
来ていたかは不明です。
ただ、来ていたとしても、トラブルにはなっていませんでした。

この件の対応について

特に問題は無かったと思います。
どうしても口でお話して分ってもらえないお客様には
実演して差し上げるしかありません。

結果的にこのお客様は、最終的には怒ることなく、
普通に本体を売却して、そのまま帰っていかれましたし、
嘘を押し通そうとしていたなら、それを食い止められたので良かったですし、
本当にあの色で”綺麗”だと思っていたのであれば
ちゃんと本当のことに気づいていただけたと思うので
お客様に為になったと思います。

買取金額に関しても、具体的な金額はちょっとはっきりとは
覚えていませんが、そこまで大幅に値下げしたわけではないので
妥当な金額だったはずです。

まとめ

こういう風に自分のしていることが「正しい」と
思い込んでしまっているお客様も居ます。
この方の場合は自分の持っていたゲーム機本体が「綺麗」だと
思い込んでしまっていました。
ただ、お客様にも、悪意がある場合と、
単に知らない場合の2通りがあります。

↑で紹介した事例は”単に知らなかった”だけかなぁ、と個人的には
思いました。

ただ、この方に限らず、汚れに関して突っかかってくる方は
結構いらっしゃいました。
皆さん、やはり他の人の本体なんて見ないでしょうから、
自分の持ってきた本体が一番綺麗だと思ってるかもしれませんね

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