採用人数や募集人数がやけに多い会社!その理由と裏側は?

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会社によっては
求人の際の”募集人数”が多い会社もあるかと思います。

一見すると、募集人数が多いということは
採用されやすい、
つまりは入り口が広い会社である、
と思ってしまいがちだと思いますが、
実は世の中はそんなに優しいものではありません。
”募集人数”や”採用人数”が多い会社には
思わぬ落とし穴が隠れている可能性もありますから
しっかりとそのあたりの部分を見極めて判断していく
必要があります。

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世の中には裏がある

採用人数や募集人数が多い場合、
そこは「ブラック企業」である可能性も
否定はできません。

もちろん、どこの会社であっても、ブラック企業である
可能性はありますが、
この”採用人数や募集人数が多い”というのは
事前にブラック企業である可能性を突き止めることのできる
シグナルの一つであり、注意する必要がある部分になります

もちろん「必ずブラック企業」とは限りません。
単純に会社の規模が大きく、毎年のように多くの人数を
採用しているだけの可能性もあります。
それであれば、それで別に良いのです。
大きな企業であれば募集人数も採用人数も
増えて行くのが普通の流れですからね。

ただ、下記で解説するような
ポイントについては、理解しておくと共に、
注意もしておかなくてはいけません。

どうして大人数募集したり採用するの?

大人数採用するのは「必要だから」であることは事実です。
ただし、それが使い捨てなのか、本当の意味で
必要なのか、これに関しては分かりません。

例えば、上でも書いたように、大きい会社なのであれば、
それだけ定年退職などをして、去って行く人も
毎年、ある程度の人数出るでしょうから
大勢の人間を採用することは別におかしなことではありません。
単純に「戦力」として、新たな人間を欲している。
それだけのことであると思います。

しかしながら、そうでない会社もいます。
毎年、相当数の離職者が出ている場合、
小規模な会社であっても大勢募集する可能性があります。
「辞める人も多いから、大量に採用する」という
パターンですね。
この場合は、ある程度最初から
採用した人間が「辞める」ことを想定して
”使い捨て”の如く採用していることになります。

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会社の規模に見合わない募集人数

これは、基本、「怪しい」と思った方が良いでしょう。
例えば、社員5000人の会社が20人募集・採用
している、ということなら全然おかしな数字でも
ないですし、不自然な数字でもないかとは思います。

ただし、社員30名の会社が20名募集・採用
する、となればおかしな話です。どう考えても
会社の規模に見合う数字ではないことは
すぐに分かるかと思います。

前年に20人も退職したのか?と思うこともできますが
最初にお話した大規模な会社であればともかく、
社員30名の会社が前年に20人退職する、ということは
基本、普通の会社では起こりえないことですし
もしも本当にその人数退職しているのであれば
注意をするべきです。

職場の環境が非常に悪かったり、
待遇が非常に悪かったり、
そういった”ブラックな1面”が隠されており、
それによって人の入れ替わりが激しいことが
考えられます。

募集人数が、会社の規模に反して多い場合に
関しては、これは注意するようにしましょう。

「会社が事業拡大中」だとか、
そういう理由でもない限り、
何かあったことはほぼ確実でしょう。

離職率を確認する

募集人数が多いな、と感じたら
以前の離職者がどのぐらいいるのかを
確認してみましょう。

大勢の人間を募集・採用しようとしている会社は
この点にからくりがあるかもしれません。

つまり、”対象に社員が退職している”ために
その補充を行っている、ということですね。

そのため、採用・募集人数などが多い場合に関しては
「離職率」を確認してみると良いと思います。
離職率が髙ければ、つまりはそういうことです。

大量の離職者が出るから
大量に補充している、ということです。
大量に補充した中の数名が残ればいいや、
というのが会社の考えであるということになるでしょう。

そういったことになっている原因は
会社によって様々だと思いますが、
少なくとも、良い意味でないのは事実でしょう。

「仕事がきつすぎて脱落者が多く出ている」可能性もありますが
「ブラック企業である」可能性もあります。
募集人数が多く、離職率が高い場合は
何らかの”裏”があると考えて間違いないでしょう。
その裏が何なのか、ということはしっかりと自分なりに
調べておくことが、重要になってくるかと思います。

何か理由があるのであれば…

先にも少し書きましたが、
”何か理由があるのであれば”話は別です。
例えば「新規事業の立ち上げ」だとか
「会社の規模を拡大した」だとか、
そういった、”人数を増やすに値する理由”が
あるのであれば、募集人数が多くても
そこまで心配する必要はないでしょう。

ちゃんと、採用人数が多い理由が
はっきりとしているわけですからね。
ただ、注意したい点としては、
それでも「裏」がある可能性は、
否定はでいない、ということです。
新規事業の立ち上げなどがある場合でも
その規模と比べて、採用人数が
非常に多かったりする場合は
注意をする必要があるでしょう。

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評判を確認する

昔は、ブラック企業と言われるような企業で
あっても、その情報が外に出ることは
少ない時代でした。
しかしながら、今は違います。
何故なら「ネット」の存在があるからですね。

今はブラックなことをすれば
ネットにすぐに情報が拡散されていきます。
個人事業レベルだったり、マイナーな企業だったり
する場合は、情報が出ていない会社なども
多いとは思いますが、ある程度以上の規模の
グループや会社であれば、ほぼ確実にネット上に
評判が出ています。

もちろん、ネットの情報が100パーセント
正しいわけではなく、そこには
間違った情報や、嘘、感情的になって
大げさになっている情報などが
含まれている、というのもまた事実ではあるのでしょう。

ですが、ある程度の参考にすることはできます。
募集人数や採用人数が極端に多いような場合に
関しては、やはり要注意であることに変わりはありませんから
しっかりと確認するべき点は、確認しておいた方が良い、
というのは事実であると思います。

行くなら覚悟して

募集人数や採用人数が多い場合も、
その会社を選ぶこと自体は
最終的には個人の自由です。

100パーセントブラック企業と
断言できるわけではありませんから
最終的には、自分自身で入社してみない限り、
最終的な判断を下すことはできません。

ただし、その可能性が他の企業よりも
髙い、ということは紛れもない事実です。
何の理由もなく大勢の募集・採用を
することはないでしょう。

何か、理由があるはずです。
それがまっとうな理由か、ブラックな理由なのか、
それは分かりませんし、
大勢辞めさせるような会社でも
自分にはうまくマッチングする可能性だってあります。

そのため、一概にダメ、と決めつけてしまうことは
できませんが、とは言え、注意しなくてはいけないのも
また事実だと思いますから、
しっかりと警戒心は忘れないようにしながら
対応をしていくようにしましょう。

まとめ

募集人数・採用人数が異様に多い、
という場合に関しては
ブラック企業のシグナルのひとつである
可能性もありますから、
その点は注意をしなくてはいけません。

大企業であれば大勢の人員を募集するのも
当然ではありますが、会社の規模がそこそこなのに
大勢募集したりしている場合、
やはり何かある可能性は高いですから、注意が必要なのです。

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