新型コロナウイルスの流行以降、
お店では（各店の方針によって異なりますが）
「マスク着用のお願い」をしているお店もあります。
マスクについての意見は人それぞれだとは思いますが、
お店側が「こうして下さい」と言っている以上、
それがマスク以外のことであっても
そのお店を利用するのであれば、従わなくてはいけません。
お店側が、「ルールを守らないお客さん」を
入店拒否することは、そのルールが明らかにおかしい場合以外は
法律上も、特に問題にはなりません。
ですので、マスク着用のお願いを、利用しようとしているお店が
している場合は、基本的にマスクを着用して、入店する必要があります。
とは言え、持病やアレルギーなど、色々な事情から
マスク着用が難しいような人もいると思いますので、
元店員の経験を元に、トラブルにならないための対処法を
解説していきたいと思います。
また、「マスクなんてしたくない！」という人もいると思いますので
そういった方のためのポイントも解説していきます。
お店がお願いしている場合は基本着用するべき
マスクに対する意見や
コロナ対策に対する意見は、人それぞれですから
それはさておき、
「お店側がマスクの着用をお願いしている」場合は、
そのお店を利用するのであれば、マスクを着用するべき、です。
（体質上難しい場合などは、後ほど説明しますので、
今は”マスクをつけられない理由がない人”に対して言っています）
色々な意見があるとは思います。
ただお店側が「マスクを着用してください」と言っているのに
マスクをつけずに行く、ということは、
例えばお店側が「予約制です。予約をお願いします」と言っているのに
予約をせずにお店に堂々と入っていくのと同じことです。
当然、入店・利用を拒否される可能性がある、ということは
お分かりではないかと思います。
マスク以外の部分もそうですが、
お店には、それぞれルールというものがあります。
ルールを守れないお客様は、そもそもお客様ですらないので、
「客だぞ」というのも、通用しません。
厳しいようですが、お店側がマスクを着用してください、と
お願いしている場合は、マスクやコロナに対して
あなたがどのような意見を持っていようと、
マスクは着用するべきです。
（繰り返しになりますが、体質上などの理由がある場合は
後述します）
体質などで着用出来ない場合は？
マスクは、全員が全員、当たり前のように
つけられるわけではありません。
何らかの持病やアレルギー、体質上の問題などで、
マスクを着用することが難しい人もいる、というのは
事実ですし、そのことはお店側もそうですし、
それ以外の人も認識しておく必要があります。
もし、何らかの事情で、マスクを着用することが
出来ない場合の対応としては
下記のように対応してみて下さい。
・お店に事前に問い合わせる
利用しようと思っているお店に、事前に電話などで
確認して、問い合わせをしてみて下さい。
場合によっては「マスクの着用をお願い」しているだけで
入店禁止、とまではいかない可能性もありますし
何らかの対応をしてもらえる可能性はあります。
ただ、場合によっては「対応できない」と言われる可能性も
あるので、その場合は他の対応方法が必要になります。
・マスク以外のものを利用する
マスクはダメでも、フェイスシールドなどは使える、という場合は
マスク以外のもので、感染対策をするとよいでしょう。
フェイスシールドは予防効果が落ちますが、
それでも何もしていないよりはマシですし、それでお店側がＯＫなら、
体質上、マスクが出来ない場合に関しては
それも一つの対応方法になるでしょう。
「マスク以外」に、何か使うことができるものはないかどうかを
確認してみて下さい。
・他のお店の利用などを検討する
マスク着用のお願いをしていないお店などもあるにはあります。
どうしてもマスクがつけられない場合に関しては
他のお店や、ネット通販などを利用するのも一つの方法です。
「体質上でダメなだけなのに！どうして…！」と思ってしまうかもしれませんが、
世の中はそういうものです。
（私はコロナとは関係ないですが、とある原因で湿疹が出来てしまう体質で、
利用を諦めるお店もあります。
どうして！と周囲に怒るのではなく、自分自身である程度割り切ることも
体質上、仕方のない部分もありますし、
あまり精神的にカッカッしているとよくありません。
自分なりに防御していくことも大事です。私も自分なりに防御し、
どうしても体質上利用が難しいお店は諦めるなど、工夫しています。）
・気にせず入ってみるのは…？
これは、注意される可能性もありますし、何も言われない可能性もありますので
何とも言えません。
お店の人が近くを歩いていたりする場合、事情を確認して
許可を取るのも一つの方法です。
ただ、他のお客さんとのトラブルには注意しましょう。
（マスクをしていないと、相手の事情も想像せずに絡んでくる人もいます）
マスクを着用したくない！という場合は？
マスクが嫌いだ！という人や、コロナに対する考え方などから
「マスクなんてつけたくない！」という人もいると思います。
そう考えるのは個人の自由ですので、
それが良いか悪いかはさておき、
その場合に関しては
「余計なトラブルを招かないためにマスクをつける」と
考え方を変えましょう。
「自分が余計なトラブルに巻き込まれて余計な時間を使うことになる」
なんてことになれば、勿体ないですよね。
そうなってしまわないために、
自分のためにマスクをつける、と、考え方を変えれば
ある程度納得も出来るのではないでしょうか。
感染予防ではなく、
トラブル予防の効果もある、ということです。
ついでに感染予防効果もありますし、
マスクをつけることが出来ない体質でないのであれば
マスクを着用しておいた方が確実です。
「余計なトラブルから身を守る」
その効果も、コロナ禍におけるマスクには存在しているのです。
マスクを着用せずに入店するとどうなるの？
これは、お店の判断次第になります。
法律で「マスクなしで入店してはならない」という法律は
ありませんので、その時点で違法行為になることはありません。
実際にマスク着用拒否などで逮捕されている事例は
”その後の行動”が問題なのであり、
マスクを着用していないから逮捕された、ということではありませんので
ここのところは、勘違いしないようにしましょう。
マスクを着用せずに入店した場合、
「特にお願いしていない」店の場合は
特に何も言ってこない・してこない可能性も高いですが
「マスク着用をお願いしている」店の場合は、
マスクの着用をお願いされる可能性は十分にあります。
そこで、利用も無しに拒めば、退店を言い渡されることも
あるでしょう。
ここで、お店側が「ルールを守れないなら出て行ってください」と
言ってきた場合に、反抗的な態度を取ったり
そのまま居座ったりすれば、逮捕される可能性はあります。
もしも、お店から退店を指示された場合に
”マスクが出来ない理由”がある場合を除いては
指示通り、退店するか、マスクをするかしてください。
最初にも書きましたがお店はルールを守っていないお客さんの
入店を拒否することは可能ですので、
その点は忘れないようにしましょう。
マスクが出来ない体質上の理由がある場合は
それをお店の人に説明してみてください。
まとめ
マスクをつけることができない理由が特に無い場合は
感染予防のためにもそうですし、
そうは思えない！という人であっても
「自分が周囲とのトラブルに巻き込まれたりしないようにするため」
マスクの着用をおすすめします。
マスクを着用できない事情がある場合に関しては
本文中で紹介したような対処をしていきましょう。
