お店の追悼セールはリスクも伴う。実施の際の注意点とポイント!

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お店では稀に「追悼セール」を
行うようなお店も存在しています。

有名なアーティストや有名な作品の作者の方などが
亡くなってしまった際に、
その方の作品などを販売するセールのことですね。

しかしながらこの「追悼セール」
一歩間違えれば、不謹慎、と批判を浴びることに
なってしまいかねないものですから、
もしもお店で実施するのであれば
「慎重に」実施することを強くおすすめします。

人の人生に絡めてセールをする場合、
お店側も、相応の覚悟と配慮が必要になるのです。

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配慮に欠けているとトラブルの原因に

「追悼セール」は、配慮に欠けていると
トラブルの原因になりかねません。
実際に、過去に追悼セールを行い、
批判を受けた企業なども存在しています。
(例えばとある企業が声優の方が亡くなった際に
あまりにも早いタイミングで追悼セールを始めて
批判を浴びたケースなどがあります)

個々のお店レベルで探せば、色々な事例が
あるでしょう。

そのため、もしも追悼セールを行うのであれば
ご本人のことはもちろん
関係者や、ファンの方に対する配慮・気遣いなども
重要なポイントになってきます。

それらが欠けていると
どのような想いで追悼セールを実施したのかはどうあれ、
批判にさらされる可能性もあります。

タイミングに注意する

追悼セールを行う場合は「タイミング」に
厳重注意をするようにして下さい。

この「セール」のタイミングがあまりにも早すぎると
「金の亡者」というイメージを与えてしまったり
「不謹慎」であると批判にさらされたりする可能性が高まります。

そのため、どの時点で追悼セールを行うのか、
あるいは行わないのか、という点は
非常に慎重に考えていく必要があります。

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誤情報でないかどうかしっかり確認する

お店や企業などであれば大丈夫だとは思いますが
ネット上には稀に
「人が亡くなった云々」に関する誤報が流れるようなことも
あります。

そういったものに引っかかってしまい、
早々に”追悼セール”などを実施してしまうようなことがあれば
重大なトラブルに発展しますし、
大問題に発展してしまう可能性も十分に考えられます。

そのため、「情報が正しい情報なのかどうか」は
しっかりと把握し、
正しい情報かどうかを判断できない場合に関しては
絶対に「追悼セール」を実施したりすることのないように、
注意してください。

ネット上のよくわからないサイトの情報だとか、
そういったものだけで「あ!あの人が亡くなった!追悼セールだ!」
みたいなことはしてしまった時点で「アウト」です。

告知の方法などを考える

追悼セールを行う場合、
告知の方法は、慎重に慎重を重ねて行うようにしてください。

あまりハイテンションに告知したり、
しつこく告知したり、
亡くなった方のことなどお構いなしに
価格の話題だけ繰り返したりしていれば
当然、批判を浴びる可能性は
どんどん高まります。

店頭で展開する際などにも
追悼セールの店頭POP(宣伝)などに
関しては控えめなデザインにし、
くれぐれも「おふざけ」と感じ取られてしまうような
デザインにすることのないよう、
注意していきましょう。

ネットショップなどの場合も
画像などを使用する際には
身長に判断するようにしてください。
例えば「キラキラした画像」などをつけて
「まるでお祝いしているみたいじゃないか」と
思われてしまうようなことがあってはいけません。

大きな批判を浴びるきっかけにもなりかねないので、
注意です。

定価以上の価格は絶対にNG

普通のお店であればやらないと思いますが
追悼セールと題して、貴重なグッズなどを
「定価以上の価格で販売」することは
絶対に控えるべきです。

これは「転売行為」であり、
現代では転売に対する世間の怒りは
凄まじいものがあります。
例え、生産終了になっているようなグッズで
「プレミア品」だったとしても、
追悼のタイミングでそれを行うことは
非常に危険な行為です。

転売に対する世間の怒りを
甘く見ている企業やお店も多いですが
「お店がつぶれるレベル」に世間は
転売に対して怒り狂っている状態ですので、
絶対に追悼セールで定価越え販売は控えて下さい。

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二次元のキャラでも要注意

アニメや漫画、ゲームなどの「人気キャラ」が
作中で命を落としたりする展開になって
「追悼セール」みたいなことをやるお店も
ありますが、これも注意です。

以前、これでとある漫画に批判が
集まったことがあります。
(そのキャラクターが命を落とした直後に
大々的に追悼セールをして不謹慎、などの
批判がありました)

アニメや漫画のキャラクターであっても
現実の存在以上に愛着を持っている人も
実際にたくさんいらっしゃいます。
そういった人たちの思いを踏みにじるような
追悼セールにしてしまうと、
お店としても非常に痛い目に遭いますから
「タイミング」や「展開方法」は
現実の人間が亡くなったときと同じように
「慎重に」考えるようにしてください。

まとめ

確かに「お店の商機」であることも
一つの事実ではあります。

ただし、クリスマスセールだとか
ハロウィンセールだとか、
「新作発売記念セール」だとか、
そういうものとはわけが違います。

「実際に亡くなっている」わけですから
当然、その本人や周囲に対する敬意を
忘れてはいけませんし「やりすぎ」は
絶対に控えなくてはいけません。

そのあたりの”加減”にもしも自信が
ないのであれば、追悼セールは
”やるべきではない”というのが
厳しいようですが、元店長としてできる
最大のアドバイスになります。

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