「客」の顔が写っている写真を店のSNSに載せてもいいの?

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お店のSNSにお店の様子を撮影した
写真などを載せる機会も、
SNSをやっていれば、あるかと思います。

今の時代、SNSの活用は非常に重要なことで、
個人店でもチェーン店でも活用されているところは
非常に多いです。

ですが、その際に注意しなくてはいけないことが
”お客さんの顔が写っている写真”ですね。

営業時間外にお店の様子を撮影するのであればともかく、
そうでない場合に関しては
どうしてもお客さんが写ってしまったりするようなことも
あるでしょう。

その場合に注意するべき点や、そのまま載せても良いのかどうかなどに
ついて、詳しく解説していきます。

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勝手に掲載するとトラブルの可能性も

お店のSNSなどに公開する目的で
撮影した写真にお客さんなどが写り込んでいると、
場合によってはトラブルになってしまう可能性も
存在しています。

下記で説明するような対応をすれば大丈夫ですが
特に”個人が特定できるような写り方”をしている写真に
関しては”勝手にSNSに公開したりしないように”
注意をして下さい。

もちろん、自分が写っている写真をSNSに使われても
”特に何も感じない”という人もいますし、
そういう人が写っている写真なら、
問題になることはありませんが、
一人ひとりのお客さんがどう考えているかなど、
実際に本人に聞いてみたりしない限り、分かりません。

そのため、その扱いには細心の注意を払う必要があるのです。

お客さんが写らないようにする

一番確実な方法としては、
SNSなどに公開する用途でお店の写真を撮影する際には
”お客さんが写らないように”撮影することです。

営業時間中に撮影しなければならないような写真で
あればともかく、特に”営業時間外でも問題なく撮影できるような写真”
であれば、営業開始前や、営業終了後に撮影すると良いでしょう。

もしも営業時間中に撮影しないといけない写真
(例えば営業風景など)を撮影する場合は、
お客さんが写り込まないように撮影するか、
お客さんがいないタイミングに撮影すると良いと思います。

ただし、”店内が賑わっている様子”などを載せたいケースも
あると思いますので、その場合は下記のような方法を
用いるようにしてください。

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個人が特定できない写真なら基本的に問題なし

人が写っていたとしても、
例えば一人ひとりの顔が確認できないような状態で
写っている分には、特に肖像権などに関しても、
問題になる可能性は限りなく低いため、
営業中の賑わっている写真などを撮影したい場合、
”お客さんの顔が写らないように”する形で
撮影すると良いかと思います。

全員が後ろ姿なら問題ないですし、
大勢のお客さんがいて、顔を認識できないような感じの
写真であれば、基本的に問題になることは
まずありません。
(それでも、”写ってるんですが?”みたいなことを
言ってくる人もいるかもしれませんが、
法律的にアウトになる可能性は限りなく低いです)

本人の承諾を得る

上で書いたのは、あくまでも
”写真に写っているお客さん本人の承諾がない場合”のお話です。

写真に写っているお客さん本人が
”別にいいですよ”と、言っているような場合に関しては
全く問題ありませんので、
お店で何かイベントなどをやって、優勝したお客さんの
写真を撮影した、などなど、そういうケースの場合は
その本人に確認をとって「いいですよ」と、いう返事を貰えたのであれば
その写真を掲載してもらっても構いません。

もちろん、本人が「No」と言っている場合に関しては
それ以上しつこく承諾を迫るようなことはせずに、
諦めるようにしてください。

モザイクなどで加工する

”この写真、いい感じに撮影できているな”と思うような
写真でも、お客さんの顔が写り込んでしまっていて、
”使えない…”と、思うようなケースもあると思います。

ただ、良い写真は2度同じように撮影できるとも限らず、
せっかく使えそうなのに使えない、という状態に
なってしまうと、悲しいところですよね。

そんな場合に関しては
”写ってしまったお客さん”を、個人が特定できないように
モザイクをかけるなど写真を加工して
掲載するのが良いかと思います。

モザイクをしたり、アイコンで顔を隠したりすれば
よほど特徴がある人でもない限り、
第3者から特定することはできませんし、
問題になる可能性は限りなく低いです。

どうしても使用したい写真にお客さんが
写り込んでしまっていたりする場合は、
モザイクなどで上手く加工していくようにしましょう。

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指摘された場合は?

↑のような対応をせずに写真を載せてしまっている場合はもちろん、
加工などをしっかりとやったつもりでも、指摘されるような
可能性は0%ではありません。

もしもお客さんから
「写っている写真を使われたくない」という申し出・指摘が
あった場合は、変に抵抗せずに、
すぐに写真の掲載を取りやめるのが、一番手っ取り早いですし、
トラブル回避にも繋がります。

ちゃんと対処していれば、そのようなことを言われる可能性は
低いですが、”万が一”の場合は、対応できるようにしておきましょう。

まとめ

お客さんの顔が個人を特定できるレベルで
写ってしまっている場合、
それを勝手にお店のSNSなどに掲載することはNGです。

もしもどうしても掲載したい場合は、
本人に確認を取るか、
あるいはモザイクなどで加工して
個人を特定することができないように、対処していきましょう。

また、撮影前からしっかりと顔が写り込まないように意識して
撮影することも大切なので、この点も覚えておくと、良いと思います。

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