五月病とは?症状や原因・治療方法、対策を解説します!

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「五月病」と呼ばれる状態を
ご存じでしょうか?

これは、新社会人や新しい学校生活を
始めた人などを中心になりやすい状態で、
新しい環境に馴染めなかったり
前の生活を思い出して暗い気分に
なってしまったり…

そういったことが原因で起きてしまう
精神的な症状の呼び方です。

新社会人の皆様や
新たに進学した皆様、
一人暮らしを始めた人…
誰にでも、この五月病と呼ばれる
状態になってしまう可能性が
あるのです。

その対処法や治療法、症状などに
ついて、解説していきます。

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原因はなに?

五月病と呼ばれる状態に
なってしまう原因は何なのか。
これは、新生活になじむことができずに
精神的な負担が強まり、
その結果、何らかの症状が
出てしまう、という状態ですね。

5月病という名前は、
新生活に適応できずに症状が
出始めるのが
ゴールデンウィーク明けあたりの
時期が多いことから
ついた名前と言われています。

最初は頑張ろう!という気持ちに
なっていたものの、次第に負担が
強まってきて、症状が出てしまうのが
ちょうどこのぐらいの時期が多い、
ということですね。
また、ゴールデンウィークの連休によって
一度長期の休みに入ったことで
休み明けにその症状が強まったり
「仕事(学校)に行きたくない」という症状が
そのタイミングで強まる人もいるようです。

どんな症状が出るの?

五月病になるとどのような症状が
出るのでしょうか。
症状としては精神的なものを起因とした
様々な症状が人によって
出てくるものになり、
同じ”五月病”でも、その症状の内容は
人によって異なってきます。

症状として主に挙げられているものは…

・不安感
・食欲不振
・やる気など、気力の減退
・睡眠障害
・無気力感
・焦り
・手汗などの精神症状

など、精神症状各種全般になります。
上記以外の症状が出ることも
ありますね。
↑の症状が全て出るわけではなく
人によって、不安感だけだったり
食欲不振と睡眠障害だったり、
というようにさまざまな症状が出てきます。

重症化してしまうと、
自律神経失調症やうつなどにつながる
可能性もありますので、
無理してそのまま悪化させるようなことには
注意をしなくてはいけません。

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どうすればいいの?

もしも、五月病になってしまった!と
感じる場合はどうすれば良いのでしょうか?

基本的には、しばらく様子を見てみても
良いかと思います。
五月病のような症状が出たから
急いで病院に行かないと!ということは
ありませんし、本当に五月病であれば
ただちに命に関わるようなことは
ありませんので、その点は
安心して貰っても良いはずです。

下記のような対処法なども試しつつ
対応していくのが良いですね。

が、もしもどうしても症状が
悪化したり続くようであれば
心療内科などの力を借りるのも
ひとつの方法です。
これは別に恥ずかしいことではなく、
心療内科だとか、そういった場所は
そういうときのためにあるわけですから
全然恥ずかしがる必要はありません。

また、症状が続いたり悪化する場合
「五月病」が原因とは限らない場合も
ありますから、一度病院で診察は
受けておいたほうが良いでしょう。

対策や治療方法は?

五月病になってしまった場合の
治療方法や対策を解説していきます。
五月病は精神的な落ち込みなどから
症状が出てくるものですので、
ウイルスが原因だったり、
身体のどこかに異常な部分があったり、
そういったことではありません。
そこのところは、安心しても良いでしょう。

とは言え、そのままにしておくと
さらに症状が強まってしまう可能性が
ありますし、精神的な負担を
かけ続けるようなことがあれば
場合によっては本当に身体のどこかを
壊してしまう可能性もありますから
下記のような対策を自分のできる範囲で行っておき、
症状が悪化しないように注意していく必要は
あるかと思います。

・ストレスを取り除く
自分にとってストレスになっていたり
負担に感じる要素があるのであれば
それをできる範囲内で取り除く、ということが
大事になります。
なかなかどうにもならないストレスもあるとは思いますが
ある程度でもストレスを減らすことができれば
わずかだとしても、効果はあるはずです。

・趣味などの楽しみを見つける
人間には癒しが必要です。
自分の趣味などにかける時間を増やしたり
趣味などを見つけてそれを楽しむ、というのも
大事なポイントのひとつです。
何でも良いので、自分にとって”楽しいこと”をやっていく、
ということが大事になります。

・睡眠などを確保する
睡眠時間の確保も大事なポイントです。
そもそも睡眠障害が起きている場合は、
この方法で対処するのは難しいですが
睡眠には影響なく、他の症状が中心の場合は
睡眠時間を確保することで、精神的に少しでも
プラスになる効果が表れる可能性はあります。

・好きな食べ物を食べる
これは、節度を守る必要はありますが
”好きな食べ物を食べてストレスを発散する”というのも
一つの方法にはなりますね。
ただ、ストレスから食べ過ぎてしまって
体重が増えたり、ということも考えられますから
そういった部分には注意をしましょう

・人と会う
人と会うことも息抜きになる場合があります。
”嫌いな相手”と会うのではなく
仲の良い友人や、前の生活(就職前に通っていた大学や高校の友人など)や
家族など、自分にとって癒しになる人間と会う、
ということですね。

・生活環境の調整
生活環境を調整するのも一つの方法です。
五月病は生活環境の変化などもその要因の一つになります。
その要因を取り除く、という意味で
出来る限り以前の生活に、近づけられる場所は
近づけるようにすることで、多少の負担は
軽減できる可能性があります。

・心療内科などに相談
どうしてもの場合は心療内科などを頼るのも
一つの方法になります。
そういうときのために心療内科はあります。
五月病の症状も侮っていると、本当につらいことになるので
先生に話を聞いてもらったり、症状が酷い場合は
対症療法や抗不安薬などによる治療などを
行っていくことになる場合もあります。
カウンセラーなどの利用も、一つの方法ですね。

こんなところでしょうか。
対処方法としてはこのように、いろいろなものがあるのです。

予防方法はあるの?

予防方法は、あるのかどうか。
これは、100パーセント予防できる方法というものは
ザンネンながらありません。
五月病には、誰もがなってしまう
可能性があるのです。

基本的な対応方法としては
なるべくストレスや精神的な不安をため込んでしまわないように
注意する、ということになりますね。

また「無理をし過ぎないこと」も重要なポイントの一つです。
人間は想像以上にもろい生き物ですから、
無理をしていれば、すぐに精神的なダメージを
受けてしまいます。
自分の生活で可能な範囲内で、なるべくストレスを
貯めないようにし、無理をしないようにする、
ということが最大の予防方法になるはずです。

自分で少しでも怪しいと感じたら
上のような治療方法に当てはまる部分も
意識しつつ、症状が悪化する前に
解消する、というのも
大事なポイントになってきます。

まとめ

精神的な症状、と言えど、決して油断しては
いけないのが五月病です。
精神的に不安定になると
人間は本当にあらゆる部分の
体調を崩すことになります。

精神的なバランスというのは
それほどまでに非常に大事なモノ、
ということになりますね。
くれぐれも甘く見ないようにし、
どんなに普段から精神力が強いと思っている人であっても
五月病の可能性は決して0ではないことを
よく理解しておきましょう。

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