一人暮らしで倒れたらどうなる?急に体調不良になった場合の対策は?

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一人暮らしをしている人にとって、
心配なことの一つが「急に倒れた時・急に調子が悪くなった時どうするか」
ということだと思います。

実家暮らしだったり、誰かと一緒に住んでいれば
仮に急に倒れてしまったとしても、
相手が家にいるときなら救急車などを呼んでもらうことも
出来ると思いますし、
最悪のケースでも、相手が外出先から帰宅すれば、
あなたの異変に気付いてくれるとは思います。

が、一人暮らしの場合、仮に急に意識を失ってしまえば、
誰にも発見されず、ずっとそのままになってしまう
可能性も非常に高いです。

そんな場合どうなってしまうのか、対処方法や予防方法は
あるのかどうかを、詳しく解説していきます。

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一人暮らしで倒れると起きること

最悪の場合は、そのまま発見されず、
何日も、あるいは何週間、何か月と経過してから
ようやく発見される…
と、いうことになってしまいます。
当然、その時には、どのような理由で倒れたにせよ、
手遅れになっている可能性が高いでしょう。

勿論、一度意識を失っても、倒れた原因によっては
自力で意識を取り戻したりする可能性もありますし、
職場の人間が「〇〇さん来ないな?」となって
比較的早いうちに発見される可能性もあります。

とは言え、やはり誰かと暮らしている時よりも
「倒れたまま発見されない」というリスクは
”一人暮らしの場合は、誰かと暮らしているよりも高い”
ということは、自覚しておかなくてはいけません。

そのためにも、どのように対応すれば良いのか、
対処すれば良いのかを解説していきます。

意識がある場合にすべきことを覚えておく

急に体調不良になっても
一瞬にして意識を失うとは限りません。
そのため”これはまずい”と思った場合に
どうするべきかをしっかりと把握しておくことで、
いざという時に迅速に対応することが可能です。

助けを呼ぶ前に意識を失えば↑のようなことに
なりかねません。
急に調子が悪くなった場合、
一度意識を失ったけど、なんとか意識を取り戻した場合は
一人暮らしの場合、ただちに助けを求める必要があります。

するべきこととしては、

・救急車を呼ぶ(119)※緊急時は躊躇しないこと!

・救急車を呼ぶべきか迷った場合は
 救急相談センター(#7119)に連絡して相談する
 ※緊急時はこちらではなく、ただちに救急車を呼ぶこと。

・意識を失う危険性があると感じる場合は
 玄関のカギを開けておく

・意識がある場合は、必需品を用意しておく
(保険証、お薬手帳、お金、常備薬、スマホなど)

と、なります。
あとは、救急隊員の到着を待ちましょう。

上から順番に(救急車か救急相談センターはどちらか一つ状況に応じて)
意識のあるうちに対応できればベストです。

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入口が開いていない状態で意識を失うと?

救急車を呼ぶことが出来れば、
玄関の鍵などが閉まっている場合でも、
救急隊員は「諦めて帰ってしまう」ということは
ありません。

賃貸なのか、一軒家なのか、色々条件は異なりますが
何らかの手段を尽くして、家の中を確認してはくれます。

しかしながら、当然、「スムーズに玄関から入ることが出来る」
場合よりも、救急隊員があなたを発見する時間は
遅くなってしまいます。
倒れた原因によっては”その時間”が命取りになってしまう
可能性も当然あるわけです。

そのため、先ほど書いたように、意識があれば
「玄関のカギを開けておく」ということは
とても大事なことになるのです。

意識を失う心配がなければ、救急隊員が到着したら
鍵を開ければ良いだけですが
到着時に意識を失っていた場合、それが出来なくなります。

そのため、意識を失う危険があると判断した場合は、
玄関のカギを開けておきましょう。

必要なものを準備しておく

保険証、お薬手帳、常備薬などを最低限用意しておくと、
仮にそのあと意識を失っても、
素早く治療に移ることが可能になります。

財布やスマホなども、場合によっては用意しておけると
その後、入院が必要になった場合などに、便利です。
(一人の場合、家に置いて行ってしまうと、持ってきてくれる人が
いないわけですからね…)

保険証などの準備を優先し、もしも意識を失いそうなら、
玄関のカギをあけた後に、
テーブルの上など、救急隊員がすぐに発見できるような場所に
保険証などを置いておくと、万が一意識を失ってしまった場合でも
何も用意していない場合に比べると、円滑に進みます。

いきなり意識を失うケースへの対策

↑は、あくまでも「急に体調不良になった場合」の
対応方法です。

が、脳や心臓の症状など、
場合によっては”いきなり意識を失ってしまうもの”もあります。

その場合は、救急車を呼ぶこともできませんし、
玄関のカギを開けておくことも、保険証などを
準備しておくこともできません。

そうなってしまうと、最初に書いたような
長い間発見されず、見つかった時には
既に亡くなっている、ということにもなりかねません。

その可能性を少しでも減らすための対策としては

・枕元などにスマホを置くようにする
・友人や近所などと定期的に連絡を取るようにしておく
・その他人付き合いをある程度増やしておく
・保険証などが見つけられるように一か所にまとめておく
・もしもの時のために、持病などをメモして分かるようにしておく

など、色々な対策があります。

枕元にスマホも、”意識をいきなり失った場合”は、
どうにもなりませんが、わずかでも、時間があれば
スマホが近くにあれば、意識を失う前に連絡することも
場合によっては出来るかもしれませんので、
近くに置いておいて、損ではありません。

後は、人付き合いですね。
仕事をしている年齢であれば良いですが
老後などに関しては
”あなたの異変に気付く人”が、いない状態に
なってしうので、ある程度人付き合いを増やしておくと安心です。

何らかのサービスを利用しても良いですね。

とにかく”異変に少しでも早く気づく人”を
確保しておく、ということが
”救急車を呼ぶこともできないぐらい早く、意識を失ってしまった”
場合の予防方法になります。

ただ、”突然意識を失ってしまう”という状態に対する
100%の備えは、現実的にはなかなか難しいです。
どうしても、発見は遅れてしまいますからね…。

冷たい現実を言えば
どんなに備えをしていても、突然倒れた場合、
家に誰かが一緒にいるよりも、
助かる可能性は、低いです。

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健康を意識することが非常に大事

一人暮らしでなくても、自分の健康状態を
意識することはとても大切ですが、
一人暮らしの場合は「さらに」それが大事になる、
ということを覚えておきましょう。

どんなに気を付けていても、
どんなに健康でも、
人間は、突然倒れてしまうこともある生き物です。
残念ながらこればっかりは避けられません。

ですが、”その可能性”を下げることはできます。

常日頃から、健康に気を遣い、
その上で↑のような「もしもの時のための備え」と、
急に体調が悪くなってしまった時のための
行動を頭の中に入れておくことが、
大切になるかと思います。

「100%大丈夫」は、残念ながらありません。
これは、同居家族がいても、同じことです。

とは言え、上のようなことを覚えておくだけで
”リスク”を減らすことはできますので、
そのあたりは、しっかり頭に入れておきましょう!

まとめ

一人暮らしの場合は
「急に倒れた場合」のリスクはどうしても高まります。

怖がる必要はありませんが
「そういうリスクはある」という現実は
しっかりと受け入れた上で、
色々と対策をしたり、
知識を深めておく、ということは
大事なポイントになります。

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