冷凍食品の冷凍焼けの原因と対処法!食べても大丈夫?

この記事は約5分で読めます。

「冷凍食品」にはご飯ものから、弁当用、具材まで、
色々な種類が存在しています。

そんな冷凍食品の天敵となるのが
「冷凍焼け」と呼ばれる現象ですね。

「冷凍焼け」とは、
食品内の水分などが抜けることにより、
冷凍食品の劣化を招いた状態のことを示します。

場合によっては、冷凍食品を購入した時点で
そういう状態になっていることもあり、
せっかく購入した冷凍食品の味が落ちてしまっているようなことも…。

では、この冷凍焼けの原因と対処法には
どのようなものがあるのでしょうか。
この点について解説していきます。

スポンサーリンク

冷凍焼けするとどうなるの?食べても大丈夫?

まず、冷凍焼けした冷凍食品を
食べても大丈夫かどうか、という点ですが
これに関しては、問題ありません。
冷凍焼けしてしまった冷凍食品を食べても、
健康上に影響を及ぼしたりすることは
ありませんので、その点は安心してもらってよいですし、
冷凍焼けしているからと言って、処分したりする
必要はありません。

具体的に「冷凍焼け」してしまった冷凍食品に
何が起きるかと言うと…

・風味が落ちる
・食感が変わる
・変色する
・一部固くなったりする部分が出て来る
・電子レンジなどで調理した時に水っぽくなったりする

と言ったことが起きる可能性があります。

先程も書いた通り、こういった状態の冷凍食品を
「食べる」こと自体は全く問題はないのですが、
風味などが落ちてしまうので、
万全の状態のおいしさを味わうことが
出来なくなってしまいます。

では、ここから先では冷凍焼けが起きてしまう原因と
対処法を解説していきます。

長期間保存されているもの

まず、長期間保存されている状態が続くと
どうしても、ご家庭の冷凍庫は開け閉めなどをするため
温度の変化などが起きて、冷凍食品が劣化していきやすいです。

長期冷凍庫に入れ続けていた冷凍食品などは
冷凍焼けを起こしている可能性が高いため、
注意が必要です。

対処法としては
「出来るだけ早く食べること」ですね。

長期保存できるのが冷凍食品の魅力ではありますが、
長期保存をしていればしているほど、味は劣化
していく、というのが現実です。

スポンサーリンク

一度溶けてしまったもの

一度溶けてしまった冷凍食品は
冷凍焼けを起こしやすいです。

購入後、真夏などは特に
なるべく早く冷凍庫に入れるようにし、
冷凍焼けを起こしてしまうことのないように
注意することが大切です。

また、ご家庭内の冷凍庫の開け閉めを
最低限にし、開けっぱなしにしないように
心掛けることや、
冷凍食品を一度冷凍庫から出して
「やっぱり今日はいいや」だとか、そういうことは
しないようにしていくことも、大切ですね。

冷凍庫の環境によるもの

冷凍庫内の温度が上がると、
↑でも書いたような理由から冷凍焼けを
しやすくなってしまいます。

そのため、冷凍庫の環境を最適な
状態に保つことも重要です。

通常、あまり気にする必要はありませんが、
長年使い続けていて、経年劣化を起こしている冷蔵庫を
使い続けている場合や、
開け閉めが激しく、開け閉めによって
冷凍庫の環境が悪くなってしまっている場合、
冷凍庫に物を入れすぎている場合、
暖かいままの食品を冷凍庫で凍らせようとしている場合などは
冷凍庫の環境が、冷凍食品にとっては
悪い状況になってしまうため、
出来る限り避けるようにしましょう。

なお、何もしていないのに、冷凍庫の中のものが
溶けたりするようになってしまった場合は
冷蔵庫の故障も疑われるので、
注意深く確認してみて下さい。

売れ残りや、一度溶けた商品に注意

冷凍食品の冷凍焼けの原因となるのは
「購入後」だけではありません。

「購入前」の時点から
既に冷凍焼けしてしまっているようなケースも
実際にあるため、この点には注意をしなくては
いけません。

どういうことかと言うと、
お店で、お客さんが冷凍食品を買おうとして一度
カゴに入れたものを、「やっぱりやめた!」と
もう一度売り場に戻したり、
ずっと売れ残っていたり…と、
「冷凍焼けしてしまう」要素がお店にある段階で
繰り返された場合、購入前の時点で
「既に冷凍焼けしている」という状態に
なっていることは、よくあることです。

そのため、ネットスーパーなどで購入する場合に
関してはどうすることもできませんが、
お店で購入する場合については、
しっかりと確認してから購入することをおすすめします。

もちろん、袋を開封して確認することはできませんので
目視で確認することになりますが

・明らかに賞味期限の近いもの
・米系の冷凍食品の場合、団子状に固まっているもの
・霜などがついているもの
・他のお客さんが、売り場に戻した(のを見た)もの

などに関しては回避することをおすすめします。
そういったものは冷凍焼けしてしまっている
可能性も高いです。

ただ、100%回避することはできませんので、
ある程度の目安として考えておいてください。

最初から冷凍焼けしているものを
掴んでしまった場合は…
運が悪かったと諦めるしかありません。

まとめ

冷凍食品が冷凍焼けしてしまっている場合でも
食べること自体に問題はありませんし、
健康に影響はありません。

しかしながら、味や匂いなどの
「食べる際の楽しみ」の部分に大きな影響を
及ぼしてしまうので、
出来る限り「冷凍焼け」をしないように
冷凍食品を保存、楽しめるようにしたいものですね。

私もよく冷凍食品のごはん系は食べますが
冷凍焼けしてしまっているものを調理すると
本当に、かなり味が落ちてしまいます。

出来る限りは、そうなってしまわないように、注意していきましょう!

タイトルとURLをコピーしました