人間の生きる意味とは何か、
難しい課題ですが、
中には「子孫を残すこと」だと思い込んでしまっている人もいて、
そういった人の中には
「子孫も残さないなんて生物として問題がある」みたいな
偏見を持ったことを言うような人も、残念ながらいます。
しかしながら、実際のところは
「子孫を残すこと」だけが目的ではなく、
生きる、ということには色々な意味があるのです。
そして、”なぜ生きるのか”は自分自身が決めることであり、
他人が口を出すことでも、他人に押し付けるものでもありません。
「子孫を残すこと」を目的に生きることも
当然、個人の自由です。
ただ、”自分の考え”を押し付けてはいけない、ということですね。
子孫を残すことを目的としていない人もたくさんいるわけですし
”こう生きなくてはいけない”と、誰かが決めたわけでもありませんから、
「子孫を残さないやつは…」みたいなことを言っている人は
”自分の考えを勝手に他人に押し付けているだけ”ですので、
その点は、考え方を改めた方が良いでしょう。
”生きる意味”ということをあまり難しく考えすぎず、
もっと気楽に考えていくことも、
人生を少しでも楽しいものにしていく上では大事なことです。
生きる意味は「人それぞれ」。子孫のためとは限らない
人間が生きる意味は、人それぞれです。
もちろん、子孫を残すため、と思う人は
それでよいですし、
そう思わない人は、他の目的を見つめても良いです。
こういう部分を難しく、理屈っぽく考えすぎてしまう人が
多いですが、
もっと簡単に「美味しいものを食べるため」「趣味を楽しむため」
「旅行をするため」「何か偉業を達成して歴史に名を残すため」
「有名にはなれないけど、何か創作活動をして作品を世の中に残すため」
などなど、簡単な日常的なことでも良いのです。
生涯独身で美味しいものを食べ歩くような人生を送るのも良いですし、
子孫を残して、成長を喜んでも良いですし、
ずっと一人で趣味に没頭しても良いのです。
生きる意味は他人が決めることではなく、自分が決めることであり、
人それぞれで良いことです。
間違っても”子孫を残すため”と決まっているわけではありませんので、
この点は、自分自身で見つけていくことです。
何かを残さないといけないわけではない
「子孫を残さない人間は何も残さない」みたいなことを
言う人もいます。
そもそもそれも間違い（例えば生涯独身の作家が作品をこの世に
残したりしていますよね）なのですが、
それ以前に、”何かを残さないといけない”などとは
決まっていません。
自分が生きている間に「楽しい」と思えるようなことがあれば、
それこそ、あなたが生きている意味の一つですし、
別に何も残さなくても、良いのです。
旅行に行ったときも、例えばお土産などを買わなければ
形としては何も残りませんよね？
それと同じで、人生も「この世界に一時的に遊びに来ている」
みたいに、もうちょっと気楽に考えればよいと思います。
何かを残さなくちゃ！みたいな切羽詰まった考えを
していると、せっかくの人生と言う名の旅行を
楽しめなくなります。
別に、何かを残さないといけないわけではない。
この点を覚えておきましょう。
いや、それでも何も残さないと意味がないんだ！
という人もいるとは思いますが
究極の話をすれば、子孫を残そうとも、いつかは家系は
途絶えるものですし、
もっと言えば、地球は太陽が寿命を終える時までに
滅亡するので、
（※何十億年後の話なので、皆さんが心配する必要はありません！）
結局、何を残そうと、最後には全て無くなることになります。
仮に何十億年後に地球から出て、
他の惑星で人類が生き延びることができるようなことが
あったとしても、
「宇宙もいずれ消滅する」と言われており、
結局、”いつかは終わりが来る”わけです。
なので「何かを残さないと意味がない」と言うのであれば
結局最後には何も残らないので
「全てのことが意味がないこと」になってしまいます。
ですが、そうではありませんよね。
何も残らなくても、本人にとっては確実に意味のあることですから、
「子孫を残さない」人の人生も意味がないなんてことは
決してないのです。
”何かを残さないといけない”なんてことはありませんし、
ただ自分だけが楽しく過ごして一生を終えるような人生でも、
それはそれで、本人が満足していれば良いことです。
生物学的に…も、人類が勝手に考えたこと
「生物学的に言えば子孫を残すために生まれて来た」
みたいなことも言われることがありますが、
その生物学も、しょせんは”人間が勝手に考えたこと”でしか
ありません。
この世のものの考え方や、法則、その他もろもろは
結局のところ、
「人間が勝手に考えたものでしかない」ので、
正解は誰にも分かりません。
宇宙規模では「人間が存在する意味」もちゃんと
あるのかもしれませんが、
そんな難しいことは人間には分かりませんし、
考える意味もないですよね。
なので、この点も難しく考える必要はなく
やっぱり「自分の生きる意味は自分で考えて、見つけたものが正解」
ということです。
見つからない場合でも
何か少しでも「美味しい！」「楽しい！」「嬉しい！」と感じるような
ことがあれば、その瞬間が、生きる意味の一つです。
辛いことも色々あるとは思いますが、
生きてなければ「楽しい」と感じる瞬間も
なかったわけですからね。
自分の生きる意味を他人に押し付けない
自分の生きる意味を、どのように考えるかは
個人の自由です。
そもそも生きる意味なんて難しいことを考えずに
ただ毎日を漠然と過ごしたって全然良いと思います。
正直、考えるだけ時間の無駄だと思いますからね。
ですが、中には「これが自分の生きる意味だ！」と
いう考えを持っている人もいると思います。
そういう考えを持つこと自体は、別に悪いことでは
ありませんし、先ほどから書いている通り、
個人の自由です。
が、間違ってもそれを”他人に押し付けたり”
しないようにしてください。
例えば「子孫を残すこと」が自分の生きる意味だと
思うことも自由ですが、
独身の人に対して「子孫を残すことが人類の目的なのに
それを果たさないなんて」みたいなことは
”言ってはいけない”ことです。
それはあなたの生きる意味であり、
他の人まで同じ考えとは限りません。
”生きる意味は人それぞれ違う”
ということは、よく覚えておきましょう。
全員が同じ目的に向かって行動するのであれば
それはもう人間ではなく、ただのロボットですからね。
気楽に生きればいい。難しいことを考える必要なし
「人間の生きる意味」なんて
難しいことを、趣味以外で考える必要はありません。
”好きで”人間の生きる意味を考えたり、想像したりするのであれば
それは趣味の一環ですから、
構いませんが、本気で悩んでしまったり、
苦しんでしまったりするのであれば
”考える必要のないこと”なので、
余計なことは考えずに、
日々を普通に楽しむことをおすすめします。
どんなに考えたところで、
”人間の生きる意味”なんて結局
答えは分かりませんから、
自分が考えたくて考える場合はさておき、
そうでないのであれば
考える必要性すらないことです。
まとめ
人間の生きる意味は”人それぞれ”です。
間違っても「子孫を残すこと」だけでは
ありませんし、
そう思う人はそう思うだけで
正解など、誰にも分からないことです。
あなたが「これが生きる意味だ」と思ったら
それがあなたにとっては正解ですし、
そんなに難しく考えずに、
気楽に考えていけば良いことです。
