品薄を煽る報道や記事はいらない。悪質な煽りはやめて!

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商品の「品薄」。

これを引き起こす要因はいろいろとあります。
そもそも、その商品自体の生産数が少なかったり
予想外の人気で生産が追い付いていなかったり
するケースもありますし、
何らかの事態が起きて、それが原因で
品薄(オイルショックのトイレットペーパーや
新型コロナウイルスのマスクなど)が起きたり
することもあります。
最近では「転売屋」による買い占めなども
その要因の一つでしょう。

そして、もう一つの要因は
「煽り」です。
ニュースや、ネットの記事、SNSなどで
品薄を煽る。
悪意を持って煽っている人もいれば
結果的に煽ることになってしまっている人もいますが、
この「煽り」も、大きな問題の一つになっているのは
事実でしょう。

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人間は流されやすい生き物

人間は、周囲に流されやすい生き物です。
スグに影響されてしまいます。

例えば、ニュース番組などで
「〇〇が品薄になっています」などと
放送すれば、それを買いに行く人は増えます。
本当に品薄になっている場合はもちろん、
実は騒がなければそこまでではないものも
人々は買いに行ってしまい、
結果的には”本来起きるはずのなかった品薄”まで
発生することになってしまいます。
ニュースなどで、特集を組んだり
記者がお店を回って「ありませんねぇ」などと
放送すれば、もうすぐに品切れします。
それだけ、悪い言い方をすれば、単純な生き物なのです。

そのため、”安易な品薄報道や記事”は、
品薄を増長させることになり、
品薄の発生、という観点から考えると、
”するべきではない”ことです。

「〇〇が健康にいい」なんて特集をやれば
翌日、それが品切れたりする世の中ですからそういう自覚は
持っておくべきですね。

品薄を煽るべきではない

品薄に関する記事や報道、
そういったものは、できる限り
避けるべきです。

もちろん、〇〇が品薄、という事実を
伝えることが大事、ということも分からないでもありませんが
それは、かえって品薄を増長させるだけの
行為であり、控えるべき行為です。

むしろ、それをしたことによって
神経質な人や心配性な人が必要以上に
買いあさったり、転売屋が動き出したり、
そういったことにつながりかねず、
事実、品薄になる事柄が起きていたのだとしても、
余計な報道や煽りをすることによって、
”本当は品切れになるほどではなかった”かもしれないものまで
品薄に追いやってしまう可能性があります。

そういった観点からも、
余計に品薄のことを話題にしたり
記事にしたりすることは、避けるべきなのです

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余計な品薄報道や煽りは、悪循環を生む

余計な品薄の報道は、
悪循環を生み、さらに品薄を拡大することに
繋がります。

例えば「〇〇がない!」とテレビで報道されれば、
どの程度かはその時によっても異なりますが
少なからず、その報道された「〇〇」を買いに行く人は
出てくるでしょう。
品薄がニュースになるということは
その時点で既に品薄になりそうなことが起きている、
あるいは品薄になっているのだとは思いますが
そのことをニュースにすることによって、
さらに品薄が拡大することになるのです。

見た人の中には、必ずそれを
買いに行く人もいますし、
過剰反応して大量に買う人も出てくるでしょう。

そうなってくると
さらにお店の品薄が進み、
ネット上などでも「〇〇がなくなってきている!」と
いう話になり、さらに買う人が増えて
次第に転売屋などに狙われたり、
店頭で「あ、これが少ない!」となったり、
そういったことにもつながって来るように
なります。

そうなってくると、
本来は「品薄にはなったものの、それでも
買えないというほどではない」レベルの品薄で
済むはずだったものが
「どこに行っても買えない」レベルに
なってしまう可能性があります。

もちろん、ニュースなどに
取り上げられなかったとしても、
買えない状態に陥る可能性は
ありますが、それでも、そうなるまでの時間は
長くなると思いますし、
必要以上の買いあさりが出現する
可能性は低くなるかと思います。

仮に本当に品薄だったとしても、
品薄のことを騒ぐのは、マイナスでしか
ないのです。

まだ品薄になっていないものを煽るな!

さらに悪質なのは、
そもそもまだ品薄になっていないのにも
関わらず、品薄を煽るようなニュースや
記事を出すところですね。

その記事やニュースがきっかけとなって
品薄になってしまう可能性もあります。
人間とは単純な生き物ですから、
「品薄になるかも!」と言われれば
実際、品薄になる要素なんてなかったとしても
不安に駆られて、買い占めたり
必要以上に購入したりする人は増えていきます。
そうなってくれば、
本来、何も問題なかったはずのものが
品薄になる可能性も。

例えば、新型コロナの際には
他国で、デマ情報がきっかけで
一時的にトイレットペーパーが品薄に
なったこともあります。
これは、完全にデマ情報が原因で、
後に「品薄になる要素はない」ことが
発表されて、品薄はすぐに解消されましたが、
こういった煽りが、無駄な品薄を生み、
無駄なパニックを生む可能性があるのです。

面白おかしく、品薄を煽る、ということは
やってはならないことです。

余計に騒げば逆に悪化する

品薄だ!品薄だ!と騒げば
余計に品薄の状態は悪化します。

騒げば騒ぐほど不安に感じる人は増え
その人たちが、品薄になっているものを
”必要以上に買いあさる”可能性が
高まります。

そして、必要以上に買い漁る人がいると、
元々冷静に考えていた人も
”ある程度買わざるを得なく”なります。
なぜなら、自分だけが冷静であっても
周囲がパニックになっていれば
商品は無くなってしまいますからね。

そして、転売屋も動き出しますし
全てにおいて悪循環になります。

品薄だ!と聞いているから
なんとなく買う!という人や
流行っているものに乗せられる人、
レアなものはついつい買ってしまう人…
いろいろな人が、その品薄の商品を
買い始めてしまい、
最終的にさらに品薄がの状況が
悪化してしまい、
本当に必要な人にいきわたらなくなる、
そういう流れになってしまいます。

基本、今の世の中は
”品薄”などという記事や報道が
出てしまえば、もうそれで終わりです。
たいていの場合、品薄の状態が悪化し、
お店で不通に手に入らなくなってしまいます。

ネット上などでも、自分自身が必要と
しているものが買えずに「品薄になっているようです!」とか
叫ぶ人もいますが、
自分で自分の首を絞める行為なので、
やめておいた方が本当はいいのです。
品薄!と声を上げる人が増えれば増えるほど、
余計に品薄の状況が悪化します。

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本当は言わないほうがいい

「品薄」と、言わないほうが
本当は、余計な混乱が起きないのです。

テレビや新聞などで報道せず
ネットでも騒がず、変に煽らず。

実際のところ、それだけで
阻止することのできる品薄も
あるはずです。

余計な混乱や余計な買い占め
パニックを扇動するような報道や
ネットの流れ、
それに乗じた転売屋…
そういう”本当は起きなかったはずの大量購入”が
起きることにより、
品薄というものは長期化したり、
発生したりするものです。

まとめ

余計な煽りは必要ありません。
それをすることによって
品薄になる商品が出て来たり、
余計な混乱が起きたりします。

人間は流されやすい生き物であり
パニックに弱い生き物です。
狂ったように、買い漁ります。

そういう状況を誘発させようとしている、
あるいは、悪気はなくても
結果的に品薄の状況を増長させている…
そんな報道をしていたり
ネットでわざと騒いでいたりする行為こそが、
”必要なものが手に入らない”状況を
作り出しているのです。

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