内部告発は裏切りではない!会社側の自業自得の結末

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”内部告発”は
裏切りだと考えている会社の人間も世の中にはいます。

ですが、果たして本当にそうでしょうか?

内部告発をする社員は裏切り者だと
考えている人間は、自分本位な考え、
会社本位な考えしかできなくなっている
”大変危険な存在”であると私は思います。

そもそもなぜ”内部告発”されてしまうのか。
それをちゃんと理解していれば、
そのような考えは浮かんでこないはずなのです。

内部告発を裏切りだと考えている人は、
その考えを改めましょう。

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告発されるのは自業自得

会社が内部告発されてしまうのは自業自得です。
なぜ、内部告発をされてしまうのか。
それをよく考えれば、それを裏切り行為などと
思うことは”普通”できないはずなのです。

それなのに、裏切りだと考えてしまう。

原因を作っているのはそもそもどこにあるのか。
この当たり前のことを理解できていない。
だから、内部告発を裏切りだと思ってしまう。
悲しい事ですね。

告発される原因は何か。
それは、会社側が何らかの違反、あるいは不正を
しているから、という一言につきます。

告発する人間にとっても、大きなリスクを背負うことになるのが
”内部告発”です。

ですが、それをする。
と、いうことはよほど追いつめられているということですし、
そこまで追い詰めたのは会社側、上司側の人間たちです。
つまり、原因を作っているのは会社側そのものであり、
裏切りでも何もなく、言うならば”自滅”しているだけなのです。

そのことを忘れてピーピーと騒ぐのは
自分のしたことを忘れて(もしくは棚に上げて)
逆切れしているのと同じことです。

では、内部告発を裏切りだと思って”しまっている”人のために
もう少し、詳しくポイントをまとめていきましょう。

悪いのは誰か

悪いのは誰なのか。よ~く考えてみてください。
告発されるような要素を持つ会社か、
それとも告発した人間か。

確かに、告発があれば、
それが大きな問題になった場合、
会社は大きなダメージを受けることになります。
最悪の場合は倒産に至る可能性もありますね。

そうなると路頭に迷う社員も出てくるでしょうし、
不祥事が明らかになれば、その不祥事とは関係のない社員にまで
取材が押し寄せたりすることもあるわけです
(不祥事に関わってる上層部が取材されるのは自業自得ですが)

このことに対して”告発する人間は周囲のことを何も考えていない”
などと”勘違い”する人もいるでしょう。

ですが、悪いのは本当に告発した人間か?
答えはNoでしょう。

告発する!と決断した原因は何か。
それは「会社」です。

つまり、根源は会社にあるのです。
告発自体はそれが事実であれば(告発者が嘘をついている場合は例外)
何も悪い事ではありません。
会社が悪い事・違反行為をしていたのですから
それ相応のペナルティを社会的に受けることは当然ですし、
世間に出てしまって困るようなことは
最初からしてはいけないのです。

それをしているのは会社ですから、
悪いのは告発者ではなく会社です。
「お前さえ告発しなければ上手くやっていけていたのに」
なんていうのは自分(会社)のことしか考えていない、
自分を不正に正当化しようとしているだけです。

世間に出れば叩かれるようなことをやっているのですから
お前さえ告発しなければ、ではなく悪いのは会社自体です。
ばれなければやってもいい、という考えをしているようでは
その告発者が告発しなかったとしても、いつか必ず
別の誰かによって告発されているでしょう。

このことからも、
内部告発によって会社が転覆してしまったとしても、
”その告発者のせい”ではなく
結局”会社のせい”なのです。

会社が告発される原因となったことをしていなければ
その告発者は告発することもなかったわけですから
原因は会社が作っている、ということは
言われなくてもすぐに分かるのではないかと思います。

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見苦しい言い訳をしない

内部告発された後に、見苦しい言い訳をする会社も居ます。
ですが、そんな言い訳、今の世の中、
通用しませんし、すぐに見破られます。
むしろ、見苦しい会社として、さらに評判を
下げることになるだけでしょう。

そもそも、そんな言い訳をするぐらいなら
最初から、不正行為などはしなければ良いのです。
言い訳などしても、もう遅いです。
内部告発される原因を作ったのも会社であれば、
そういう状況を作ったのも会社です。
全ては自業自得。

担当者不在、だとか時間を稼いだり、
覚えていない、だとか事実を確認できない、だとか
小賢しいことをしても、
今の世の中、そんなことに騙されるほど世間は甘くはありません。
そういうことをしていればしているほど
評価は下がって行きますし、世間的なバッシングや風当りも
どんどん強くなっていってしまいます

そうなってしまわないためにも
会社は、日ごろから正しい選択をしていく必要があります

逆切れする会社は愚か

内部告発されると、報復人事などに動き出す会社もあります。
表だって何もしていなくても、裏では圧力をかけたり
小学生レベルのいじめまがいの行為をしたりと
非常に低レベルな行為が見受けられる会社もあります。

そんなことをするような会社ですから内部告発
されるようなこともしてしまう、というのは
分かりますが、
もしも問題になってしまったのであれば、自社の行動を反省し、
謝罪するべき部分についてはしっかりと謝罪することが
大切になるかと思います。
見苦しい行為を繰り返していれば社会的な信用を
どんどん失っていく結果になり、
最終的には会社そのものが転覆してしまう
結果に陥ることになるでしょう。

そして、これは”告発”のせいではありません。
告発されるようなやり方をしていた会社が原因を作っています。

逆切れすることはそもそもの間違いですし、
会社側は内部告発があった場合、真摯にそれに向き合う
必要があります

圧力をかけても無駄

内部告発されないように圧力をかけたり、
社内で言い訳を繰り返すような会社もあります。
ですが、圧力をかけても無駄です。
不正などをしていれば、いずれ内部告発が起きるでしょう。
人間はロボットじゃありません。
一人ひとり、ちゃんと意思を持っています。

圧力などでどうにかしようとしても無駄ですし
そんなことをするのであれば、
内部告発を別の方向から阻止するように
心がけて下さい。

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内部告発を阻止するには?

内部告発を阻止したいのであれば方法は簡単です。
何をすれば良いか。
それは、不正な行為や違法行為をしなければ良いのです。
告発されるような原因が無ければ、告発されないでしょう。

内部告発を阻止するために圧力をかけたりだとか、
そういうことをするのではなく
単純に”ちゃんとやれば”良いのです。

仮に、ちゃんとやってるのに言いがかりで内部告発を
するような人がいたとしても、
ちゃんと日頃からやっていれば、
しっかりとそのことも分かってもらえるはずです。

内部告発を阻止する方法はただ一つ。
”告白されるようなことをしなければいい”
それだけです

すべてが終わることもある

内部告発から、会社に大打撃を与えて
会社自体の存続が困難になるようなケースも
実際にあります。

普段、調子に乗っていたツケが回ってきた、
とでも言うべきでしょうか。
そうなってしまえば、経営陣もそうですし
社員も路頭に迷います。

特に、内部告発された事柄が
法律に触れるものであった場合、
経営陣の再起はもはや不可能でしょう。

このように、社員を甘く見ていると
全てが終わる可能性がある、ということは
覚えておくべきでしょう。

まとめ

内部告発を悪いものだと考えている
”勘違いさん”が多いですが、
内部告発自体は何も悪い事ではありません。

そもそも悪いのは告発されるような原因を
作っている側なのですから、
会社側の自滅です。

内部告発が裏切りではなく
そう仕向けているのですから
どのような結果になってしまっても
会社側の自業自得でしょう。

そうなってしまわないためにも
会社側は今一度自分たちの行いをしっかりと
見直してみて違法や不正がないか
ちゃんと確認しておくことをおすすめします。

人を雇用する以上、
しっかりと責任を果たす必要があります。

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