自営業に有給休暇ってあるの?その答えは?知っておくべき点を解説!

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”自営業”にも有給休暇は
あるのかどうか。
自営業を始めたいと思っている人には
気になる部分の一つであると思います。

中には「自営業を始めたいと思っているのですが、
有給は取れますか」みたいな人もいます。

ですが、それは根本的に考え方を少し間違えています。

もちろん、知らないのは悪いことではありません。
これから知っていけば良いだけのことですからね。

では、自営業に有給はあるのかどうか、という点に
ついて解説していきたいと思います。

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自営業に有給はない

自営業には、残念ながら
「有給休暇」という仕組みはありません。
何故なら”休みの日”も含めて
自分自身で考え、創り出していくものですから、
そもそもの話、「休日」も何も、誰かから与えられるものではなく、
自分自身で決めていくものです。

極端な話をすれば、
365日ずっと仕事、という可能性もありますし、
365日ずっと休み、ということもまぁ…やろうと思えばできるわけです
(もちろん収入は無くなりますが、”やるだけ”なら可能です)

自営業には”誰かから貰える有給”は
会社員とは違い、存在しないため、
その点は勘違いしないように、注意が必要です。

休めば稼ぎが減るのが「自営業」

会社員として働いていたり、公務員として
働いているような場合は、
”休んでも”、元々存在していた休み(例えば土日や祝日)だったり、
有給休暇であれば、収入が減ることはありません。

残業を普段している人は、休めば残業しない分収入は減りますが、
それはまた別の話です。
元々の基本給…約束された部分に関しては
ちゃんとした休みであれば、減ることはありません。

しかしながら、自営業の場合は話は違います。
「休み」を取れば、基本的にその分、収入は減ります。

例えば自分でお店をやっている場合、
お店を閉めれば、当然売上は発生しないわけですから
収入は減りますよね。

そのため、休んでも給料をもらうことができる=有給、というものは
自営業には存在しないものなのです。

それどころか、土曜日や日曜日に休んだ場合も
自営業は収入が減ります。

会社員の場合は、土曜日や日曜日が元々休みの場合、
その日を普通に休んでも”給料”は同じです。
変わることはありません。

休日出勤や残業をすれば「増える」ことはありますが、
それはあくまでも「増えている」だけであり
「休んだら元々の分が減る」ことはありません。

が、自営業は「減ります」
元々稼ぐはずだった分が、休めば休むほど減っていくものなので、
自営業は”休めば稼ぎが減る”ということを
しっかりと認識しておかなくてはいけません。

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稼げれば休みは増やせる。稼げなければ休みは無くなる

それが、自営業の世界です。

例えば月に10日働くだけでも
暮らしていけるレベルに収入を得ることができるのであれば、
20日間休んでも誰も文句は言いません。
それもまた、自分が決めることだからです。
例えば10日働くだけで、30万円稼げるのであれば
あとはずっと休んでも、別に良いでしょう。

ただし、逆に、30日働いても、生活していけるレベルの
稼ぎがやっと…と、言う場合に関しては、
休んでいたら生活できなくなってしまいます。

自営業という世界は弱肉強食の世界でもあり、
「勝てば休める、負ければ休めない」
と、いうのが現実です。

いっぱい稼げれば休みも増やせますし、
全然稼げなければ、休むことすらできなくなります。
土日も、お正月もです。

どちらに転ぶかは、実際に自営業をやってみなければ
分かりません。
それもまた、自営業の難しさであり、奥深さでもあります。

「休んでいても収入を得る」ようにできれば…?

自営業には有給は存在しません。
ですが「実質的に有給のような状況」を作り出すことは
場合によっては、不可能な話ではありません。

ただし、そう簡単なことではありませんので、
その点は注意してください。

一つは「働いてなくても収入が入ってくるようにする」と
いうことです。
例えば、業種などにもよりますが、
”月々いくら”みたいな感じのサービスなどを提供できれば、
例えば日曜日に休んでいても、仕事の日にしっかりと
仕事をしておくだけで、継続して収入を得ることができます。
個人事業で月々の契約を取れるようなものは
なかなかないとは思いますが”継続して支払いしてくれる何か”を
生み出すことができれば、”休みの日”も関係なく
収入は生まれることになります。

他にも「不労収入と呼ばれるような収入を作ること」も
一つの方法です。
それを本業にするのは難しいと思いますが
例えばネットのサービスなどを開発して、
それで収入を得ることができるようになったり、
ブログやサイトで収入を得ることができるようになれば、
”仕事の日”にその更新や必要な仕事さえしておけば
収入は休みの日にも発生することになります。
これも、有給とは違いますが、有給のように
”休んでいても稼ぎが生まれている”状態にはできます。

最後に、お店などの場合は
「アルバイトを雇う」ということですね。
もちろん、人件費がかかりますし、
自営業の場合はなかなか大変なことではありますが、
アルバイトを雇うことができたのであれば、
自分が休んでも、代わりにお店として稼ぎは
生まれますし、自営業は、そのお店の売上から
必要な費用を引いた金額が自分の収入になりますから、
結果的に”休んでいても収入を得ることができる”
という状態になります。

ただし、これに関しては”信頼できるアルバイト”を
育てる必要もありますから、すぐには難しいでしょう。

このように、”休んでいても収入を得ることができる”状態…
”有給もどき”を作り出すことは可能です。

ずっと休むのも自由。それでも一応「自営業」

自営業者には、簡単な申請を出すだけで、
すぐになることができます。
個人事業主の申請を提出するだけです。
厳しい審査などもありません。

”1円”でも稼げば自営業と言っても良いでしょう。

実際に、自営業は稼ぎを問わず”なる”だけならできます。
仮にその後収入が0円になったとしても、です。

実際、生活できるかどうかは別問題として、
個人事業主の開業届などを提出して、
後は365日ずっと寝てても、形式上は「自営業」となります。

極端な話ではありますが、
自営業は全てを自分で決めるものですから、
そういうことも、やろうと思えば
現実的にどうなるかはさておき、できるわけです。

逆に、365日働いても、
自営業が”自分で働く”場合は、違法でもなんでもなく
”自分の勝手”です。
その結果身体を壊すのも自己責任ですし、
全ての責任を自分が追う世界なのです。

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「有給が欲しいから自営業」はNG

有給が欲しいから自営業、
休みが欲しいから自営業、みたいな
考えは絶対に控えて下さい。

ここまで書いてきた通り、自営業には
そもそも有給休暇は存在しませんし、
場合によっては休みも取れないような
状況に陥ってしまうこともあります。

そのため”有給休暇が欲しいから自営業を始めたい!みたいな
考えで、もしも自営業をやろうとしているのであれば、
やめておいた方がいいです。

その考えで自営業を始めれば、ほぼ確実に”失敗”します。

まとめ

自営業には与えられる有給休暇はありません。
休みも、自分自身で作り出していくのが、自営業です。

そのため、有給休暇どころか、
休みがあるかどうかも、自分の努力次第に
なりますので、
その点は、しっかりと覚えておくようにしましょう。

後から「こんなはずじゃなかった」となってしまわないように、
今回ご紹介した部分も含め、
自営業を始めたいと考えているのあれば、
”色々な部分”を見て、知っておく必要があります。

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