いつまで経ってもテナント募集の物件!その理由とは…?

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「この物件、ずっとテナント募集中だなぁ」
なんて思ったことはありませんか?

お店が無くなり、
テナント募集中になったものの、
そのあと、ずっと次のお店が入らず
テナント募集中になったまま…

そんな建物を見たことはありませんか?

通常、募集をかけると、ある程度の期間で
新しい入居者が決まり、新しいお店が出来るなり、
新しい事務所が出来るなり、何らかの動きが
あるものです。

しかし、場所によっては数か月、あるいは数年が
経過してもずっと募集を続けている状況…
そんな場合もあります。

これには、どんな意味があるのでしょうか。

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ずっとテナント募集中!その原因は?

ずっとテナント募集をしている…
それはつまり、そのまま次の入居者が決まらないことを
意味しています。
もしも、何かのお店が入れば、当然、そこには
お店なり事務所なり、次に入居した人の
ものが出来上がるわけです。

また、契約だけして入居はちょっと先、
という場合でも、入居者が決まっている場合は
「募集中!」ではなくなるため、
そういう表示は消えるでしょう。

ですが、それが無い、ということは
まだ次に入るヒトが決まっていない、という状況なわけです。

ずっとそういう状態ということは何かあるのか?と
思ってしまうかもしれませんが、
実際のところ”何かある”というのが答えになりますね。

良い物件であれば、すぐに入居者が入るものです。

では、募集中が続く理由とは何なのでしょうか。

場所が悪い

場所が悪い物件には入居者が入らないことも多々あります。
やはり、借りる側は、自営業でも起業でも、人生が
かかっているような側面もありますから、
失敗するわけにはいかないのです。

そういった意味では、場所が悪い場合は、
ある程度条件が良くなければ入居者も入らないでしょうし、
賃料が安かったとしても、場所によっては入居者がなかなか
決まらないことは実際にあります。

私の前の勤務先の側にも、
駅前のテナント募集中物件があったのですが、
そこが2階な上に、入り口の階段が相当分かりにくい場所だったため
1年経っても、2年経っても入居者は現れていませんでした。

場所が悪い場合は、
なかなか入居者が決まらないことはあるかと思います。

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賃料などの条件が悪すぎる

条件面が悪い場合、当然契約する側も
考え直しますから、なかなか入居者が決まりません。
例えば「この場所、いい場所なのにどうして?」みたいな場合は
この可能性もあります。

どんなに一等地だったとしても、
月々の賃料が高額になっていれば、そこでお店を開いたとしても、
赤字になるのは目に見えています。
そのため、良い場所なのにずっと入居者が現れない場所は
何か条件面で不利な部分があるのかもしれません。
賃料以外にも、最初に支払う
礼金や保証金、敷金などが高い場合、
入居のハードルはグンと上がります。

何か土地的にある場合

その土地に何か問題がある場合…
例えば、以前に誰かが命を絶っている場所だとか
そういう場所である可能性も考えられます。

また、近くにゴミ屋敷がある、だとか
そういう可能性も考えられますね。

場所としては申し分ないし、
条件も申し分ない…
でも、誰も入居していない。
そういう場合は、こういう可能性も考えられるわけです。

誰かが過去にその場所で…となると
やはり色々と不気味がる人もいると思いますし
気にしない人もいれば、気にする人もいるわけです。

また、環境的に悪い部分がある場合も
気にする人も居ます。

加えて、商売的な意味合いで敬遠されている場所も
あるかと思います。

例えば”この場所で始めたお店は今までことごとく閉店になっている”
なんて場所で自分がお店を始めたいかどうか、と言われれば
答えはNoである人も多いのではないでしょうか。
実際に、何度も何度もお店が入っては閉店を繰り返して
最後には誰も入居しなくなってしまった物件も
近所で見たことがあります。

場所が良くて、条件的にも問題はない、
けれどもー、
何かある…
そんな可能性もあるのです。

大家さんが気難しい可能性

テナントを借りる際には大家さん、管理会社などと
交渉する必要があります。
仲介業者(不動産会社)を通してやりとり
することになると思いますが、場合によっては
かなり気難しい人である場合もあるのです。

大家さんが気難しい人だと、
当然「ここでお店を始めたい」という人がいたとしても
交渉の段階で決裂してしまったり
借りようと考えている人が身を引いてしまったりする
可能性は十分にあります。

そこを借りるとなると、その大家さんとは長い付き合いに
なるわけです。
そうなってくると、大家さんの人格に難があったり、
気難しい人だったりする場合は、敬遠されてしまうのも
当然のことです。

条件も、場所も良いのに入居者が居ない、
という場合はそういう一面がある可能性も十分に
考えられるのです。

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物件の状態が酷い

物件の内側の問題である可能性もあります。
例えば、どんなにこれまでに書いた条件が良くて、
その全てをクリアしていたとしても
物件の内装の状態が酷い場合、お店や事務所として
その場所を使うことができるようになるまでに
相当な費用と時間がかかってしまいます。

そのため、内装の状態が酷い場合は、
居抜き物件(前の人が使った状態のまま)や、
ある程度内装が整っている状態の場合を除き、
敬遠されやすい状態にあります。

内装工事は、本当にお金がかかります。
それこそ、安くても数十万円単位でかかりますし、
ちょっと広い場所や、難しいことをすれば、
数百万円単位でお金が飛んでいってしまいます。

どんなに、家賃が安くても、
どんなに大家さんや管理会社が良い人でも、
内装の状態がボロボロになっていれば、
「ここはやめておこうかなぁ」ということに
なってしまうかと思います。

実際には募集していない

テナント募集中!の貼紙が貼ってあっても
実際には何らかの事情により既に募集していない
可能性も0ではありません。

実際に私が自営業を始めようとしている際に
テナント募集中が貼ってありましたが
なんだか管理会社が「もう募集してないんだよね」みたいな
いい加減な感じだったことがありました。

私が体よく断られただけの可能性も否定はできませんが
色々とあるのかもしれませんね。

募集の仕方に問題あり

募集の仕方に問題があって、
入居者が決まらないようなケースもありますね。

例えば、場所によっては「テナント募集中」なのかどうか
分からないような場所もありますし、
告知が中途半端で全然できていなかったり、
連絡先の電話番号が記載されていなかったり。

そういうケースの場合は、
なかなか入居者が決まらないこともあります。

私も、電話番号も書いておらず、
物凄く小さく「テナント募集」と貼紙されていた
物件を見たことがあります。
数年間、ずっとそのままでした。

ほかに原因があるかもしれませんが
告知がイマイチだと、当然それに気付く人も減りますし、
連絡先を調べてまで連絡しよう、と思う人も
限られてくるでしょうから、
募集の仕方次第では、入居者がなかなか決まらない、
というのも事実として、あるかと思います。

何かあると考えて行動する

いつまで経っても「テナント募集中」
これは、やはり何かあると考えて
交渉していくことが大事になるでしょう。

契約を結ぶ前に、しっかりとその理由が
何なのか、自分の中でおおよその見当を
つけておくことが大切になります。

物件を探している人なんて、世の中には
一定数居ますから、それが良い物件であれば
野放しにされているわけがないのです。

それなのにずっと、「テナント募集中」
これは、やはり”何かある”と考えるのがふつうですし、
警戒はしておいた方が良いでしょう。

契約してしまったら、引き返せませんからね…。

まとめ

いつまでもテナント募集中になっている物件には
何かしらの事情があるのは事実だと思います。

その事情が何なのか。
それは調べておいたほうが良いかと思います。

何か意味があるのか、
それとも偶然なのか。

入居を検討している、ということは
何らかの事業を始めようとしているのだと思いますから
テナント選びで失敗しないように注意して下さい。
最初に失敗してしまうと、本当に取り返しが
つかないこともありますから、注意です。

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