最高気温が「40度」を超えてしまうような日は
ほとんどありませんが、
地域や、その日の気象条件などによって、
40℃を超えるような日も実際にあります。
地球温暖化なども原因の一つとして言われており、
今後はさらにこういう異常な暑さの日も
増えていくことになるのかもしれません。
しかし、「40℃」という気温は
人間にとって非常に危険なものであり、
過ごし方によっては命の危険さえも
生じる危険な温度です。
40℃超えの日には、自分の身を守るために
どのような行動を心がければ良いのか、
そのポイントを解説していきたいと思います。
どんな危険が潜んでいるの?
40℃超えの日にはどんな危険が潜んでいるのか。
言うまでもなく、最も注意するべきなのは
「熱中症」になりますね。
30℃超えの日や、猛暑日であっても
危険な「熱中症」ですから、
40℃超えともなれば、さらに危険になることは
誰にでも想像できるかと思います。
熱中症は気合や根性で乗り切れるようなものでは
ありません。
未だに「根性論」のような考え方を
熱中症に対して抱いている人もいますが
それは、100パーセント間違いであり、
熱中症は”誰にでも起きる可能性のある危険な症状である”
ということを自覚しましょう。
熱中症になれば、体調を崩したり、
重度の場合は病院送りになったり、
最悪の場合は命を落とすことにも繋がります。
また、熱中症以外にも
夏バテだったり、体調を単純に崩したりする可能性も
ありますから、その点も注意が必要です。
皮膚が弱い人は、直射日光や、汗などによる
湿疹にも注意が必要ですね。
なるべく必要のない外出は控える
まず、一番の防衛策としては
「なるべく必要のない外出は控える」ということです。
40℃の日は、本当に、短時間外にいるだけでも
非常に危険な暑さになっているので、
今日でなければいけない用事以外では、
外に出ない方が安全です。
もちろん、仕事だったり、学校だったり、
今日済ませないといけないことだったりする場合は
外に出るしかありませんが、
「別に今度でもいいかな」という用事や、
「ジョギングしようかな」とか、
そういったことは、夜などになって
気温がある程度落ちるのを待つか、
後日に回した方が良いです。
とにかく「危険な暑さの屋外にはなるべく出ないようにする」
と、いうことが大切です。
屋内ではエアコンを使う
屋内では、特別な事情がない限り
”エアコン”を使うようにし、絶対に
”扇風機だけで耐えよう”だとか
”電気代が勿体ないから”だとか、
そういった”やむを得ない事情ではない事情”で
エアコンを我慢したりしないようにして下さい。
屋外の方がさらに危険ですが
40℃の日は、屋内でもそのままの暑さなら
当然危険です。
体質上、エアコンをを使うと調子が悪くなってしまう場合や、
金銭的にエアコンの利用が厳しい場合、
エアコン自体が無く、買うのも難しい場合などに
関しては仕方がありませんが、
そうでない場合は、エアコンをためらわずに
使うようにして下さい。
屋内であっても、熱中症になる可能性は十分にありますし、
それが40℃超えの日となれば、なおさらです。
非常に危険な暑さであるということを
忘れないようにしましょう。
⇒エアコンなしで過ごす場合の対処法も
参考にしてみて下さい。
なお、場合によっては昼間の暑い時間帯は
涼しいデパートなどで過ごすのも一つの方法になります。
水分補給はしっかりと
水分補給はしっかりと行うようにして下さい。
これは、屋外にいる場合はもちろん、
屋内にいる場合も同じことです。
どちらの場合でも、しっかりと水分補給を
行うことが、熱中症を防ぐ大事なポイントになります。
熱中症対策の観点から考えるのであれば、
水やお茶などを飲むのが望ましいですね。
普段から喉が渇く人は良いのですが、
そうではない人や、
自分の体調の変化や水分不足に気づきにくい
高齢者の方などは特に注意し、
場合によっては周囲が水分補給を促すなどして
乗り切る必要があります。
熱中症対策をしっかり行う
40℃超えともなれば、熱中症のリスクは
飛躍的に高まることになります。
そのため、熱中症を防ぐための対策は
徹底するようにして下さい。
なるべく外に出ないようにすること、
水分補給をすることもそうですが、
「日陰などをなるべく利用する」
「冷やしたタオルなど冷感グッズを利用する」
「寝不足や体調不良のまま外に出ないようにする」などなど、
基本的な熱中症対策はすべて行える範囲で
行うようにして下さい。
ただし、40℃超えとなると、
そういった対策を全て行っていたとしても
熱中症になる可能性がありますので、
やはり、最終的にはなるべく早く屋内に移動する、
ということが一番の対策となります。
調整できる範囲で調整する
仕事や学校などに関しては、
「40℃超えてるので休みます」ということは
なかなかできないかと思います。
そんな場合は、熱中症から身を守るために
「調整できる範囲でうまく調整していく」
ということが大事になります。
・移動や外での作業の時間をずらせるのであればずらす
・徒歩や自転車などで移動している場合、40℃超えの日だけでも
電車やバスなど、涼しいものの利用を検討する
・服装などを工夫する
・冷感グッズなどを利用する
・外での作業時間を出来るだけ減らすようにする
などなど、うまく工夫をしていきましょう。
「40℃超え」の状況は”本当に危険な状況”であるということを
しっかりと自覚し、間違っても、無理をしたり、
無茶なコトはしないように注意してください。
「熱中症」は本当に突然やってきます。
”1分前はなんともなかったのに”ということもあります。
決して油断しないようにして下さい。
もしも体調を崩したら?
40℃超えの日に、もしも「おかしいな?」と感じたり、
明らかに体調を崩したりするようなことがあれば、
すぐに「なるべく涼しい場所」に移動するようにし、
「身体を冷やす」「水分の補給」「衣類などを風通しの良い状態にする」
を行ったうえで安静にしましょう。
決して、無理をしてはいけません。
無理をすれば取り返しのつかないことになります。
ただ、↑はあくまでも自分で動ける場合、
意識があることが前提です。
動けない場合は周囲に助けを求めるか
ただちに救急車を呼ぶかする必要があります。
意識を失ってしまった場合は自分ではどうにもできませんので、
そうならないように、熱中症にならないように
予め対策し、無理をしないようにする、ということが
大事です。
誰かと行動している場合は、助けてもらえる可能性が
高いですが、一人の場合は、倒れてそのまま、
と、いう可能性も十分にあるわけですからね。
熱中症以外にも注意
40℃超えの日は熱中症以外にも当然注意が必要です。
直射日光による日焼けやかぶれ、
汗によるかぶれ、
脱水症状、
目へのダメージなどなど、
あらゆることが想定されます。
このあたりは、個人差もあると思いますが
いずれにせよ、人間が生活するのに適した気温で
ないことは確かなので、
出来る限り屋内で過ごすようにすることが
何よりの対策となります。
まとめ
40℃超えの日は「可能な限り屋内にいるようにする」
ということが鉄則であり、
一番の身の安全を守る対策となります。
熱中症もそうですし、
そのほかの部分もそうですが、
”自分だけは大丈夫”という考えは
絶対にしてはいけないことです。
特に熱中症は、本当に「1分前は何ともなかった」
という感じに急に来るので、
「あっ!」と思った時にはもう手遅れな可能性もあります。
40℃越えは「危険」
そのことを、頭の中に刻みつけておくようにしましょう。