扇風機だけで夏を過ごすことはできるの?ポイントを解説!

この記事は約6分で読めます。

真夏は、昔とは違い、非常に暑くなる日が多いですし、
熱中症のリスクも非常に高い季節です。

そのため、可能であれば
エアコンを利用したほうが良いですし、
それを推奨しますが、
中には、”エアコンを入れると体調が悪くなる”と
いう人もいると思いますし、
単純にエアコンが嫌いだったり、
エアコンの故障や、買うお金がない、設置できる環境にない、
など、色々と理由があって
エアコンを使えないようなご家庭もあるかと思います。

そんな場合は「扇風機」を中心に夏の暑さを乗り切ることに
なってしまうと思いますが、
その場合は、自分の体調にしっかりと注意しながら、
生活していく必要があります。

エアコンを使わず、扇風機だけでも
”少しでも”涼しく生活するためのポイントを
見ていきましょう。

スポンサーリンク

熱中症には厳重注意

エアコンを利用しない場合、とにかく注意をしなくては
いけないのが”熱中症”になります。
熱中症は誰にでも起きるリスクがあり、
最悪の場合は命を落とすことになります。
そうなってしまわないように、
エアコンを使わない場合は、”特に”注意を
していく必要があります。

エアコンを使っていても、100%熱中症を
防ぐことはできませんが、
エアコンを使わない、となれば
飛躍的に熱中症のリスクは高まりますから、
その点は、しっかり意識した上で
対策していく必要があります。

”自分だけは大丈夫”は、熱中症には通用しません。
「あっ!」と思った時には、もう重症…などという
感じに、本当にいきなり来るのが熱中症ですから、
決して甘く見てしまっては、いけません。

では、扇風機で夏を乗り切る場合の対策を見ていきましょう。

扇風機を種類や台数を考える

扇風機にも色々な種類があります。
エアコンを使わない場合は、しっかりとした扇風機を
選ぶようにしましょう。
高いもの、安いものは問わず、自分に合うものをちゃんと
選ぶようにし、
例えば、古くて性能が落ちている扇風機などを使い続けたり
するのは控えるようにして下さい。

エアコンを使わない分、扇風機の準備は
しっかりと行う必要があります。

少なくとも「壊れかけている扇風機」だとか
「USBタイプの小さな扇風機」だとか
そういうものだけで乗り切るのは厳しいですし、
我慢すれば良いという問題ではないので、
注意しましょう。

スポンサーリンク

扇風機の設置場所を考える

次に、扇風機の設置場所も重要になります。

一番効果がある、とされているのは
”窓際”になりますね。

窓を開けて、外側に背を向け、
内側に風が来るような形で設置すると、
外からの涼しい空気を、室内に送り込む効果があり、
室温もある程度下げることができます。

ただ、室温の方が低い場合などに関しては
あまり効果を得られませんので
”外より室内の方が気温が高い”時に
この方法を利用することをおすすめします。

他に、自分に扇風機をあてるような形で
設置するのも、人間自体の体温や、体感温度を
微弱に下げることが出来るので、
状況に応じて、扇風機の設置場所などを
変えていくのも、一つの方法です。

室内の熱気を扇風機で追い出す

逆に、扇風機を室内から外側に向けるような形で
(風が外に行く状態で、部屋に対して背を向ける状態です)
利用すると、室内に溜まってしまった熱気を追い出す効果を
得ることができます。

部屋の中の空気が悪く感じたり、
熱気が篭ったりしてしまっている場合は
この方法を試してみることで、ある程度
部屋の中の環境を改善できる可能性があります。

複数台の扇風機を用意する

場合によっては、扇風機の複数台の設置も有効的です。

自分の家の構造や、住んでいる人数、
窓の位置など、色々な部分を考えながら、
必要な台数を用意していきましょう。

例えば、扇風機が複数台あれば、
1台を窓際に設置して、
もう1台は、自分に風があたるような位置に設置、
自分自身が直接風を浴びることができる、
などなど、役割分担をすることができます。

ある程度の広さの家の場合で、複数窓がある場合は、
それぞれの窓の付近に扇風機を設置する…
などしてみても、良いと思います。

”複数台使うと電気代が心配!”という人も
当然、いるとは思いますが
電気代に関しては、エアコンを使うよりもはるかに安く、
2台、3台、4台、5台と、扇風機を使うぐらいでは
エアコンよりも消費電力は少ないので、
安心してください。
(さすがに5台も扇風機を使うことはないと思いますし、
つまり、電気代は気にしなくても良いということです!)

スポンサーリンク

扇風機の前に冷たいものを設置する

これも、扇風機だけで夏を乗り越えるためには
大事な知識の一つになります。

扇風機の前などに”冷たいもの”を設置することで、
より涼しい風を送り出すことが出来るようになり、
扇風機の力をより最大限に発揮することができます。

方法としては、色々と存在しており、
扇風機の前に氷を入れた容器を置いたりだとか、
保冷剤を吊るしたりだとか、
濡れタオルを設置したりだとか、
色々な方法があります。

このあたりは、自分の使っている扇風機の形状や、
自分で色々試してみて、一番やりやすい、
効果があるものを利用していくと良いと思います。

最近では、扇風機に取り付けることのできる
冷却グッズなども登場しているので、
費用の面が特に気にならないのであれば、
そういったものを利用してみることもおすすめします。

実際に私は保冷剤で試したことがありますが、
だいぶスースーとして良い感じでした!
自分の使っている扇風機や環境に応じて、
色々試してみてください。
(このあたりは体感で感じてみないと分からない部分ですからね!)

なお、扇風機に保冷剤を付けたりする際は
必ず扇風機を止めた状態で行い、
保冷剤などが中に入ってしまわないように、
注意して行ってください。
ここがちゃんと出来ていないと、思わぬ事故に
繋がってしまう恐れがあります。

扇風機以外も活用する

扇風機以外にも、”使えるものはフル活用”して
夏を乗り切ることも大事です。

「団扇」は、定番のグッズですし、
「家の窓をしっかり解放する」ことも、夏を乗り切るためには
大切な要素の一つです。
その他にも、濡れタオルだとか、
冷却スプレーだとか、自分に合うものを用意して、
しっかりと活用していくことが大事になります。

エアコンを使わない、あるいは使えない場合は
そのように、色々な方面から対処することも、
大切なのです。

熱中症対策も怠らずに!

↑のような対策をしても「扇風機だけ」では、
「エアコンを使っているとき」よりも、熱中症の
リスクは高いです。そのため、熱中症対策は
油断せずに、しっかりと行ってください。

・水分補給をしっかり行う
・日頃の体調管理や睡眠をしっかりと行う
・自分の服装を調節する
・扇風機やその他グッズをフル活用する
・窓などをしっかり解放する

それでも、リスク0にすることはできません。
そのため、

・体調が悪い時は無理をしないようにする
・万が一異変を感じたらすぐに休むようにし、
必要であれば医療機関の受診や、緊急時は救急車を呼ぶ

なども徹底してください。

まとめ

「扇風機だけで夏を乗り切る」ことは
可能です。
が、同時に熱中症のリスクを高め、
命が危険にさらされてしまう可能性も高めることは
事実ですので、
”費用面や体質面などのやむを得ない事情”が無い場合は
素直にエアコンを使った方が
熱中症リスクの面を考えれば、安全です。

ただし、事情がある場合は扇風機で乗り切るしかありませんので、
知恵を振り絞って、少しでも熱中症のリスクを
下げるようにしていきましょう!

タイトルとURLをコピーしました