”痛風”は非常に強い痛みを伴う病気で、
生活習慣などが原因となることもあれば、
生活習慣に問題が無くても、遺伝や体質などによっては
痛風になってしまうこともあります。
私自身も、肥満でも何でもないのですが、
痛風になってしまったことがあり、
非常に強い痛みに耐える日々を送ることになってしまいました。
そんな際の経験も元に”痛風の痛みを抑える方法”を
詳しく解説していきたいと思います。
痛風の痛み自体を根本的に解決するには?
まず、痛風の痛み自体を
根本的に解決するためには、
”痛風自体の治療を行う”ことしかありません。
ただ、1回1回の痛風の発作の際には、
痛みに耐えなくてはなりませんし、
最初に痛風を発症した際には、
痛風の治療などしたことがない、という人も多いと思いますから
まずは痛みに耐える必要が出て来てしまいます。
痛風の1回1回の発生(痛風発作と言います)自体は
数日~2週間程度で治療を行わなくても自然と治るのですが、
そこまで耐えるのがなかなか大変ですし、
仕事などがある場合、2週間も痛みに苦しんでいるわけには
いかない!という人も多いですよね。
その”痛風発作の最中の痛みを少しでも和らげるための”
ポイントを見ていきましょう。
なお、痛風発作が一度収まったら痛風は終わりではなく、
1回発作が起きた場合、
それを放置していると、また数か月~数年後に
痛風発作が再度起き、繰り返す可能性があるほか、
別の疾患などに繋がっていくリスクが高まる為に、
”痛風発作が収まっても”最終的には病院で診察を
受けることを強くおすすめします。
足を無理に使わないようにする
痛風の際には”足”を無理に使わないようにすることは
大切なことになります。
足を無理に使っていればいるほど、
足の痛みは増していく傾向にあり、
実際に私も通院のために無理に歩いたあとは
激痛になってしまいました(汗)
そのため、できる限り無理に歩かないようにすることが、
痛風発生時の”痛み対策”の一つになります。
また、足を休めているとある程度痛みは落ち着くことも
あったので、”可能であれば”ですが、
足を休める時間を増やせれば増やせるほど、
良いかとは思います。
くれぐれも”普通にしてた方が早く治る”みたいな考えで
無理に歩こうとしないように、注意して下さい。
痛み止めは効果ある?
痛風の痛みが発生した際には
”痛み止め”はそれほど効果はありませんが
”ある程度”痛みが和らぐようなことはありました。
ただし、用法はしっかりと守ること、
そして服用中の常備薬などがある場合は
必ず医師に確認することなどを徹底し、
無理に痛み止めなどを服用しないようにしてください。
また、アセチルサリチル酸という成分が含まれた
痛み止めは(バファリンなど)痛風発作発生時には
使用しない方が良いとされているために
(痛風の原因となる尿酸値を下げる可能性がある作用がありますが、
痛風発作時には”尿酸値”を乱高下させない方が良いとされており
逆効果になる可能性があるためです)
使用する場合は、それ以外の痛み止めを選ぶようにしましょう。
なお、私はカロナールとブルフェンを
それぞれ試しましたが、
カロナールの方は”ほとんど効果を実感できなかった”というのが
私の実際の体験談です。
(※痛風の度合いや人によって感じ方は変わります)
ただ、ブルフェンの方は多少効果があり、
わずかに痛みが落ちた感じはあったので、
痛み止めの種類によっては”多少”の痛みを抑える効果は
期待できる場合もあります。
(ブルフェンも、ロキソニンも基本的に同じ感じです)
用法をしっかり守った上で、というのが大前提になりますが、
どうしても痛みが強い場合は頼って見るのも一つの方法です。
湿布などを使用してみる
痛風発作が発生した部位に湿布を貼るのも
痛み対策の一つ、とは言われています。
ただ、これは残念ながら
個人的には”あまり効果を感じられず”
痛みが引いたような実感はありませんでした。
あくまでも気休め程度、と言う感じですね。
やらないよりはやった方が良いとは思いますが、
私の場合はあまり効果を感じられませんでした。
ただ、強い湿布などであれば、
ある程度効果を感じることもあるかもしれません
(ロキソニンの湿布など)
湿布自体を貼ることは×ではないので、
ダメ元で試してみても良いかとは思います。
塗り薬を利用する
塗り薬も選択肢の一つですが、
これもやはり気休め程度で、
根本的に痛みを解決するのは
難しいです。
(他のどの方法でも、一度痛風発作が起きてしまうと、
痛みを和らげるのが限界で0にすることは難しいですが)
私自身はボルタレンゲルと呼ばれる塗り薬を
痛風時に利用しましたが、
これは”あまり効果を感じられない”というのが答えでした。
”わずかに楽になったかな?”ぐらいですね。
ただ、痛み止めの塗り薬としては強い部類のものになりますので
それでも効かなかった、ということでなかなか塗り薬だと
厳しいものがあるかと思います。
痛い部位を冷やす
痛風発作が起きてしまった場合、
痛い部位を冷やすのも有効的な方法の一つです。
何か冷やせるものがあるのであれば
自宅で痛い部位にそれを当てるなどして
冷やすと良いと思います。
これに関しては”ある程度”効果は感じましたが
気休め程度であるのは確かで、
冷やした途端に痛みがスーッと消えていくようなことは
残念ながら、さすがにありません。
ただ、何もしないよりはましなので
痛みに苦しんでいる場合は試してみて
損はないはずです。
なお、”暖める”のは痛風時において
逆効果になってしまいますので、
痛い場所を暖めるようなことは控えましょう。
お風呂に関しても、なるべく患部に関しては
暖め過ぎないようにした方が良いです。
実際、痛風発作が起きた際にお風呂に入った際には
じんじんするような感じがあったので、
あまり良くないことは確かだと思います。
足を高くする
痛風の時には足を高くして寝たりすると
痛みをある程度抑えられる…と言われています。
これも実際にやってみましたが、
元々私の痛風の場合、寝ている態勢だと
足を上げてなくても痛みがある程度引いたので、
足を上げたことによる効果かどうかは不明ですが、
簡単にできることなので、試してみるのも良いと思います。
痛風発作の痛みもやはり病院に行くのがベスト
ここまで書いて来たのは、基本的に
”病院に行かなくてもできる対処法”がほとんどですが、
痛風発作の最中も、やはり病院に行くのが
一番痛みを素早く抑える方法になります。
と、言うのも、通常の痛み止め(ロキソニンなど)が
出るほか、痛風発作を抑える薬などが処方(場合によっては複数)
されるために、急激に回復していくことが多いです。
私も痛風発作が起きてから4日目に病院に行きましたが、
頂いた薬を飲んでから”嘘のように”楽になって行ったので、
痛風発作の痛みを抑える
”一番効果的で確実な方法”は、
面倒だとは思いますし、費用もかかってしまいますが
病院に行く、ということにはなります。
(そんなに高額な薬が出るわけではないので
費用自体はそんなに高額にはなりません)
まとめ
色々試しましたが、最終的に
病院に行く時間と、足がなんとか歩ける状態なら
病院に行くのが一番ベストですし、
確実な方法になります。
それ以外の方法だと、
いずれも”ちょっと楽になったかな”程度で
痛いものは痛く、根本的な解決には程遠い感じなので、
行けるのであれば、やはり病院に足を運ぶのが
一番確実な方法になってきます。
なお、自力で耐え抜いた場合でも、
放置しておくと、また痛風発作が起きるので
面倒でも、病院に足を運ぶようにはしましょう。
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