ソーシャルディスタンスとは?どのぐらいの距離のこと?

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ソーシャルディスタンスとは何か。

感染症予防等で、呼びかけられることも
多くなりましたが
言葉の意味を知らないと、
”何をしていいのか分からない”という
状態になってしまいますよね。

ソーシャルディスタンス、という言葉だけ
知っていても、何の役にも立ちません。

こちらでは、その内容、本来の意味、
どのぐらいの距離を取れば良いのか、
絶対にそうしないといけないのかどうか、
いつまで意識すれば良いのかなどなど、
細かな部分も含めて、分かりやすく
解説をしていきます。

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ソーシャルディスタンスの意味は?

本来の意味については、
後々説明するとして、感染症予防における
ソーシャルディスタンスの意味は
人同士の感染症拡大を防ぐために
他の人との距離を取ることで、感染予防を
することです。

つまり、他人との距離を空けるようにする、
ということですね。
元々の言葉の意味は違うのですが
感染症予防のためにソーシャルディスタンスを
意識しましょう、
みたいな言われ方をした場合は、
こちらの意味合いで使われている、と
考えても良いでしょう。

本来の意味は?

ソーシャルディスタンスの本来の意味は
日本語に直すと「社会的距離」を
意味する言葉のようです。

そのため、本来の意味でそのまま考えると、
感染症予防の意味で使われている
ソーシャルディスタンスとは
ちょっと意味合いが変わってきてしまう、
というのもまた事実になっています。

ただ、↑のようなこともあるために
ソーシャルディスタンスではなく、
フィジカルディスタンスという別の言葉を
使うケースも出てきています。

まぁ、感染症予防における
ソーシャルディスタンスとフィジカルディスタンスは
同じ意味合いなので、
特にそこまで深く気にしなくて良いと思いますし、
あんまりカタカナの横文字が増えると、
言葉は知っていても、その意味を知らない!みたいな
人が増えるでしょうから、
色々あれこれ変えるのはよくないですね(汗)

いずれにせよ、
ソーシャルディスタンスだろうと、
フィジカルディスタンスだろうと、
感染予防のために、相手との距離を取りましょう!
ということで、覚えておけばよいと思います。

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どのぐらいの距離を取れば良いの?

感染症予防のために
相手との距離を取りましょう!
…と、言われても、”その距離”が
どのぐらいなのかどうかを、
把握していないと意味がありません。

ソーシャルディスタンスの場合
「2m」の距離を取ることが
推奨されています(最低でも1m以上の距離を取ることが
望ましいと言われていますね)

これは、飛沫感染を起こす原因となりやすい
くしゃみや咳などのしぶきが飛ぶ距離などを
考慮した結果、言われている距離となります
(4mだとか、いろいろな話はありますが、
基本、2mを意識して、ということですね)

ただし、日常生活の中で
これを100パーセント守りきることは”不可能”ですし、
そこまで神経質に考えすぎていては
別の意味でおかしくなってしまいますから
”ほどほどに”考えていくことも大事になります。

守っていれば絶対に感染しないの?

これは、Noです。
↑で無理と書きましたが
もしも、ソーシャルディスタンスを
24時間365日100%守ったとしても
感染症に感染しないのか?と言われれば、答えはNoです。

もちろん、感染の確率を下げることは
できるとは思いますが、
それでも生きている限り、
感染確率0パーセントになることは
ありません。

そのため、”ソーシャルディスタンスを守っているから
手洗い・うがいはしなくてもいいんだ”とか、
そういう極端な考えにたどり着いたりしてしまわないように、
という点は大事になります。

ソーシャルディスタンスを守っていたとしても
それは、あくまでも”予防のための一つの手段”でしか
ありません。
手洗い・うがいだとか、そういう基本的なことは、
ソーシャルディスタンスを守っていようと、
そうでなかろうと、必要な予防対策に
なりますから、この点は、忘れないようにしましょう。

絶対に守らないといけないの?

これも、Noです。

少し考えてもらえれば分かるかと思いますが
他人と2m以上の間隔を空ける状態を
”ずっと守り続ける”ということは
外出している以上、不可能なことです。

意識してても、相手との距離を保つことが
できないような場面は、必ずあります。
ずっと家に閉じこもっているような生活で
あれば、話は別かもしれませんが、
基本的に外に出る機会があれば、
ずっとソーシャルディスタンスを保つことは
できません。

時々、ソーシャルディスタンスを意識して、
と言われると、
”あまりにも神経質”になってしまう人が
いますが、極端に偏った考え方をし過ぎる、というのは
ソーシャルディスタンスに限らず、危険なコトです。

「できる範囲内で意識する」ことは
予防をする上で、良いことですが、
”できない”部分まで、過剰に反応せず、
”柔軟な対応”を心がけるようにして下さい。

出来る時はできる、
出来ないときはできない、のです。
このあたりは、気持ちに余裕を持つように
した方が良いです。

ソーシャルディスタンスという言葉に
憑りつかれてしまうのではなく、
柔軟に、その場その場で対応していきましょう、
ということです。

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他人への押し付けはトラブルの原因に

ソーシャルディスタンスを個人的に意識することは
悪いことではありません。
↑のように、過剰に反応したりさえせず、
普通の範囲内で対応することは、
意識的にも、良いことです。

ただし、間違っても、他人に
ソーシャルディスタンスを無理やり押し付けたりだとか
そういうことはしないようにしましょう。
これは、トラブルの原因になります。

気持ちは分からないでもないですが
「自分の考えを他人に押し付ける」という行為は
必ず、トラブルを生みます。
相手との間で口論になれば、それこそ、
自分もソーシャルディスタンスを保てなくなります。

ソーシャルディスタンスを意識しないことが
犯罪行為というなら話は別ですが
法律上そのようなことはありません。

自分が意識する、ことは良いことですし
大事なコトですが、相手にまで意識を
無理やり押し付けようとして、
つまらないトラブルに発展してしまったり、
といったことがないように、注意していく必要は
あるかと思います。

いつまで意識すればいいの?

ソーシャルディスタンスはいつまで意識
していれば良いのか。

これは、具体的に「いつまで」と
決まっているものではありません。

自分自身で最終的には判断することです。

どうしても何か目安が欲しい、
という方のために書いておくのであれば
「流行している感染症がある程度落ち着くまで」
という感じでしょうか。
どんな感染症でも「0」はなかなか厳しいのが
現実ですから、0になるまで待ったら
永遠になってしまいますが、
ある程度落ち着く段階は必ずやってくると思います。

どうしてもやめ時が分からない場合は、
世間的に「少し落ち着くまで」を、
ひとつの目安にしてみると良いのではないでしょうか。

↑で書いたように、極端な反応をしなければ、
それほど日常生活に大きな負担は
ないと思います。
”絶対に守らないといけない”ではなく、
程よく守りつつ、柔軟に対応していくことが
一番良いのではないかと思います。

まとめ

ソーシャルディスタンスとは、他の人との
距離をある程度保つ、ということです。
感染症から身を守るためには
最終的には自分自身の行動が大事になってきますから、
ソーシャルディスタンスだけに囚われることなく、
手洗い・うがいなどの基本もしっかりと
こなしていきましょう!

また、一つの物事に極端に憑りつかれてしまうことは
マイナスになりますから、
ある程度柔軟性を持って対応することも大事です。

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