地球以外の星に人間が訪れたことはあるの？人間がたどり着いた場所は？

宇宙には様々な惑星や
月のような衛星と呼ばれる天体が存在しています。

しかしながら、人間の生活の中心は「地球」であり、
まだまだ宇宙を自由自在に飛び回ったりすることは
難しいのが現実です。

では、人間は今の時点で地球以外の星に
実際にたどり着いたことはあるのでしょうか。

この点について解説していきます。

現時点でたどり着いたのは…
まとめ

現時点でたどり着いたのは…

人類が現時点で実際にたどり着いたのは
地球以外の星では「月」のみです。
月以外に人間が直接たどり着いたところは
今のところはありません。

そのため、地球以外で唯一人類が実際に到達したのは
”月”のみであり、
残りの惑星は、全部無人探査機などによる到達となっています。

”月”は、地球以外の星の中ではもっとも近くに存在している
地球の衛星で、月以外の星にたどり着くとなると
さらに長い距離を移動することになるため、
現時点の技術では非常に難しいというのが現実です。

月に人類が到着したのはいつ？

人類が初めて月に到着したのは
1969年のことで、アポロ11号による月面調査が
行われました。

この時に月に実際に人類が上陸していて、
これが初めて”地球以外の星に人類が到着した”瞬間となりました。

その後、1972年までかけて、アポロ12号～アポロ17号が
それぞれ月面に着陸し、実際に人間も月に降り立っていますが
その後は月面着陸は行われておらず、
2024年時点では、1972年のアポロ17号の月面着陸が最後になっています。

他の惑星には着陸できないの？

月の次に近い星としては
その時の位置関係などにもよりますが
水星・金星・火星あたりの惑星になります。

しかし、いずれも月と比べるとはるかに離れており、
現在の技術では有人の探査機を送ることは
いずれの惑星であっても難しいです。
（安全面の保証なしならどうにかなるかもしれませんが
流石にそこまではしないでしょう）

また、各惑星とも月に比べると存在する位置（距離の問題以外の部分で）や、
その惑星自体の環境などから人類の到達は現時点では非常に難しいと
されています。

例えば、水星の場合は地球よりも太陽との距離が近いために
重力関係の問題などもあり、そもそも無人探査機での着陸も
ハードルが高い惑星となっています。

金星に関しては環境面に大きな問題があり、
気圧や、異常な強風など人間にとっては
かなり過酷な環境で、安全に上陸することは
少なくとも今の技術では困難と言えるでしょう。

一番可能性があるのは残りの「火星」で、
火星に関しては割と（他の惑星に比べれば）有人での調査の
計画なども話題になったりはしています。
火星自体の環境に関しても、
水星のように太陽に近すぎることもなければ
金星のように環境的に困難な状況であることもないので、
比較的”可能性”としてはある程度希望を見いだせる存在で
あることは事実です。

ただ、”距離”があるので、
火星にたどり着くまでが現在の大きな課題と言えますね。
また、人間が火星を訪れる場合、長期間宇宙にいることになりますから
健康面や精神面などへの影響も懸念されています。

月以外に可能性があるとすれば次は「火星」

上記のようなことから
距離・環境などを考慮すると
月以外に可能性があるとすれば「火星」への上陸が
現実的であると考えられます。

勿論、火星も簡単なことではなく、
もしも実際に訪れるとなれば命懸けになるでしょうし
技術的ハードルも高いです。

ただ、水星や金星のように環境的なハードルは
比較的低いですし、
木星よりも先の太陽系の惑星となると、
距離がありすぎる上に、
惑星によっては環境的にも非常に困難（例えば海王星は暴風が吹き荒れているなど）
であるために、火星に上陸できないようであれば
他の惑星に上陸することなど、夢のまた夢であると言えます。