フードバンクとは?食費が無くて食べることすらできない状況の人へ

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フードバンク、という言葉を
ご存じでしょうか?

フードバンクとは、
色々な事情から一般には流通できなくなった
食料品や、寄付などを受けた食料品を、
生活困窮者などに支援している団体になります。

あまり聞いたことのない団体かとは
思いますが、日本でも実際に活動している団体になります。
普通に生活している人にとっては馴染が
ないかもしれませんが、
何らかの事情で生活が出来なくなってしまったり、
その日食べる食料にも困ってしまったりしてしまった場合、
力になってくれるかもしれない存在になります。

誰だって”そういう状況”に陥る可能性は
実際にあるわけですから
フードバンクという存在を
頭の片隅にでも入れておくと
良いのではないでしょうか。
仮に利用するような機会がなかったとしても、
頭の中に入れておくだけなら、損はないでしょう。

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どんな活動をしているの?

フードバンクはどんな活動をしているのかどうか。
知っているよ!という人は、
あまりいないと思います。

活動内容としては、
上でも少し書きましたが、
生活困窮者や路上生活者、児童施設入居者などに
食料を供給する、というものになっています。
その日食べるものにも困っているような人たちに
食料を提供している、というものになりますね。
個人でも、フードバンクを利用できるケース
(団体によってルールなどは異なるので、
必ず事前に確認してください)も、
存在しています。

簡単に覚えるのであれば
食べるのに困っている人を支援する団体、
という風なイメージで覚えておくと
良いのではないでしょうか。

食料はどうやって手に入れているの?

当然のことですが、
フードバンクに、食料が突然湧いて出てくるわけでは
ありません。

では、その食料はどこから
手に入れているのでしょうか。

答えとしては、企業などからの寄付、
という形がメインになっています。
梱包不備や、形状などに不備があり、
商品としては流通させられないけど
食べられるもの…
そのような食料品の寄付が
フードバンクの食料品の入手源に
なっています。

大手の企業などからも、そういった
寄付があるようですね。
決して腐っているものだとか
賞味期限が切れているもの、
怪しい食べ物などなど、
そういったものが提供されているわけではなく
”商品ではないけれど、ちゃんと食べられるもの”と
いうことになります。

こういった食料品の提供を受ける側は、
生活困窮者などが中心になりますから、
とてもありがたいものになるかと思いますし、
企業側からしてみても、本来廃棄するはずだった
食料品の活用(利益にはなりませんが)が
できる、ということで
ある程度のメリットになるのです。

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フードバンクは日本にもあるの?

フードバンク、というものが
日本に存在するのかどうか。

答えとしては”あります”

元々は日本で誕生したものではなかったのですが、
今現在は日本でもフードバンクが存在しており、
各地に、点在している状態ですね。

世界最初のフードバンクと呼ばれているものは
1967年にアメリカで登場し、
その後は、長い年月をかけて
世界各地へと広がり、
日本にも広がった、という流れですね。

日本には2002年に初めて
フードバンクが登場し、
その後は全国各地に広がり、
それぞれ主にNPO団体として
活動を続けている、というかたちになっています

どこにあるの?

日本各地にフードバンクが存在しており、
全国で80以上のフードバンクが
活動しています。
NPO法人として活動しているものも
多いですね。

本州だけではなく北海道や四国地方などにも
存在しています。
もしも、フードバンクの利用などを
考えている場合に関しては
お住まいの地域の周辺に
フードバンクがあるかどうかを
確認してみると良いですね
(フードバンク+地名で検索すれば
存在する場合は出てくるかと思います)

個人が支援を受けることはできるの?

フードバンクを個人が利用することは
可能なのでしょうか?

答えとしては「可能な場合もあります」
というのが答えになりますね。

当然のことながら、
フードバンクに行けば
何が何でも食べ物を貰うことができる、
ということではありません。
それでは無法地帯になってしまいます。

生活に本当に困窮している場合であれば
個人であっても
フードバンクで支援をしてもらうことは
可能かと思いますが
そうでない場合は、当たり前のことですが
フードバンクから支援してもらうことは
できません。
誰にでも食べ物を無差別に配るための
ものではありません。

ただ、条件に関しては
団体によって異なりますから
もしも本当に困窮していて
フードバンクを利用しようと
考えているのであれば、
まずは自分が利用しようとしている
フードバンクに相談をしてみてください。

もちろん、フードバンク全てが
同じ条件ではありませんので
その点は注意してください。

お近くのフードバンクに電話で相談するなり
直接相談するなりして、
向こうの条件に従うようにしましょう。

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繰り返し何度も利用できるの?

これも、フードバンクによって
対応は異なりますが、
当然、ずっとフードバンクのお世話に
なるわけにはいかない、ということは
できません。

そんなことをしてしまったら
みんなフードバンクの食料で
生活していくうようになってしまいますからね…。

”やむを得ない事情”のとき、
本当に困ったときに助けてもらえる(かもしれない)
場所と考えて、必要以上に乱用したり、
ずっとフードバンクで食べればいいや、と
次に進むことをやめてしまったり、
そういうことは許されません。

どうしても、フードバンクを頼る際には、
遠慮せずに相談してみても全然良いですが
利用した後には、スタッフ側としっかり
相談しながら今後のことを考えていかなくては
なりませんし、ずっと頼り切りのような
状態になってしまわないように、
今の状況から抜け出す方法を探す努力は
最低限していかなくてはいけません。

注意しなくてはいけない点

フードバンクを利用しよう、と
思っている際には、注意を
しなくてはいけない部分もあります。

それは
”利用しようとしているフードバンク
(あるいは、それに類するもの)”が、
ちゃんと信頼できるものなのかどうか、
ということですね。

中には困っている人を狙って
それに付け込むような悪徳な業者や
人間も世の中にはゴロゴロと存在しています。
食べるものにも困ってしまっているような状況の場合、
精神的にも疲弊していると思いますし、
平常時よりも”騙されやすい状態”に
なってしまっていますから、
そういった部分に付け込まれてしまわないように
ちゃんと活動実績があったり
実体が分かるようなフードバンクを
選んでいくことも大切になります。

くれぐれも、変な業者に騙されたりだとか
そういったことのないように
注意しましょう。

悪質な業者などに引っかかってしまうと、
食べる・食べないどころの問題ではなく
より大きなトラブルに発展してしまい、
どうにもならない最悪の状況に
陥ってしまう可能性がありますから、
追い詰められた状況であっても、
頼るべきところを間違えないようにする、
ということは、とても大切なことですし、
この部分は、どんな状況であっても
忘れないようにしましょう。

必ず”弱みに付け込む人”というのは
どこでも存在しますから、注意です。

まとめ

本当に困ったときは、
フードバンクに相談してみるのも
一つの方法です。

食べるものもまったく確保できないような
状態で、そのまま倒れてしまうぐらいなら
ダメ元でも相談してみることは
良いことですし、
本当に困った人のために、フードバンクが
あるのですから、そこで我慢してしまっては
意味がありません。

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