品薄を余計に悪化させる行為を知る!注意喚起目的でも要注意!

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世の中では、
定期的に何らかの原因で「品薄」になるような商品が
出て来ることも多いです。

ネットの発展などに伴い、
この傾向はさらに強くなり、
”何か”が起きるとすぐに、特定の商品が無くなってしまうようなことも
存在しています。

例えば、2020年には感染症拡大が発生した際に、
ネットの情報などが原因でトイレットペーパーやティッシュ類が
一時的に品薄になったり、マスクが品薄になったりしたことも
ありましたし、
2011年の東日本大震災の際などにも、被災地から離れた場所でも
一時的に特定の商品が品薄になることもありました。

もちろん、何らかの出来事によって、
特定の商品の需要が急激に高まれば
それが品薄になってしまうことは
自然のことですが、
一方で”余計な情報発信”などのせいで、
余計に品薄を悪化させているようなケースもよく見かけるものです。

”商品の品薄”が起きた際に、
”余計にその品薄を悪化させないためにも”
品薄の際にやってはいけないことを、お話していきます。

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余計な行動や注意喚起は「品薄」をより悪化させる

本当に善意のつもりでやっている人もいると思いますし、
わざと品薄の混乱を拡大しようとしてやっている人もいると思いますし、
自分の発言などが与える影響をあまり理解していない人も
いると思いますが、
いずれにせよ、特定の商品が何らかの理由で品切れに
なっている場合、
”余計なこと・余計な発言をすることで”
よりその品薄を拡大してしまうことがあります。

特に”影響力の高い方”(例えば有名人や報道関係者など)は、
一つの発言・行動で”品薄を大幅に悪化させる”可能性もありますので、
一般の方でももちろんですが、
影響力の高い方については”特に”厳重注意するようにしてください。

では、どのような行為が余計に品薄を拡大させてしまう行為なのか。
その点を見ていきましょう。

品薄の話題を出す

そもそもの話「〇〇が品薄だ」という話を
出すこと自体、品薄をさらに悪化させる要素の一つになります。

特に何も意図がない場合でも、
悪意を持って品薄を悪化させようとしている場合でも、
善意の注意喚起のつもりであっても、
理由は関係ありません。

例えばティッシュが品薄の場合
「ティッシュが売り切れだった」とネットで発言するのも、
「ティッシュの製造が滞っております」とメーカーが発言するのも、
”全て”品薄を悪化させる要素になります。

その理由としては簡単なことで、
”〇〇が品薄”と聞くだけで、一定数”不安”になる人はいるわけです。
そういった人たちは当然、近いうちにその品薄のものを買いに行くでしょうし、
神経質な人だったりすれば”明らかに必要のない量買いだめする”
可能性もあります。

また、不安にならなくても
”品薄なら、念のため買っておくか”みたいな人も
確実に出てきます。

そうなってくると”今すぐに必要なわけではないのに買う”という人が
増えてしまい、さらにそういった人が再びネットなどで品薄の情報を
発信し、またさらに不安になって買いに行く人が出る…
と、いう、完全に悪循環の状態になってしまいます。

人間は”不安”から買い占めに走る生き物です。
商品が品薄になった時でも”黙っている”ことこそが
一番の品薄対策になるのです。

特に、最近は転売屋と呼ばれるような
”品薄のものを買い占めて高値で売る”という
人たちもいます。
~~が品薄だ!と騒げば騒ぐほど、買い占めをしようとしたり、
余計に購入する人を増やすだけではなく、転売屋もその商品に
注目し始めることになってしまい、
転売屋が”これは売り物になる”と判断してしまった時点で、
品薄の状況は大幅に悪化してしまいます。

”極力品薄を騒がないようにする”

これこそが、”無駄に買う人”や、”転売屋による買い占め”などを防ぎ、
結果的に品薄の状況が悪化しないようにするための
最大の対策と言えます。

当然、”わざと”煽るなんて論外です。

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空っぽの棚や、品切れ中の値札などの写真を載せない・映さない

言葉だけではなく、人間は”映像”として
それを実際に見せつけられてしまうと
さらに不安になってしまう生き物です。

どういうことかと言うと、
ツイッターや他のSNSなどで”品薄の商品が品切れになっている写真”や
”商品棚が空っぽになっている写真”などを載せれば
人間は余計に不安に思うものです。

ニュースなどの報道番組などでもそうで、
放題番組などがペーパー類不足!と特集したりだとか、
その最中に”お店の棚が空っぽになっている映像”などを
見せつけられたりしてしまえば、
人間は当然不安になるものです。

実際に2020年のマスクやトイレットペーパーなどが
一時的に品薄になった際には、
こういう一面も”悪い要素”として、
品薄がより悪化してしまったのは事実です。

言葉であっても、できる限り話題にしないことが
望ましいとは思いますが、
写真や映像で”視覚的に”品薄を伝えることは
絶対に控えるべき行為です。

急激に品薄の状況が悪化し、社会問題になる可能性もあります。

悪い方面の内部事情を明かさない

品薄になっている特定のモノに関係する
業者・業界・仕事についているような人は、
”内部事情”を明かさないことです。

例えば「〇〇の出荷が今後、しばらくなくなります」だとか
「~~の出荷調整がメーカーから入りました」だとか
そういったことをネットなどで発言してしまえば
どうなるか。

当然、不安に思った人たちがそれらを買い占めたり、
対象の商品によっては転売屋が沸いたり…といったことが
起きてしまう可能性は十分にあります。

それを回避するためにも、
注意喚起が目的であったとしても、
それはしないことです。

逆に”良い方面”の情報発信であれば
品薄状況の悪化を防ぐためにも
プラスに働くことだと思いますので、
(例えばトイレットぺーパーの時は、
山積みになっている写真をお店や業者が投稿したりして
逆に”買わなきゃ、という不安を打ち消す”方向の
対策をしていました。

これは、メーカーや業者、関係者としてできる
”良い方向の対策”であると思いますから
品薄の際には検討してみると良いと思います。

根拠のない情報を流す

何らかの需要が高まっている際に
”根拠のない情報”を流すような人が出てくると
”本当は意味がないのに、その商品が品薄になってしまう”
というようなことが起きてしまう場合もあります。

実際に2020年~の感染症拡大の際にも、
そういった根拠のない情報で一時的に品薄に
なってしまうような商品も、残念ながらありました。

これらは”本来、品薄になるはずのないもの”が
人間の勝手な行動により、品薄になってしまっている事例です。

このようなことがないように、注意しましょう。

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代替品を提案する

~~は、品切れだけど、これも同じような使い方ができる!
みたいな感じで、
特定のモノが品薄になった際には
代替品を案内するような人・業者などもいますが、
これも”その紹介したもの”まで品薄に巻き込んでしまう
行為になりますので、仮に善意からの情報発信で
あったとしても、
できれば控えておきたい事柄の一つです。

例えば「A」という商品が品切れの場合
「A」と似たような使い方ができる「C」を有名人が
紹介してしまったりすると
「C」まで品薄になってしまう可能性があります。

「A」が手に入らずに困っている…という人を
助けるため、かもしれませんが
今度は「C」が必要な人を困らせてしまう行為であり、
”自分本位の正義感”から、他の商品を紹介する行為は
実は”誰かを巻き込んでいる行為かもしれない”ということは
覚えておく必要があります。

まとめ

品薄を余計に拡大してしまう可能性のある
事柄を解説しました。

とにかく一番は「騒がない」ということです。

人間は、誰かが騒げば不安になり、
その商品を買い、またその人が騒げばさらに誰かが不安になり…
という悪循環をする生き物です。

そうならないためにも、品薄商品について、騒ぐべきではありません。

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