「結婚」するか、しないかは個人の自由です。
「絶対にしなくてはいけない」という法律は
存在しませんし、
現代では生涯未婚率も上がりつつあるために
昔ほど、「結婚していなければいけない」と、
いうような雰囲気は無くなりました。
しかしながら、今でも「世間体」を気にして
無理矢理結婚するような人がいることも事実です。
「世間体」を一つの理由に結婚するのも自由です。
ただし「世間体」だけを気にして
他の部分が見えなくなってしまっている状態で
結婚すれば、後々、”失敗”してしまい、
逆に、自分や相手の人生を傷つけてしまうことにも
繋がりかねません。
結婚は「AI」とするわけではなく
相手を伴うものです。
そのため「世間体だけ」しか考えずに
結婚しようとしている人は注意が必要です。
「世間体」だけのために結婚は危険
相手のことが好きだったり、
世間体以外にも理由があるのであれば
それは構いません。
ですが「世間体」を気にするあまり、
結婚したくないのに無理やり結婚しようとしたり、
相手のことが好きでも何でもないのに
結婚しようとしたりすることは
「非常にリスクの高い」選択です。
もしも、自分が結婚したいと思っている理由が
「世間体」だけなのだとすれば、それは非常に
”リスクの高い”理由なので、
冷静に、色々な面から結婚ということを
考えてみることが大事です。
世間体を気にしすぎ
今の世の中、生涯未婚率は、4人に一人程度の
割合となっています（性別で若干差があります）。
そのため「結婚していない人」は
今の世の中では決して珍しいことではありません。
加えて、生涯未婚率の割合も
近年では年々上昇傾向にあり、今後もさらに増える、
と言われています。
既に「結婚しているのが当たり前」というような考えは古く、
今の時代は、決してそうではありません。
勿論、周囲にそういう考えの人がいれば
世間体を気にしてしまいたくなる気持ちも分かりますが、
仮にあなたの周囲に結婚どうこういう人がいたとしても、
世の中全体に目を向けてみれば、
「結婚していようが、していまいが、特に気にしない」
という世の中になりつつあります。
必要以上に自分自身で、世間体世間体、と
実際の世間の目以上に気にしてしまっている人を
時々見かけますが、
そんなに、世間体のことを過剰に気にする必要はありません。
「自分自身に結婚願望がある」「相手が好き」
「子供が欲しい」とか、その他の理由が
あるのであれば良いですが
「世間体のためだけ」が結婚願望の理由なら
無理をしないことです。
世間体のためだけに結婚すれば、
後々自分も相手も不幸になる可能性もあります。
よく、考えましょう。
結婚していないこと、は、今の時代
そんなに卑屈になるようなことではありません。
堂々としていれば、良いのです。
好きでもない人と生活する苦しさ
世間体のために無理して結婚すれば
「特に好きでもない人」と共同生活を
することになってしまいます。
何日間、何週間の話ではありません。
（離婚さえしなければ）何年、何十年の
お話になります。
耐えられますか？
「いつか好きになるだろう」などと
考えている人は甘いです。
好きじゃない人は、ずっと好きじゃないままです。
そう簡単に、無理やり好きになることなど、できません。
いつまでも「特に好きでもない普通の人」と
一緒に生活することになる。
そのことをよく、考えてみてください。
世間体を気にするだけの人は
こういう部分を考えずに
「一緒にいれば後から好きになるだろう」などと
結婚してしまう人も多いです。
「そう簡単に、気持ちは変わりません」
これが、現実です。
性格や価値観が合わない可能性も十分にありますし、
一緒にいても楽しくない、むしろ苦痛、ということに
なる可能性もあります。
「結婚できれば誰でもいい」状態に
なってしまっている人は、一度立ち止まって、
よく考えることが大切です。
自分も、相手も傷つく可能性
世間体だけを気にして、うまく行かないようなことが
あれば、自分もそうですし、相手も傷つく
可能性があります。
単純に価値観が合わないなどの理由だけで
離婚するのであればまだマシで、
お互いの不一致から夫婦げんかになったり、
暴力などが始まったり、
そういったことになれば、
最終的に、別れることになった際に、
自分も、相手も傷つく可能性があります。
結婚はAIを相手にするものではありません。
生きている人間相手のものです。
そのため、「何かものを買おう」だとか
「趣味を楽しもう」とは、少し訳が違います。
「世間体」のためだけに
するようなものではありません。
自分ひとりで完結することならともかく、
相手を巻き込むことになるわけですからね。
自分、相手、相手の関係者…
あらゆる人を傷つけてしまう可能性があります。
子供のことも考える
万が一、子供までできたとなれば、
さらに大きなトラブルに進展する可能性もあります。
好きでもない相手と世間体のために結婚して、
さらに子供までできた、となれば
もうそう簡単に引き返すことはできません。
仲良しではない両親に育てられる子供…
途中で離婚する両親に育てられる子供…
場合によっては、育児にも悪影響を
及ぼす可能性が考えられますし、
最悪の場合は、子供の親になる、ということが
十分にできずに、虐待などに走ってしまう
可能性も否定はできません。
世間体のためだけに結婚して、
子供が出来て、
「やっぱ育てられません」と、いうわけには
いかないのです。
このあたりもしっかりと「責任」というものを
考える必要があります。
また、子供が出来たあとに、価値観の相違などから
離婚するようなことがあれば
最悪の場合は「養育費」なども払い続けることになる
可能性もあり、人生がガラリと変わってしまう可能性もあります。
離婚もそう簡単ではない
一度結婚してしまうと
”離婚”もそう簡単ではありません。
「結婚した！でもやっぱやめよう！」と、
そんな簡単なノリで離婚することはできません。
先程も書いたように、子供もいれば、なおさらのことです。
離婚には、まず、相手の同意も必要です。
相手が離婚を拒む場合は、非常に面倒なことになります。
また、離婚でもめたりすれば、相手の家族とのトラブルや
慰謝料などの請求などなど、
さらに面倒なことに繋がっていく可能性も考えられます。
当然、バツ１にもなりますし、
一度結婚したら”軽々と離婚”はできないのです。
この点も、自覚しておく必要があります。
心配している世間体が逆に悪くなる
最初に書いた通り、結婚の有無での世間体は
あまり気にする必要がそもそもありません。
が、心配している人に言いたいことは
「結婚して、やっぱり離婚」となったほうが
”余計に世間体は悪い”ということです。
結婚していないと世間体が～、などと気にする人は、
正直、こちらの方を気にするべきです。
どっちも気にする必要は本来ないのですが、
どちらかと言えば「バツ１」に対して偏見を抱いたり
色眼鏡で見る人もほうが、さらに多いでしょう。
世間体を気にするあまり、短絡的に結婚してしまい、
逆に世間体を悪くしてしまうような結果に
なってしまう可能性も十分にある、ということです。
世間体に焦り、失敗するぐらいなのであれば
”気にしている”世間体の面で関しても
まだ、結婚しないほうがマシでしょう。
”世間体だけ”を気にして結婚することは
自分が逆に不幸になる可能性もあるのです。
注意しましょう。
まとめ
世間体のためだけに焦って結婚すれば
高い確率で何らかの壁にぶち当たります。
そうなってしまわないように、
結婚したい！と思っている理由や
結婚を目指している理由が
「世間体」だけなのであれば、
一度立ち止まってみることも、大事です。
