人より売上?実際に経験した台風の際のブラック企業の対応!

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店員Kです!

私はかつてブラック企業に勤務していました。
サービス残業が横行していたり、
酷い人なんか1年間一度も休みがなかったりと、
なかなかのブラックぶりでした。

言葉による社員への暴力も、当然のように
横行していました。

そんなブラック企業に勤務している期間中にも、
何度か台風が直撃するようなことがありました。

しかし、ブラック企業は、
台風の直撃などで、休みになることはありません。

彼らにとって、人命よりも、お金なのです。

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実際に見た!台風の日の黒企業の恐怖

ブラック企業は台風であっても
休みになることなどありません。
私の勤務先は接客業(お店)だったので、なかなかお店を
休みにするようなことは難しいですが、
中には、台風でお店を休みにするようなところも
世の中にはあります。

しかしながら、私の勤務していた会社では
当然、そんなことはありませんし、
それどころか、人を人とも思わないような
扱いを結構されていたり、されたり
するようなこともありました。

それを見ていきましょう。

アルバイトは帰宅させるように

台風が酷いと、アルバイトは帰宅させるように
よく通達が出ていました。
これは、一見親切に見えますが、
会社側の思惑としては「人件費の削減」です。

現に、アルバイトスタッフの人件費削減は、
会社側はよく叫んでいましたし、
アルバイトが帰ることを許しても、
社員が帰ることはなかなか許しませんでした。

それは何故かと言うと、
社員には、残業時間の持ち時間30時間という謎ルールが
あるため、台風の日に帰らせようが、帰らせまいが
会社にとって、人件費への影響はないのです。

あくまでも会社の利益優先ということが
にじみ出ている対応でした。

残業時間は30は軽く超えますから、
数時間残したところで、どうせ会社にとっては
人件費がかからない、ということですね

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宿泊を推奨

会社が推奨していたのは、前日からの宿泊ですね。
会社周辺のビジネスホテルだとか、
店舗に宿泊して、翌日に備えよ、というものでした。
確かにそれはそれで正しいのかもしれませんが、
やはり人間は家に帰りたいものですよね。

そして、台風の日に営業をしても、お店にお客さんは
実際問題ほとんど来ないのです
(特に、私の当時の勤務先のような娯楽用品のお店は
ほとんどお客さんが来ません)

なので、私としては貼り紙をして
(営業時間が天候次第で急に変更になる可能性がある、
というような内容)帰るべきであると個人的には思っていたのですが
会社側は宿泊せよ、みたいな感じでした。

手遅れになってから通達

これもなかなかの酷さです。
ある時の台風で、台風が完全に直撃した状態になってから
本社から通達が入りました。
それが「これから台風が接近するから、危険な状況になる前に
お店を早く閉めて帰るように」という通達でした。

直撃してから言われても…笑
これはつまり、本社側も分かっていて通達を出していたのだと思います。
直撃されている時にそんな通達出されても、
帰れませんし、電車も止まっています。
恐らくは「どうせ帰れないだろう?」ということで出した
通達なのではないかと。

実際にその日の閉店時の売上報告は普通に求められましたし、
居て当然みたいな雰囲気を出されました。

台風の日の売上ノルマ

私の勤務先では、毎日お店ごとに、厳しい売上ノルマが
課せられていました。
もちろん、台風の日にも売上ノルマは存在していました。
しかも、いつもと同じ水準の売上です。

絶対に達成などできません。

しかしながら、本社の言い分としては
「台風を言い訳にするな!」
「呼び込みしろ!」
「魅力ある商品・セールでお客様を呼び込め!」というものでした。

台風の時にお客さんを呼び込むのは
お客さんの安全も考えていない非常に危険な行為だと
思うのですが…汗

しかしながら、私の勤務していた企業の上層部は
本当に売上のことしか考えていなかったので、
お客様の安全・危険までのことは全然考えていなかった
みたいですね

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朝の会議もそのまま

別の記事で書きましたが、
朝のネットミーティングという全くもって無意味な
会議も、朝に行われていました。
この会議は朝の9時から。
お店の開店は11時の店舗と10時の店舗しかありませんから、
この会議(しかも、内容はスカスカ)のせいで、
早めに出勤させられることになる社員も多かったのです。

私もそうでした。

しかも、この会議は勤務時間には入れてもらえないので、
サービス残業状態。
全く持って意味のない会議でした。
しかも、酷い時は
「今日は話すことないや」でおわり。
各店長を仕事時間外に集めておきながらその言いぐさですから
どうしようもありません(笑)

そして、おかしなことに、
台風の日もこの会議は中止にはならず、
そのまま実施されました。

私や他数名の店長や、台風のため、ということで
出席しませんでしたが、
会社派の店長などでは、台風の日であっても
内容スカスカの意味のない会議に出席しており、
恐ろしいなぁ、と思いつつ見ていました。

店を休むことはあり得ない

会社の考えとしては、店を休むことはあり得ない、
という考えでした。
例え、どんなに酷い台風でも、いつも通りの
時間に出社して、いつも通りに仕事をしろ、と
そういう考えですね。
確かに、お店の場合はお客様も居ますが、
それでも、やはり従業員の身の安全、そして、
お客様の身の安全が何よりも優先されることです。

それを、従業員に無理してでも来るように言ったり、
セールで台風の中お客様に来てもらおうだとか、
そういう考えは、正に、会社の売上のことしか
考えていない、恐ろしい考えだなぁ、と個人的には
思いました。

とても恐ろしいと思いませんか?

電車が止まっている場合は
歩いたり自転車で来るように要求されますし
「早めに家を出ろ」とも要求されます。
従業員の安全などは2の次であり、
売上の数値にしか興味のない会社、
そんな会社でした。

ただ、そういう会社は私の勤務していた企業
だけではありませんし、もっと酷い会社も
そこら中にありますから、
恐ろしいことです。

社会全体が、台風の日でも無理をして会社に
行かなくてはならない、という
少しおかしな考えになっているのではないか、
と個人的には思いますね…。

悪天候時の対応を社会全体で考えるべき?

悪天候時にも、
電車が止まっている時でも、無理やりにでも
会社を目指そうとする世の中全体の風潮…
これは、良くないものであると考えます。
もちろん、職種によっては、そうせざるを得ないものも
あるのは分かります。

ですが、急を要する仕事ではないのに、
台風の中、電車や交通機関が止まっている中、
危険を冒してまで仕事に行く必要があるのか、と
言われれば私自身はNoであると感じます。

勿論、色々な意見はあるかと思いますが、
少なくとも、
電車などが止まり、遅れてしまうことを告げた社員に
大して、罵倒するようなメッセージを送ったり
心内言葉を贈るのは間違えであると思いますし、
そういう場合は、まずは社員を心配する言葉だったり
そういう言葉を送るべきタイミングなのではないか、と
私は思います。

まとめ

世の中には、台風がどのような影響を与えても、
仕事に来い!という会社もある一方で、
社員のことをちゃんと考えて、適切に対応できる
会社もあります。

このあたりはやはり、上司や経営者の
人間性が問われてくる部分であると思います。
何も考えずに、目先の利益と
自分のことしか考えることができていないのか、
それとも、会社の経営者や上司としての責任を
しっかりと自覚し、従業員やお客さんの安全を
守ることをしっかりと意識できているのか。

経営者・上司としての人間性が
試されている部分だと思います。

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