部下に対して怒る前にブレーキを!上司が考えるべきことは?

この記事は約6分で読めます。

店員Kです!

上司の立場の皆様は、仕事をしている最中に、
どうしても部下に対して腹を立ててしまうことなんかも
あるかと思います。

正当な怒りである場合もあると思いますし、
理不尽な怒りを抱いてしまうこともあるでしょう。

しかし、怒りに身を任せて、イライラした態度を取っていたり、
怒鳴り散らしているようでは、
部下は誰もついてきません。
例えそれが正当な怒りであったとしても、人心は離れていき、
最終的には孤立することになってしまうでしょう。

そうならないように、気をつける必要はあります。

今回は部下に対して腹が立った際、
起こる前に考えるべきことを書いていきます!

スポンサーリンク

怒る前にしっかりと考える!

まず、大切なことは、部下が何らかのミスをしたり、
問題のある行動をしたり、
ムカッとした場合、どうするべきか、ということです。

そのまま何も考えずに怒鳴ったり、怒ったり、
イヤミを言ったりすることはできます。
ただし、何も考えずに短絡的にそういう行動に出れば
結果的に後悔することになってしまう可能性も
充分にあるわけです。

怒る前に、まずはしっかりと状況を自分で判断して分析を行う
必要があります。

本当に怒るほどのことか?

まず、最初に考えるべきことがコレです。
相手に対して、本当に怒るほどのことなのかどうか、
まずは冷静になって頭の中で考えてみて下さい。

本当に怒るほどのことですか?
イヤミを言うほどのことですか?

人間は感情的になってしまうと、
カッとなって、ついつい言い過ぎてしまうことがあります。
そういうようなことにならないためにも、
先に怒る前に、頭の中でよく考えることです。

「怒られるほどのことではないのに」怒られれば、
怒られる側も、やはり良い気分はしないでしょう。
人によっては、あなたに対して恐怖の感情を抱いてしまう
可能性もあるのです。

そうなってしまわないためにも、まずは頭の中で考える。
これは大事にしなくてはいけない部分です。

スポンサーリンク

相手の性格を考える

たとえ、相手が怒鳴られるに値する行為を
やらかしたのだとしても、怒鳴るべきかどうかの判断は
慎重に行う必要があります。
これはどういうことかと言うと、
「人によって最適な叱り方がある」ということです。

ただ単に怒鳴ったり、怒ったりするのが効果的な人も
当然居るでしょうし、
逆に怒鳴られたりすると、恐怖心を抱いてしまって、
反省するどころか、本来伸びるハズだった人を
駄目にしてしまう可能性もあるのです。

精神的に繊細な人も多いですし、この点は注意しなければ
いけません。

部下の性格は上司である自分が、ちゃんと見ていれば
良く分かっているかと思います。
ですから、面倒でもその性格に合せた指導が大切に
なってきます。

きつく怒られれば、将来伸びるハズだった人材が
駄目になってしまう可能性もあります。
そこのあたりもしっかりと考えながら、物事を
考えていく必要があります

感情的になっていないか

怒る必要がある場合でも、自分が必要以上に感情的に
なっていないかは、しっかりと考える必要があります。
感情的になって自分のイライラや怒りをぶちまけるのは、
それは上司としてではなく、ただの私怨と言っても良いでしょう。

そんなものは指導でも、なんでもありません。

必要以上に感情的になっている人間は、勢いに任せて
言わなくてもいいようなことを言ってしまい、
結果的に相手(部下)を傷つけてしまう可能性は充分にあります。
後から、自分でも「悪い事をしたなぁ」と思うかもしれませんが、
そういうことはあってはいけないのです。

怒るときは、感情的にではなく、あくまでも理性的に
怒らなくてはなりませんし、感情的に怒れば、必ず
失敗することになります。

自分の感情をコントロールする、というのはなかなか難しいことでは
あるのですが、それでもコントロールしなくてはいけないのです!

八つ当たりも厳禁

上司には、上司なりのストレスなどが日々貯まることと思います。
さらに上からの指示などでも、何かとストレスはたまるでしょう。
ストレスがたまれば、当然人間はイライラしてくるものです。
部下に対して八つ当たりをするような人も実際にかなりの数、いるかと思います。

ですが、八つ当たりをしてくる上司ほど、部下からしてみれば
嫌なものはありません。
特に八つ当たりのような行為をしていなくても、
イライラしていればイヤな気分になるでしょう。

ですので、部下でストレスを発散するのではなく、
必ず自分なりにちゃんとストレスを発散する方法を
考えていかなくてはなりません!

スポンサーリンク

相手の立場になって考える

例えば、相手が新入社員などだったとして、
初めて教えられたことをミスしてしまった場合。
こういうケースの場合は、しっかりと考えなくてはいけません。
何を考えるかと言うと、相手に対する言い方ですね。

もちろん、何度も何度も同じようなミスをしている場合、
それは怒る必要があることかもしれませんが、
そうではない場合、最初は誰だってミスをするものです。

自分がもし、反対の立場だったらどうか?
ということは、1回考えた方が良い部分であると感じます

嫌がらせになっていないか?

部下に怒る前に、それが嫌がらせになっていないか
考える必要があります。
上司の中には、嫌がらせかのように、部下に厳しくあたる人も居ます。

しかしながら、それではいけません。
部下からの信頼も失うことになりますし、
上司としての質も問われることになるでしょう。

必ず、自分のしていることが
「指導」なのかどうか、客観的に見つめるようにしてみて下さい。
もしも、自分が反対の立場だったらどうなるか。
それを考えてみましょう。

少しでも「ん?」と感じるのであればそれは、”やりすぎ”の
可能性もあります。
最初は指導のつもりだったとしても、知らぬ間に、それがいじめに
なってきているようなことがあっては、絶対にいけないのです。

指導といじめは全く違います。
ここのところを間違えないようにすることはとても大切なことですし、
上司という自分の立場を勘違いして、
ついつい指導がエスカレートしてしまうようなこともあるかもしれませんから、
その点には、気を付けてください!

価値観の押し付けにも注意する!

自分の価値観を強引に押し付けてしまっていないか。
この点にも注意する必要があります。
価値観は人それぞれです。
部下が、必ずしも上司と同じ意見になるかどうかは分かりません。

自分の意見が全て正しいとは限りません。
時には部下の言うことを聞きいれたりする”勇気”も必要ですし、
自分の意見がどうしても正しい場合も、
それを押し付けるのではなく、ちゃんと理解して貰おうという
努力は必要になってきます。

いずれにせよ、強引に自分の意見が全て正しい!
という考えは、部下との間に、亀裂を生みかねない行為ですから、
そうなってしまわないように注意すると共に、
自分が部下に何らかの苦言を呈する前に、
それが一方的な価値観の押し付けになってしまっていないかどうか、
という点については、しっかりと考えていく必要があるかと思います!

まとめ

部下への接し方は色々と難しいかと思いますし、
必要なタイミングには、もちろん、怒ったりすることも、
時には必要になるかと思います。

しかしながら、部下を叱ったりする前には
必ず頭の中で、一度冷静になって考えてみるようにしてください。
冷静さを失って、ただ感情的になったりだとか、
自分の個人的な私情が挟まってしまっていたりだとか、
そういうことにならないようにしましょう!

部下の未来は、上司によって決まることもあります。
上司が、どうしようもない指導をしていれば、部下も
ダメになってしまう可能性がありますから、気を付けましょう。

タイトルとURLをコピーしました