新人のミスを叱る際に注意する点!叱る前に考えるべきことは?

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店員Kです!

正社員でも、アルバイトでも、
新人の方は必ず入って来るものだと思います。

どんなに優秀な人材でも、どんなに偉い人でも、
最初はみんな、新人からスタートするものですからね。

新人さんは、当然のことですが、仕事にはまだ慣れていない状態なので、
色々なミスをすることも多いです。
これは、仕方のないことでしょう。
最初からミスをしない人なんて、ほとんどいないでしょうし、
これは、誰でも通る道だと思います。

今回は、そんな新人さんをしかる前に
気を付けたいこと、そしてもしも叱るのであれば、
注意するべき点についてまとめていきます。

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新人を叱る場合のポイント

新人さんに対して、叱ることも時には大事な事でしょう。
ただし、何も考えずに闇雲に叱れば良いのかと言えば
そうではありません。
新人さんは、色々不安な状態で、仕事をしています。
毎日が試行錯誤の連続でしょうし、
何かと発見も多い時期。

そんな新人さんに対しての叱り方や接し方を
間違えてしまうと、場合によっては、
将来、有望な人材を潰してしまうことにもなりかねません。

新人さんに注意する際に気を付けるべきポイントについて、
今回はご紹介していきたいと思います。

①「教えたことかどうか」は非常に重要

新人さんのミスについて叱ろうと思った場合、
まずは「ちゃんと教えたかどうか」をしっかりと考えてください。
「教えていないこと」をミスするのは当然です。

新人さんの立場からすれば「教えられていないのに」怒られたら
どうすればいいの?状態です。
新人の心を折ってしまう要因の1つとして多いのがこれですね。

自分が新人の立場だったとして考えてみて下さい。
「教わっていないこと」を完全にミスなくできる自信はありますか?
もちろん、運よく潜り抜けられる人も居るかもしれませんが
そうではありません。

放置していたり、教えてもいないのに、叱るようなことをしてはいけません。
教えていないことでミスをした場合は、
「面倒だな」と思うこともあるかと思いますが、
それを叱るのではなく、
”これはこうするんだよ”としっかりと教えてあげてください。

もしも”教えていないかもしれない”ということの場合も同様です。
いきなり叱るようなことは、新人さんのためになりません。

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最初はミスをするもの

教えたことであっても、叱るか、叱らないかの判断には注意が必要です。
よほど重大なミスであれば、多少はきつく言わなくてはならないかも
しれませんが、そうでは無い場合、最初は大目に見てあげる必要があります。

人間、いきなり完璧に作業をすることなんてできません。
そもそも、どんなにベテランの人間だって、
ふとした拍子にミスをしてしまうことがあるのが人間というものですし、
”100パーセント絶対に失敗しない”
なんて人間は、この世に存在しない、と言っても過言ではないかと思います。

なので、最初は広い心で見守ってあげてください。
もちろん、指摘するべき点は指摘する必要はあります。
ミスを放置していては、成長できませんから…

ですが、その指摘の仕方に注意が必要、ということです。
いきなり怒鳴りつけたり、責めるような口調で行ったり、
イヤミっぽくネチネチ言ったり。
そういう行為は新人さんのためになりません。

同じことを何度も繰り返したり、
明らかにおかしな行為をする場合は話は別ですが、
そうでない場合は、イラッとすることもあるかもしれませんが、
暖かい心で見守ってあげて下さい。

③面倒くさがってはいけない

逆のパターンもNGです。
どういう意味かと言うと「指摘するべき点を指摘しない」ことです。

これは、新人さんのためになりません。
新人さんがミスをしたときに「最初だから仕方がない」と
何の指摘もしない、というのは、それは優しさではなく、怠慢です。

指摘しなければ「自分がミスをしている」ということに
気付くこともできないまま、そのまま時間だけが過ぎてしまうかも
しれません。
最初は指摘してあげなくては、分からないのです。

上で書いたのは”新人に指摘をするな”ということではありません。
そんなことは一言も書いていません。

”言い方に気を付けてください”と書いてあるのです。
指摘をすることは必要です。
ただ、上でも書いたように、きつく言いすぎたり、
イヤミっぽく言ったり、そういうことをしてはならない、ということです。

加減は難しいかとは思いますが、
それも、新人さんと接することになった先輩としての役目です。

④時代に合わないやり方は、やめましょう

きつく言ったり、時には暴力を交えたり。
そんなものが「愛の鞭」だと言う人も居ます。
愛情故に、そういうことをしている、と。

昔はそれでも良かったのかもしれません。
しかし、現代はそういう時代ではありません。
きつく言いすぎたり、暴力を振るったり、
そういうことをすれば、新人さんはついて来ないでしょう。
心が折れてしまう。

「よわっちいやつめ!」と思うかもしれませんが
生きてきた時代が違うのです。
その時代に合わせたやり方をする。これはビジネスにおいても
とても大事なことですよね。
時代についていかない会社は衰退します。

それと同じことです。
新人教育も時代に合わせたやり方ができなければ、
それは、ただの”時代遅れ”なのです。

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⑤心のケアも時には必要

新人さんに対して、ただ単に色々なことを指摘しているだけでは、
たとえ、上で書いたように、きついことを言っていなかったとしても、新人さんの
心が折れてしまう可能性も多いです。
面倒くさいなぁ!と思うかもしれませんが、
今の時代、デリケートな人も多いのです。
特に、新人時代は不安なことだらけの中、会社やバイトに来ているわけですから、
いきなり指摘ばかりされていると、潰れてしまう新人さんも居ます。

ただ、デリケート=仕事が出来ない人間 とは限りません。
最初はそんな感じでも、何年かあとには、エースクラスの仕事ができる人材に
成長する可能性だってあるのです。
このあたりは、新人時代に判断できるものではありません。

もちろん、指摘するべきところ指摘するのは、当たり前のことですし、
大切なことです。
ですが、時には、心が折れないようにケアしてあげることも
大切なのです。
なかなか大変だとは思いますけどね…。

⑥間違えた時は謝る

指導する側の人間も、時にはミスをすることはあると思います。
教え方が悪かったり、教えるべきところを教えてなかったり、
自分の教えが原因で新人さんがミスをしてしまったり。
色々あるかと思います。

ここで大事なことは、
教える側の人間であっても”ミスをしたらしっかりと謝る”と
いうことですね。
ミスをした際に謝る、という行動には、
新人も、先輩も関係ありません。
よく、自分より目下の人間には頭を下げることのできない、
という人も存在しますが、それではだめなのです。

頭を下げるべき時には、
しっかりと下げなくてはなりません。
それが、社会人としての最低限のルールであり、マナーです。

自分が悪い場合は、たとえ相手が新人さんであっても、
しっかりと謝ることを忘れないようにしてください!

まとめ

新人さんのミスに対する対応は、難しいものです。
新人さん好かれなければいけない!というわけではありませんが、
最初からいきなりキツすぎる対応は、
”将来活躍するかもしれない”人材を結果的につぶしてしまうことに
なりかねません。

もちろん、指摘するべきところを指摘するのは当然のことです。
ですが、何事にも言い方、というものがありますよね。
その言い方を、間違えてしまわないように注意していかなくては
ならないのです!

誰だって最初はミスをする。
そのことだけは、忘れないようにしましょう。

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