国民健康保険に加入しないことは可能?加入しないとどうなる?

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店員Kです!

国民健康保険…。
会社の保険に入っている方や、家族の扶養に入っている方、
後期高齢者医療制度などを利用している方以外は
「加入しなくてはならない」ものです。

「自分は病気などしないから保険料払うだけ無駄だ!」と
考える方も居るでしょうし、
その気持ちは分かります。

ですが、何らかの公的医療保険に加入しなければいけない、と
皆保険体制という制度で決まっているのです。

今回は国民健康保険に加入しないことは可能かどうか、
そしてしなかった場合はどうなるのかをまとめていきます。

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国民健康保険に加入しないことは可能?

国民健康保険に加入したくない!という方も居ると思います。
可能か、不可能かと言われると「可能」です。
ただし、他の公的医療保険に加入している場合は、です。

他の公的医療保険に加入…
つまりは国民健康保険に加入しなくて良いヒトは、
どんな人かというと、

・会社の保険に加入している(健康保険組合など)
※退職後も任意で継続することが可能

・家族の被扶養者になっている人
・後期高齢者医療制度の対象の人

ですね。
これらの条件を満たしていない場合は国民健康保険に
加入することが義務づけられています。

つまりは「何の保険にも加入しない」ということはできないのです。

国民健康保険に加入しないことは可能です。
が、その場合は↑のいずれかの条件、何らかの保険には加入
していないといけないのです。

何の公的医療保険にも加入していないのに
国民健康保険にも加入しない、という選択肢を選ぶことはできません。

手続きをしないとどうなる?

国民健康保険の加入は、市区町村の役所で行います。
自動で手続きではなく、自分で手続きしに行くことになります。

じゃあ、手続きしなければ未加入でも大丈夫なんじゃないの?と
言う人も居るかもしれません。
ですが、残念ながらそうではないのです。

国民健康保険は手続きをしなくても、ある条件を満たすと
強制的に加入させられています。
そして、そのまま放置していると保険料を滞納している扱いに
知らぬうちになってしまって、いきなり下記のような(後述)対応を
とられてしまう可能性もあるのです。

強制加入の条件とは、他の公的医療保険から脱退して、
何の保険にも加入していない状態になったその日から、です。

手続きが不要という意味ではありませんが、
手続きしなくても加入扱いにはなっている、ということです。

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保険料を支払わないとどうなるの?

保険料を支払わないと下記のことが発生します。
重い処分も多いですから、よく把握して、しっかりと支払を
行うことをおすすめします。

・保険証への影響
滞納を続けると、保険証にも影響が出ます。
まずは保険証が有効期限の短いものに切り替えされてしまい、
それでも滞納(12か月)すると、保険証の返還を行うことに
なってしまいます。

・医療費の負担
病院などに行った際に、保険証がある人は、
原則3割の負担というかたちになっています。
例えば、払ったのが3000円なら、実際は1万円かかっていて、
うち7000円は保険で支払われていることになります。
保険料を滞納しているとこれが使えませんから、1万円、
自分で支払うことになってしまいます

・過去の分も払わないといけない
延滞した分はスルーできるの?と思う人も居るかもしれませんが
そんなことはありません。
延滞すればするほど、その金額は膨れ上がっていきます。
そして、過去の延滞分まで全て遡って支払わない限り、
保険を受けることもできません。
貯めれば貯めるほど、恐ろしいことになりますから、注意しなくては
いけません!

・督促状が届く!
国民健康保険の料金を滞納していると、督促状が届きます。
国民健康保険の加入義務を知らない人は
会社を辞めたあと、何の保険にも加入しておらず、
気付いたら督促状が来てしまった!なんてケースもあるかもしれません。
そうならないようにしたいものですし、もしも督促状が届いて
しまった場合は、早めに対応しましょう!

・差押え
最悪の場合は、財産の差し押さえが行われることもあります。
実際に行われるかどうかは、向こう側の判断ですから何とも言えませんが
国民年金共々、最悪のケースとして起こりうるのはこの差押です。
こうなってしまわないように、早め早めに支払は済ませておきたいものです。

支払えないんだけど…

収入が無く、もしくはあったとしても苦しくて
国民健康保険料が支払できない!という人も居るかと思います。
そんな場合は命を削ってでも支払わないといけないの?と思う方もいると
思いますが、年金同様、さすがにそこまで恐ろしいものではありません。

国民健康保険料の減額、減免申請が行えるので、
もしも費用的に苦しい!という場合は
まずは相談してみることをおすすめします。
相談しないことには、減額も何もありませんからね…。

自分から申し出なければ所得がいくらであろうと、
普通に請求されます。

まとめ

「病気になんてならないし、病院に行くこともないから、
健康保険なんていらない!」と言いたくなる気持ちも分からないでも
ないのですが、それはルール上できないことです。

何らかの保険に必ず入っていないといけないので、
意地を張って滞納することなく、
ちゃんと払ってしまった方が良いです。

強制!といわれると嫌気がさすのは分かりますが、
滞納していても、良い事はありません。
最終的には差押にまで発展してしまうこともありますし、
いざそうなったときに後悔しても遅いので
使わない人は気に入らないとは思いますが
税金だと思って払ってしまうことをおすすめします。

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