電力需要逼迫時の個人で出来る対策!ひっ迫した時はどうすれば?

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「電力需要のひっ迫」
時折、そういったことが起きることがあります。

ですが、電力供給が足りなくなるかもしれない!
…と、言われてもなかなかピンとこないと思いますし、
どうすればいいの?と首を傾げてしまうような人も
いるかと思います。

電力需要が逼迫している際には
何が起きる可能性があるのか、
どのような対策ができるのかどうか、
その点について、それぞれ詳しくお話を
していきたいと思います。

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需要が逼迫すると何が起きるの?

電力需要逼迫、とは、
電力の供給が、需要(各家庭や企業などが使う量)に
追いつかず、供給量を需要が超えてしまう
(電気が作られる量より使われる量のほうが多くなってしまいそうな状態)
状態を示します。

そうなってしまうのには色々な理由がありますが、
例えば、寒波などで、暖房の使用量などが増えたり、
悪天候により、太陽光発電の発電量が落ちたり、
イレギュラーなケースとしては地震などの自然災害の発生や
発電所にトラブルが起きて、発電量が減ったりすることにより
電力需要の逼迫が起きることがあります。

「逼迫している」だけであれば
何も起きないのですが、
それを通り越して、需要が供給を超えてしまうようなことが
あると、最悪の場合、大規模停電が発生してしまい
甚大な被害が発生してしまうことになります。

また、それを防ぐために、どうしても需要を
抑えなければいけないようなケースでは
「計画停電」(時間と地域を決めて一定時間電力供給を止める)が
行われる可能性もあります。

このように、電力需要が逼迫する、ということは
非常に恐ろしいことなのです。

どうすればいいの?

電力逼迫、という話題が出た際には
どうすれば良いのでしょうか。
企業であればともかく、一個人に出来ることは
正直なところ、限られています。
節電、と言っても、全体的な量から見れば
ごくわずかなものですからね。

とは言え、一人一人の積み重ねである程度の
消費電力を下げることはできますので、
節電する、ということが「個人にできる」
一つの対策になります。

もう一つが「いざと言う時のために備える」
ということですね。
電力需要逼迫、と、ニュースになっても
当然のことながら、電力会社も行政も、
停電にならないよう、最悪の事態に
なってしまわないよう、色々と対策は
していきます。

とは言え、それでもどうすることも出来なかった場合、
最終的には急に停電してしまう可能性も
決して、0%ではありません。

過去の事例から、そのようなことは
ほとんど、日本では心配はしなくても良いのですが、
それでも、そういうことが起きる可能性は
決して、完全に0%ではありません。

そのため、個人にできるもう一つの対策としては
「万が一の際の停電に備える」ということですね。
過剰に心配する必要は全くないのですが、
念には念を入れて、ということです。
特に冬場の場合、寒い地方では特に、
電気が使えなくなってしまうと
命に関わってくるようなことも
出て来るので、万が一に備えておいた方が
利口です。

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個人で出来る節電対策

電力需要が逼迫しています!と言われて
すぐに出来る対策をご紹介します。
いきなり「オール電化をやめます」とか
いきなり「暖房器具を買い替えます」とか
そういうことは費用的にも時間的にも
現実的ではないので、現実的に
実現できる部分について、お話していきます。

・使っていない電気は消す
当たり前のことですが、
使っていない部屋の電気は消したり、
使っていない家電製品は消したり、
そういった基本的な節電を心掛けることでも、
電力需要のひっ迫に対する対策になります。
先ほども書いたように、一人一人の力は
ちっぽけなものではありますが
それが積み重なることによって、
ある程度の力になるのです。

・使っていない家電は電源オフに
無理しない範囲で、使っていない家電は
電源オフにして、コンセントも抜いておきましょう。
ただし”無理しない範囲で”です。
寒さに震えながらまで節電しなくて良いですし、
テレビを見たり、何か遊んだりするのを我慢して
1日中ぼーっとしていたりだとか、
そう言う極端なことまでは、しなくて良いです。
あくまでも「使わなくていいモノ」があるのであれば
それは電源を切っておきましょう、というお話です

・設定温度などで調整
夏場はエアコン、冬場の暖房・電気を使うストーブなどは
設定温度を変更することでも、消費電力を
抑えることは可能です。
これも”無理しない範囲に”が前提ですが
自分の使っているエアコンや冷暖房器具の
設定温度をあげたり、下げたりしても
大丈夫、というのであれば
ある程度こういった設定温度を調整することも
一つの方法になります。

・外出や睡眠などで調整
これも”無理しない範囲で”で、良いと思いますが
例えば昼間、外出してしまえば
家の中の照明や、家電などに関しては
最低限の利用で済むかと思いますし、
夜も、早めに寝てしまえば
やはり照明や家電に関しては
必要最低限のもので済むかと思います。
外出や睡眠などである程度調整することもひとつの
節電方法になります。

・すぐにはできない方法も。
すぐにやるのは無理な方法としては
「省エネの家電に買い替える」ことや、
暖房器具を、電気を使わないタイプのものを
検討してみる、などの方法もあります。
ただ、これは、電力需要が逼迫しています!と言われてから
すぐに出来るものではありませんし
お金もかかりますので、
あまり、「すぐに出来る対策」としては
現実的ではありません。

対策としてはこんなところでしょうか。
個人として出来るのは
「無理をしない範囲で節電しましょう」というのが
現実的な部分になります。

非常時に備えておく

非常時に備えておくことも、
一つの大事なポイントです。
先ほども書いたように、
電力需要が逼迫している場合、
電力会社でも色々な対応を取ります。

とは言え、人間は万能ではありませんから
どうすることも出来ず、停電が起きる可能性も
「0」ではないのです。
限りなく低いレアケースな可能性ではありますが
それでも「0」ではありません。

よって、万が一に備えておく、ということも大事です。

過剰に心配する必要はありませんが、
念のため下記のような点を見直しておくと良いですね。

・懐中電灯など
夜に停電した場合、懐中電灯や、それに類する”周囲を照らすことのできるもの”は
用意しておきましょう。
夜の場合は、身動きが取れなくなってしまいます。

・暖房器具など
電気が無くても使う子との出来る暖房器具を冬場の
場合は、非常時に備えて用意しておくと安心です。
夏の場合は、なかなか難しいですが、
氷や団扇などは備えておくと良いでしょう。

・モバイルバッテリーなど
停電してしまえば、スマホや
タブレットなどの充電も出来なくなってしまいます。
電力需要が逼迫して、停電が発生した場合は
停電が長期化する可能性もあります。
スマホなどの利用もセーブしつつ、というのは
大前提ですが、それでも、いざと言う時のために
モバイルバッテリーなどを充電して備えておくと
ある程度は安心できます。

まとめ

電力需要が逼迫!と言われても
正直なところ「個人」にできることは
非常に少ない、というのも一つの事実です。

とはいえ、一人一人が心掛けることで
ある程度の電力需要を抑えることは可能です。

また、最悪の事態も想定して
念のため備えておくことで、
万が一そういう事態が起きてしまった場合でも
ある程度の対策にはなります。

電力会社も、一生懸命対策はしますが
それでも「絶対にそう言うことが起きない」ということでは
ありませんので、
過剰に心配する必要はありませんが
「備え」は重要です。

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