店長にとって売上とは?店長が売上を気にする理由とその真意は?

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店員Kです!

お店の店長にとっての売上とは何か。
気になったことはありませんか?

アルバイトをしている方は、バイト先の店長が
やたらと売上を気にしているのを見たことはありませんか?

勿論、気にする店長も居れば、気にしない店長も居ると思います。

今回は店長にとって売上とは何か。
そして店長は何故売上をそこまで気にするのか。

それについて書いていきたいと思います。

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店長にとっての売上

店長にとって売上には色々な意味があります。

店長が自営業なのか、それとも雇われ店長なのかによっても、
その意味合いは変わってきます。

ただ、どんな理由にせよ、店長になれば
”売上”を気にする必要が出てきます。

アルバイトスタッフさんの場合は、お店の売上を気にする必要は
基本的にはありません。
私もアルバイト時代、売上のことなど、ほとんど興味が無かったですし、
そもそも売上をどうこうしろ!って言われるぐらいに給料を
貰えているわけでもありませんから、
アルバイトの場合は、深く気にする必要はないわけです。

しかし、店長になったら、そうはいきません。
売上を気にしない店長は居ないでしょう。
店長になると、嫌でも売上のことを多少は意識しなくては
いけないようになります。

それは、何故か。という点も含めて色々と書いていきましょう。

自営業の店長にとっての売上

自営業の店長の場合、売上はその店長自身の「命」です。
自営業でお店をやっている、ということは、そのお店の売上で
その店長は生活している、そういうことになります。

つまり、売上が無くてはその店長は生活していくことすら
ままなりません。

そのため、自営業の店長の場合は、雇われ店長よりも、
売上に対してより真剣ですし、
売上が上がれば喜び、売上が無ければ絶望します。

特に売上が思うように伸びず、
今後の生活の見通しが立たなくなってしまった店長に関しては
本当に辛そうな日々を送ることになるでしょう。

毎日、そのことばかりが頭に浮かぶと思います。

この点は自営業と会社勤め(雇われ店長)の違いですね。

雇われ店長の場合、売上が悪くても、なかなかクビに
されることはないでしょうし、
クビにされない限り、売上結果がどんな結果だったとしても、
必ず給料は振り込まれます。
(まぁ、異動は結構あると思いますが)

ですが、自営業の場合はそうは行きません。
売上が無ければ、働いても働いての収入は0。
何も入って来ないわけです。

なので、雇われ店長に比べると必死な人も
多いですし、反対にもえつきてしまっている人も居ます。

コンビニのオーナーさんもフランチャイズの場合は
こんな感じですね。
自分の人生がそこにかかっているわけですから…。

雇われ店長にとっての売上

雇われ店長の場合は、売上に対する考え方が違います。
基本的に、雇われ店長の場合は「人生」が売上にかかっているわけでは
ありません。

もしも売上が上がらなくても会社に居る限りはちゃんと給料が
月々払われますし、
もしもお店が閉店になった場合でも、最悪でも職を失うだけです。

もちろん、会社に人生をかけていたりする人はいるとは思いますが
それでも、失敗したときのリスクを考えれば、全然心持ちが
自営業の店長とは違います。

ですが、アルバイトをやったことがある人の中には、
「うちの店長は売り上げに必死だった」と言う人も居るかもしれません。
もちろん、そのお店が自営業だったり、フランチャイズのお店だったりする場合は
上で書いた「自営業の場合」に当てはまるので例外ですが、
そうでなくて、バイト先の店長は雇われ店長なのに必死だ!という人も
居るかもしれません。
それは何故なのかと言うと…。

出世のため…

店長の中には、出世を目指している人間も居ます。
そんな人間が出世するためには「結果」を出すしかありません
なので、出世したい店長は売り上げに必死になっています。

また、出世とまでは行かないまでも
会社や上層部からの評価を良くしておきたい!!と考えている店長は
売上に必死です。

会社と言うモノは店長を見る際に一番注目する部分は
「人柄」でもありませんし、「やる気」でもありません。
見る部分は「数値」です。

私の会社もそうでしたが「数値」で店長というものを判断しますから
自分の人生のため…というよりは自分のポジションや出世のために
売上をあげようと必死になっている人も居ます。

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お店や自分の仕事を守る為…

売上が低ければ、当然他のお店が黒字だったとしても、赤字のお店は
本部の指示によって、閉店にされる可能性は大いにあります。
閉店になってしまえば、その職場のアルバイトスタッフさんは基本的に
全員解雇というカタチになりますし、
店長自身も退職になるか、どこか別の場所に異動になるか、というカタチになります。

そうなれば、店長自身も大きく生活が変わるわけです。

別の部署に送られれば仕事そのものが変わりますし、
店舗勤務のままだったとしても、その勤務地は大きく変わってしまうかもしれません。

そういうのを避けたい店長は
売上に必死になります。

売上をあげないと、当然お店は閉店になる可能性は高いですからね…。

怒られたり、五月蠅く言われないため

お店の売上が低いと、雇われ店長はかなりうるさく言われます。
それはもう、人間性を否定するような発言まであるぐらいです。
そういう、厳しい世界なのです。

ですから、そういうのを嫌がる店長は、売上を上げようと必死になります。

売上が低ければ毎日のように、本部から店長は罵倒されたりしますし、
本部がお店の営業に介入してきたりと、何かと騒がしくなるものです。

そして、時々招集される店長会議などでは、
他の店長たちが見ているところで、激しく罵倒され、
文字通り”晒し者”にされます。

本当に嫌がっている店長も多く、
怒られたり、罵倒されたり、暴言を浴びせられたり。
こういうものに恐怖しながら、日々売上と戦っている店長も居ます。

あまりにひどいと、店長から解任されて飛ばされる可能性もあります。
もちろん、自分が悪いわけでなかったとしても、です。

飛ばされれば、もはやその会社では未来はないようなものですし、
そうなってしまうと、心身ともに本当に疲れてしまいますから
それも避けなければいけない。

色々と気を使って、売上に必死になっている、、ということですね。

本当はどうでもいいと思ってる人も多い

あくまでも”雇われ店長”であって、自分の給料になるわけじゃありません。
どんなにお店の売上が上がったところで、それで自分に戻ってくる
リターンはそう多くはありません。

まぁ、強いて言うならば会社からの評価、とかそのあたりでしょうか。

ですから、雇われ店長にとって、売上は、
本来、そこまで関係のないものですし、そこまで重要に考えていないです。
”雇われ”ですから、私もそうでしたが、そこまで深く考える義理はないのです。
やれることを全力でやっていれば、そこまでで充分です。

ですが、そうすると自分の立場が危うくなりますから
「会社のため」ではなく「自分のため」に、売上に必死な店長の方が
多いのではないでしょうか。

まとめ

私も店長経験者ですが、本音を言ってしまえば
「売上」自体は雇われの際は、別にどうでも良かった、と言えば
言葉は悪いですが、そんな感じでした。

もちろん、会社に愛着心を抱くのは良いことですが、
私の勤務先はブラック企業だったもで、どうしても愛着とか
それ以前の問題でしたから…

やはり私も自分の保身のためと、店舗を潰さないように、
色々と頑張っていた、という感じでしょうか。

会社のためではなく、自分のため。
そういうことです。

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