ばっくれしたら損害賠償?バイト先が訴えることはあり得ない!

アルバイト

店員Kです!

アルバイトをばっくれする人たちが不安に思うであろうことは
「アルバイト先から訴えられたりするのではないか」と言うことだと思います。

確かに、法律上、雇用契約を結んでいるので、
それに反してバイト先に損害を与えた場合、
バイト先はあなたに対して損害賠償を請求することは可能ではあります。

…こう書くと、
「え?じゃあバイトをばっくれすると訴えられるの?」と不安に思う方も
いるかもしれません。

ですが、この点に関しては心配ありません。

それは何故か。
元店長の視点で
「ばっくれしたアルバイトを訴えることはほぼ100パーセントありえない」
理由を書いていきます。

”ほぼ”なのは、世の中にはとんでもない変わり者もいるので
その可能性を考慮して、です。
現実的には”絶対にない”と言い切っても良いぐらいです。

法律上は可能 ただし現実的にはあり得ない

これが答えです。
アルバイトがばっくれしたことで、
損害賠償を要求する訴えを起こすことは”可能”です。
ですが、それをするようなところはないでしょう。

その理由を一つ一つ、現場視点で説明していきます。
ばっくれは褒められたことではないですが
「訴えられるかも」などと心配する必要はありません。

もちろん0パーセントではないですが、
ほぼ0パーセントであることは事実です。

その理由を見ていきましょう。

…と、その前に注意ですが、あくまでも「あり得ない」と言っているのは
普通のばっくれの場合です。
何かを盗んでばっくれたりだとか、店を破壊してばっくれたりだとか、
他にスタッフがいない状態で店を空にしてばっくれしたりだとか、
そういう余計な事をした場合は、話は別です。

あくまでも”普通のばっくれ”の話ですから
その点はご注意ください。

イチイチ固執している場合ではない

まず、ばっくれしたアルバイトスタッフさんにこだわっているほど、
現場は暇ではありません。
時間もありません。

ばっくれしたアルバイトスタッフさんに何回か連絡してみて
それでつながらなければ退職と判断して、次に進むのがふつうです。
私の見てきたばっくれの事例では全てそうでした。

ばっくれしたアルバイトスタッフさんにはもちろん腹が
立つ店長も居ると思いますが、
それでも、アルバイトスタッフが足りなくなれば職場が回らなくなります。

もう、ばっくれした人を戻すのは無理なわけですから、
自分たちの身を守るためにもさっさと次の人を雇わなくてはなりません。

このように、普通であれば、ばっくれした人に構っている余裕はありません

「あ~ばっくれか。次どうするかな」
それが、多くの店長の心理です。
ばっくれする側が考えるほど、相手はばっくれした人の事を
考えません。

特にバイトを始め立てであれば、あるほどです。
例えばバイト初日などの場合は、まだ”戦力として”すら数えていませんから
冷たい言い方をすれば「居なくなっても問題ない」のです。
変わりなんていくらでも探しますからね。

そのため、バイト先がとる行動は
損害賠償の請求ではなく(そもそもそんなこと頭にも浮かびません)
次のアルバイトを探すことです。

ごくまれに、ばっくれした人に固執して電話をかけまくったり、
家にまで来る人は「異常」です。
普通はアルバイトさん一人にそんなことしません。

ただ、ごくまれに居る「異常」な人も、
下記の理由から、損害賠償の請求まで行く可能性はほぼ0です。

バイト先にメリットが無い

ばっくれしたアルバイトを訴えるメリットがありません。
考えてみてください。

裁判をするのには、面倒な手続きや費用なども掛かります。

そして、人員的にも。
バイト先に裁判に人員を裂くほどの時間があるか。
恐らくはないはずです。
訴えるまでには相応の手続き・時間がかかります。
ここまでするバイト先はまずないでしょう。

万一手続きをしても、バイト先には全く意味がありません。

まず、ばっくれしたアルバイトを訴えても、
職場にそのアルバイトが戻ってくるわけでもありません。
仮に戻ってきたとしても「戦意喪失」状態ですから、
役に立ちません。

加えて、訴えても「店」と言う観点から見れば「はした金」です。
請求できるのは「バイトのばっくれにより生じた損害」ですが、
この損害は、普通のばっくれであればたいした金額にはなりません。

そんな小さな売上のために訴えを起こしても、
店側に何の意味もないのです。

しかも、判決が確定しても支払い能力が無い場合は、
支払いすら行われない可能性も。

全てが無駄なのです。

時間はかかる
お金はかかる
手間はかかる
回収できる費用はほとんどない

完全に無意味です。

こんなことのために、損害賠償を請求するお店は
ほぼ100パーセントないでしょう。

会社の許可が貰えない

もしもバイト先が、ばっくれしたアルバイトを訴えようとしたら
会社に確認を取らなくてはなりません。
独断で訴えをバイト先として起こせば、大問題になります。

仮に店長が、頭に血が上って暴走状態にあり、
「あいつのことは絶対に訴えてやる!」と思ったとしても、
それに対して会社がOKを出す可能性はほぼ0パーセントです。

会社側は問題を起こされることを嫌います。
ましてや会社からすれば「アルバイトのばっくれ如きで何をムキになっている」
という感じになるでしょう。

ほぼ確実に、店長が会社の許可をとろうとしても、
その時点で「やめろ」と言われます。

アルバイトのばっくれ、ということ自体はそれほど珍しいことでは
ありません。
店長次第によっては、アルバイトのばっくれが頻発しているところもあります。

それを一つ一つ訴えていたら、もう仕事すらできないでしょう。

会社からのGOサインが出ない以上、
仮に店長が訴えようとしても(店長がその考えに至る可能性もほぼないですが)
訴えることはできません。

自営業の場合は、会社の確認は必要ないですが、
裁判なんて起こす余裕はないですから(時間的にも金銭的にも)
こちらについても問題ありません。

実質上、損害など発生しない…

「バイトがばっくれたことによる損害」の請求になるのですが、
これの証明がそもそも難しいと言われています。

実質的に、普通にばっくれたぐらいでは
損害など発生していないでしょう。

上で最初に書いた通り
ばっくれるときに何かを盗んだり、モノを壊したり、
誰も居ないときにばっくれたり(営業中に店をもぬけの殻にする)
などをすれば損害も明確になりますが、
それさえしてなければ「バイト先への損害」なんて事実上
存在しないのです。

ばっくれしたアルバイトの代わりにアルバイトを探す、だとか
その日、店長が大変な目にあった、だとか、
店長がその日の代わりの人員を探すことになった、だとか
そのレベルの話では損害にはなりませんし、
それは元々お店の「責任」ですから、訴えには結びつきません。

そもそもバイトのばっくれでは「損害」が発生するケースなど
ほとんど有りません。

私も、バイト時代、バイト仲間が何人もばっくれしてましたが
(当時、店長がとても酷い人だったので)
損害があったか?と聞かれれば答えは「No」です。

まとめ

と、いうことでありとあらゆる条件が
「アルバイトをばっくれした人を訴えることはあり得ない」ことを
示しています。

こんなにも大変なことだらけなのに、
訴えを起こす人なんていないでしょう。

そのため、アルバイトのばっくれ自体を肯定するつもりは
ありませんが、バイト先から訴えられたりすることを
心配している場合は心配する必要はありません。

まず、店長がその考えに辿り着きませんし、
辿り着いても実際に起こそう、とは思いません。
万一思っても、会社が止めますし、
損害すら発生してない場合も多いので、訴えも難しいです。

このように、アルバイトのばっくれに損害賠償、というのは
机上の空論であって、実際には起こりえないことです。