売れない自営業が思っていること。~売れないお店の店長の心中~

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店員Kです!

世の中にはいかにも、売れて無さそうなお店って
ありますよね?

いつも人が入っていないようなお店や
活気が全くないお店。

現実問題として”売れていない自営業のお店”は世の中にたくさん存在しています。

そして、売れていない自営業者は、
次第に精神的にも疲弊していきます。

私のお店も店舗の方は経営面が苦しいです。

今回の記事では
”売れないお店”の自営業の心中を書いていきます。

私の経験、そしてとあるお店(もう閉店しましたが)の
店長さんなどの話を総合して、売れないお店の店長はどう思っているか、
を書いていきたいと思います。

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売れていない自営業

正直なところ、売れていない自営業の人間はたくさんいます。
そこら中に。
全国レベルで見れば、毎日どこかしらで何らかのお店が始まり、
どこかしらでお店が閉店しています。

特に個人事業、つまり、自営業の場合は会社が運営するお店などと
違って”バック”も存在しない状態ですから、
かなり厳しい状態を強いられることも多いですし、
ネームバリューも資金力も無いので、なかなかお店を個人でやるのは厳しい、
というのが今の世の中です。

私もお店は、かなりきつい状態ですし…
”必死に努力すれば”という世の中ではもはやありません。

努力した上で、場所や運、自分の人柄などなど、あらゆる要素が
加わり、その上で初めてある程度の成功を収めることができる、という
非常に厳しい世界です。

売れない自営業の心

売れずに、経営的に良くない状況になってきた場合。。
自営業の人の心はどうなるのでしょう?
当然、穏やかな状況ではなくなります。

人によっては元気が無くなってしまったり、
常にピリピリとしていたり、
全てにおいて無気力になってしまったり…
色々とありますが、とにかく精神的に不安定になっていくのが事実です。

と、いうことで売れない自営業者が思ってしまいがちな
ことをそれぞれ書いていきますね。

①将来のことばかり考える

自営業が追いつめられてくると、将来のことを考え始めます。
お店が廃業になってしまった場合、何かの仕事や事業をしないと、
食べていくことができませんし、
廃業になった場合、場合によっては借金などがある方も居るかと思います。

そのため、売れない状況が続くと、招来の不安ばかり頭が過ります。
当然、人によってはあからさまに元気が無くなったり、不機嫌に
なったり。プライベートでも、何も楽しむ気が起きなかったりと、
精神的にかなり不安定になります。

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②人のせいにしようとする

「失敗」を人のせいにしようとして、攻撃的になる人も居ます。
例えば、近くに似たようなお店がある場合は、そのお店を恨むように
なるかもしれません。
また、一緒にお店を作った仲間が居る場合、互いに相手に
失敗の原因を押し付けようとすることもあります。

加えて、お客さんに対しても
「何で買わないんだ!」だとか、そういう風にまで思いだしてしまう人も。

一度、自営業者で
「売れないのはお客さんがモノを買わないせいだ!」などと言っている人を
見たことがあります。

まぁ、これは売れない苛立ちからそのような発言をしてしまっている、
ということですね。
つまりは、八つ当たりというやつです。

③自暴自棄になる

売れない自営業は、だんだん自暴自棄になっていきます。
「どうせ自分なんて…」みたいな考えですね。

そうなってしまうことにより、負のオーラ、、
どことなく暗い感じがにじみ出てしまって、さらに周囲の人は
離れていきます。

そして、周囲の人間が離れ、その自営業者はさらに自暴自棄に…
まさに無限ループです。

自暴自棄になりつづけた結果、鬱などになってしまう人も居ます。

④現実逃避をし始める

現実逃避。これは実際にあります。
「来月にはもっと売れるはずだ」みたいな希望的観測だとか、
「〇〇をすれば〇〇ぐらい儲かるだろう」だとか、わけのわからないことまで。

売れない、という一種のパニック状態で、ちょっと変なところまで、
非現実的なことを考え始めます。

現実を逃避し始めたら、少し気は楽になるかもしれません。ですが、
実際に現実逃避をし始めたらオシマイです。

赤字であってもその赤字を受け入れなくてはいけません。。
人によっては経理作業を止めてしまう人も居るみたいです。
赤い数字を見るのがつらくて…
ということですね。。

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⑤お店の作業がおろそかになる

売れない自営業の中には、売れないと分かった時点で
どこか諦めの感情を抱いてしまい、別の方向を
向くようになる人も。
本業であるお店中心の考えから、別の方向に向く、ということですね。

自営業をしながらバイトをしている人も知ってますし、
私はネットショップなどの方面にも時間を費やしています。
また、副業などを始める方も居ますね。

これが良い・悪いどちらかは分かりませんが、
とにかく別のことに頭の中の思考が支配されて、
本業について考える時間が減って行くのは事実です。

⑥幕引きを考えてしまう

売れないで、追いつめられてしまった自営業者の中には
最悪のケースを考えてしまう人も居ます。

つまり、自分の人生に幕を引いてしまう、というケースです。
私はしませんが、確かにそういう気持ちになってしまうこともあるの
かもしれません。

自営業は開業時の資金集めや、引き際を見誤ると、
本当に恐ろしい世界です。
人生完全に壊れてしまいますからね…。

⑦イライラしやすくなる

売上が上手くいかず、思うように事業も進まない自営業者は
「イライラしやすく」なっている人が多いです。
自分の思い描いた通りに事が進まずに、
自分の日々の生活すら脅かされている。

確かにイライラしてしまうのも仕方の無い事なのかもしれません。

イライラが向けられる対象は、理不尽ですが色々とあります。

例えば、お客様に対して向けられるイライラ。
売上が思うようにいかないと、お客様の些細な行動でも
「イラッ」とする人も居ます。
それが接客態度にも出てしまい、さらにマイナスになるパターン。

家庭内でイライラする人も居ます。
本来、仕事とプライベートは切り離して考えるべきだと思いますが、
それが出来ずにイライラしてしまうパターン。
これは家庭内に亀裂が入る可能性も。

そして、友人や恋人に八つ当たり(イライラする)パターン。
これは友達や恋人を失いかねませんから、
出来れば抑えることをおすすめします。

とにかく、自分のせいなのですが、イライラする。
そういう人も居ます。
自営業の失敗は、基本、自分のせいです。
例え競合店が出来たとしても自分のせい。
私もそうです。

店員Kの場合は…

私の場合は表には決して出しませんが、将来の不安でいっぱいな感じですかね…
とにかく、売れない日は「今後、どうなるんだろう」と心配でいっぱいになります。
夢で破産する瞬間なども見ましたしね(笑)

とにかく、精神的にはダメージを受けますし、
負の感情は大きくなるのは事実です。
私も営業中に、他のことを考えることが多くなりましたし、
失敗の恐怖で、正直に言えば、前より精神的な安らぎはありません。
私はなりませんが、鬱になってしまったりする方の気持ちもよく分かります

精神的に結構きついです。

ですが、泣き言を言っても始まりませんから、私の場合は
足掻くしかないのですけれど。。

まとめ

売れていない自営業の心中は”不安定”です。
やはり、将来への不安や、自分の思うように上手くいかない不満など、
色々な感情が入り乱れてしまい、かなり不安定になる人も多いです。

それがイライラとして表に出てくるか、自虐的になるか、
自暴自棄になるか、それとも自分ひとりで抱え込んで
表には一切出さないか…

この辺りは人によってさまざまだと思いますが、
いずれにせよ、精神的には結構きついです。

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