自営業が会社員に比べて不利な点8つ!独立前に現実を理解する!

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店員Kです!

自営業は、会社員に比べて不利な点も多い職業です。
私も、実際に自営業をやってみて、
冷遇されているなぁ、と感じる部分が結構ありました。

もちろん、冷遇されている部分だけではなく、
自営業には自営業なりの良い部分もあります。

ですが、自営業を始める前には
「こういう不利な部分もあるんだ」ということを
知っておいたほうが良いです!

と、いうことで今回は自営業が会社員と比べると
不利な部分をご紹介していきます。

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自営業が会社員よりも不利な点

「節税できること」「成功すればその可能性は無限大」なこと
などなど、もちろん自営業の方が有利な部分もあります。
ですが、それは最低限食べていけるレベルに成功した
時点でのお話です。
食べていけるレベルに到達できない自営業者にとっては
不利な点ばかりがのしかかり、
自営業者にとっては大きな負担になるのです。

では、どんな点が会社員に比べると不利なのか
その点について紹介していきましょう。

自営業を始めるのであれば
こういう一面もしっかりと把握しておかなくてはなりません。

①年金と保険

年金や健康保険…これに関して、払う費用は収入や条件に
よって変わってきますからなんとも言えないのですが、
これらの社会保険が、充実しているのは
「厚生年金」「社会保険」…
つまりは、会社員のほうということになります。

特に、年金は将来の受給額が大きく変わってきます。
国民年金と厚生年金のその差は凄まじく、
月々の支払額が給料によっては、厚生年金(会社員)の方が
高くなるケースも多いですが、
将来の受給額の話をすると、今現在でも
厚生年金の方が圧倒的に高いです。

自営業の立場で年金を支払う意味はあるのか?
と思ってしまうぐらいにその差は凄いです。

扶養などの面についても、年金・健康保険ともに
自営業の方が不便な部分は非常に多いです

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②有給休暇が存在しない

自営業には当然、有給休暇というものが存在しません。
すべては自己責任になります。
サラリーマンになれば一定以上働いてさえいれば
一部の違法なブラック企業を除いて、
有給休暇というものは保証されます。

ですが、自営業は、自分次第です。
自分でどうにか事業を上手く成功させて、
人を雇えるようになる、または自動で何らかの収入を得られるような
かたちを作りあげることができれば、休んでいても
収入が入る=有給と似たような状態を作り出すことは
できますが、基本的に休めば収入がストップする場合がほとんど
ですから、そういう点では大変です。

休みを自分次第で決められる、と言えばそうなのですが、
反面、保障もなにもない、という感じでしょうか。

③退職金が存在しない

会社員であれば、退職金が存在するところがほとんどです。
アルバイトの場合は退職金は出ない場合がほとんどですが、
正社員の場合はほとんどの人が退職金をもらえるでしょう。

ですが、自営業の場合は、基本的に退職金というものは
存在しません。全て、このあたりも自己責任になってしまいます。
小規模企業共済というもので自分で作ることは可能ですが、
何もしなければ当然、退職金は無いので、
自分で貯金や小規模企業共済等を利用するなどしておかないと、
老後の生活も保障されないわけです。

何も考えずに定年の時期まで自営業で働けば、
少ない年金だけ…という状態になりますから
とてもじゃありませんが生活できません。
このあたりはしっかり考えておいたほうが良いです。

④失業時の保障もない

サラリーマンであれば、失業保険と言うものが存在しますから
失業したときも、ある程度の時間稼ぎをすることができますし、
サラリーマンとして働いていく上では自分自身が借金を
背負うことになってしまうようなことはまずないでしょう。
例えば、会社が潰れてしまったとしても、会社の負債を
サラリーマンの方が背負う必要はありません。

ですが、自営業にはそれがありません。
経営が苦しくなっても失業保険などというものも
存在しないのです。
事業が潰れれば、誰も助けてくれません。
借金を背負うかもしれませんし、
手元には何も残らないかもしれません。
このあたりも自己責任、ということになりますね。

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⑤病気などの場合でも保障はない

サラリーマンであれば、病気で倒れてしまった場合でも
ある程度の保障はしてもらえるはずです。
ですが、自営業にはそれがありません。
病気で倒れてしまえば、それまで。
仕事を引き継ぐ人も居なければ、収入もパッタリとまってしまいます。
自分が倒れてしまったら終わり。
自営業とはそういう過酷な世界なのです。

一応、こういうときのための保険などもありますから
万一のときの備えは自分でしておかなくてはなりません。

⑥社会的な信用が低い

自営業と言うものは、社会的な信用が非常に低いです。
クレジットカードの審査ですらなかなか通らないもの。
それは何故かというと、
個人事業主(自営業)として開業するためには
書類を提出するだけで、誰でもなれる状態なのです。
たとえ、所得が10円でも、自営業を名乗ることは
できるというわけです。

そのため、銀行でも何でもそうですが、
”自営業”と言われてもなかなかすぐには信用できない、ということに
なってしまいますし、
何より自営業は安定度で言えば、相当低いですから、
そのあたりも社会的な信用の低さに直結していくのです。

今は絶好調でも半年後は分からない。
そう判断される可能性もあるということです。

⑦結婚にも不利になる!

自営業は結婚するということに対しても不利になります。
これは、前に別の記事で書きましたが、
「自営業」というだけで、相手方の両親が難色を示すことも
ありますし、そもそもお相手が「安定した職業について欲しい」と
願うこともあります。

基本的に”自営業”は結婚においては非常に不利に
なるものです。
相手からすればやはり、相手の職業は安定している方が
良いですからね…
恋愛面で不利になるのは間違えないでしょう。

よほど安定している事業が出来ているのであれば
話は別ですが、そんなこと、レアケースでしょうし、
なかなかない事だと思いますからね…。

⑧成功は天井知らず けれども失敗も底なし

自営業は成功すればするだけ、天井知らずで伸びていくことができます。
サラリーマンであればそうは行かないでしょう。
ある程度の”限界点”があるものです。

ですが、それはメリットであると同時にデメリットでもあるのです。
何故なら、失敗は底なしだから、です。
サラリーマンであればどんなに会社で失敗しても
相当なことをしなければ最悪、クビになるぐらいでしょう。

が、自営業は違います。
真面目にやっていても、赤字、赤字、借金、借金と
底なしの沼にはまってしまうこともあるのです。

そして、その底は、どこまでも深いです。
失敗すれば失敗しただけ、
再起不能になるぐらいの、負債を背負うことになってしまい、
結果的に立ち直れなくなってしまう人や
人生に絶望してしまう人も居るのです。

それでも、上に書いてきたとおり、救済など存在しません。
厳しい世界ですが、そういう世界なのです。

まとめ

サラリーマンから見れば、自営業は良く見えるかもしれませんが
その良く見える自営業はごく一部です。
大半の自営業は、失敗したり、なかなかうまく行かずに、
苦しみを味わうことになるのです。

隣の芝生は青い。

もしも自営業を目指すのであれば、
上記のような不利な点があることを必ず認識してから
挑戦することです。

メリットは、成功した人にだけ与えられる特権です。
失敗すれば自由も、何もありません。
のしかかってくるのは、只々、↑のような不利な部分だけなのです。

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