実録!恐怖の買取Vol12 大量の未使用品と謎の忘年会

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店員Kです!

今日も実録シリーズ!
恐怖の買取第12弾を書いていきましょう^^

今回の恐怖の買取はお店にとっては嬉しいことなのですが、
別の意味では恐怖でした…。

どういうことかは後々説明するとして…

お店には時には色々な目的で商品売却に来る方も居ます。
場合によっては、遊ぶ目的で購入したものではなく
”転売”目的で未使用品を売りに来る方も居るのです。

クレジットカードの現金化などがその目的の一つですね。

では、今日の恐怖の買取事例…語っていきましょう。

なお、実録シリーズは、実際にあった話のため、
個人情報の観点から、時期や場所、個人名等に
関しては全て伏せた状態で基本、お話します。

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未使用の商品…

お店には未使用の商品を売りに来るお客様も居ます。
基本的にはクレジットカードの現金化や転売業者などで
ある場合が多いです。

もちろん、怪しい場合は、会社の本部に話をあげたり、
場合によっては警察に相談したりするなどの対応も
することがあります。

まぁ、その辺の判断は長年の経験で…
という感じでしょうか。

未使用本体がやってきた!

ある日のこと、未使用のゲーム機本体を
4台お持ち頂いたお客様がいらっしゃいました。
台数が多い場合は、盗難などそのほかのことも
考えなくてはなりません。

しっかりと記入事項を記入していただき
(何かあったときのためにも必要になります)
全ての本体のシリアル番号を控えて、
その上で買取、というカタチになりますね。

結果、お客様は4台全てをそのまま売却して
帰っていきました。
未使用の本体というのは、購入側も喜ぶ商品ですから、
お店側としては利益になるものではあります。

しかしながら、上でも書いたとおり、未使用本体というのには
なんらかの理由があるはずですし、
今回ご紹介している方のように、複数台同時に
持ってきている方の場合は細心の注意を払っておかなくては
なりません。

本社への報告をすることも大切ですし、
本体のシリアルナンバーを一つ一つ控えておくなどの
対応も必要です
(シリアルナンバーは基本、どんな本体でも控えます)

後日、再び…

しかし、このお客様は後日再び、未使用のゲーム機本体を
4台お持ち頂きました。
これで合計8台。
流石におかしいのではないか?ということで
お客様に確認をいれました。

防犯上の観点からも聞かなくてはならない、と。

一応、各所に最初の4台の買取のことは報告していましたし、
とくに近辺でそういう問題も起きていませんでしたが、
世の中、何があるか分りません。

で…申し訳ないのですが
何故このように未使用の本体を続けてご売却しに来るのか、
確認させて頂きました。

すると
「会社の忘年会のくじ引きで、
 ゲーム機本体20台セットが当たってしまい、
 それが順番に自宅に送られてきているから
 こうして順番に売りに来ているんです」

と、その人はそう言いました。

はい…?

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明らかに嘘!?

ゲーム機本体20台セットが会社の忘年会で当たった?
どんな忘年会ですかそれ(笑)
そんな会社ほぼ100パーセント存在しない!と断言しても良いです。
絶対にあり得ない。

会社心理として景品を用意するのであれば
20台用意したとしても、同じ人にセットで20台も
プレゼントするなんてこと、絶対にあり得ないでしょう(笑)

同じ人に20台あげたところで意味のないことだと
会社も分るはずですし、
20台同じ人にあげるぐらいなら、20人に分散して
プレゼントしたほうが喜ぶ人も多くなりますし、
プレゼントする側の人間心理として絶対にそちらを選ぶはずです。

加えて
”会社が4台ずつ順番に送ってきているから
 順番に売りに来ている”という部分。

そんなこと絶対にあり得ません。

順番に送ればその分、梱包の手間と送料がかかります。
なぜその場でプレゼントしないのかも謎ですし、
(基本的に景品はその場でもらえるところがほとんどです)
送るとしたら20台全部まとめて送るでしょう

上記のことから、これは「明らかに嘘だな」と
私は感じました。

ですが、仮に嘘だとすると「怪しい本体」の可能性も多いですよね^^

もしも正規のルートで手に入れた本体で無かった場合、
後々面倒なことになる可能性もあります。

なので、やはり再度確認が必要でした。

謎の未使用本体の結末は…

その方の未使用本体の正体…
それは”クレジットカードの現金化”でした。
クレジットカードで売れる商品を購入して、
それをお店に売却することで、それを現金にする。

急いで現金が必要な方だとか、
他にも色々理由のある方が行う行為ですね。

この方はそれだったのです。
数台ずつクレジットカードで商品を購入して、
そのたびにお店に売りに来ていた。
それが答えでした。

防犯上、未使用品の出所が分らないと
これ以上の買取は…という意味の言葉を
やんわりとお伝えしたところ、
クレジットカードで会計した商品のレシートを
お見せいただけたので、間違いありません。
ちゃんと、購入された正規のルートで手に入れられた本体でした。

これを知ることができれば、お店も安心して
商品の買取をすることができます。

なぜそのような行動をされていたのかは分かりませんが
その方なりに何か事情があったのでしょう。
(現金化している事情まではお店とは関係ないことですし
防犯上の観点から見ても、確認する必要のない事柄
だったので、確認はしていません)

ちなみに買取した未使用品は?

これは店頭で「中古未使用品」としてそのまま販売するか、
もしくはオークションなどのネット販売で「中古未使用品」として
販売するかのどちらかになりますね^^
まぁ、いずれの場合も普通の中古本体よりも高く販売できるので
お店にとっては利益が大きいのでありがたいことではあります。

ただ、何度も書いている通り
未使用品の買取には色々と注意しなくてはいけない点もあるので
結構大変なのです。。

この件のその後…

結局、そのお客様はゲーム機本体を毎週のように
4台ずつ程度お持ち頂いていました。
あるときを境にいらっしゃらなくなったので、
現金化する必要がなくなったのかもしれませんね。

結局、理由については最後まで不明でしたが
何らかの事情で現金化しなければいけない状態に
なっていた!ということでしょうね。

この方に限らず、こういった現金化目的の方などは
しばらくの間定期的にいらっしゃっていて、
あるときを境にパッタリと来なくなることも多いです。

私の前の先代店長もそう言っていましたが
結構そういう方が多いです…!

この件の対応について

しっかりとシリアルナンバーも記載していましたし、
本部や関係各所への報告も行い、
台数が増えてきた際には失礼ながら確認も行っているので
対応としてはまぁ、問題は無かったかと思います。。

出所が怪しい場合はこの件のように
ちゃんと警戒して、場合によっては確認をとることも
大事なことの一つですよ^^
お店も不正ルートで入手された商品を買い取りしてしまう
わけにはいきませんから、
しっかりと確認はしていきましょう。

勿論、買取をする以上、未使用品であろうが、
そうでなかろうがちゃんとお客様の身分証明証の確認を
しなければなりませんし、
住所などの必要事項の記入は必要なのですけれどね。。

まとめ

この件の方は、特に問題のあるお客様ではありませんでしたが、
最初は次々と未使用のゲーム機本体をお持ちいただくので
何事かと思い、相当警戒したものです。

もしも皆様が、未使用の本体などを何らかの事情でお店に売りに
いく場合には、この方のように疑われてしまうこともありますから、
事情は先に話しておいたほうが良いかと思います
(何回も繰り返し、売却しに行くつもりならの話ですが)

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