黙食とは?食べ方とポイント・注意点を徹底解説!

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黙食(もくしょく)とは
「黙って食べる」という意味の言葉です。
文字通りの意味、ということですね。

新型コロナウイルスの感染拡大に対する対策の一つとして、
2021年の1月に誕生した言葉で
とある飲食店が初めて使ったことで話題になった言葉です。

その後は、そのお店だけではなく、色々なところに
「黙食」という言葉が広がっていき、現在では
外食を楽しみつつ、感染症対策もしっかりと行うための
食事スタイルの一つとなっています。

この「黙食」について、
どうすれば良いのか、効果はあるのかどうか、
注意点は何かをそれぞれ解説していきます。

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黙食のやり方は?どう食べればいいの?

難しいことはありません。
「喋らずに、黙々と食べる」
それだけで、”黙食”です。

要は「黙って喰え」と、いうことになりますね。

一人で飲食店を利用する場合は、
ほとんどの場合、必然的に黙食になるとは思いますが
誰かと利用する場合は、どうしても会話が増えてしまい
感染リスクを高めてしまいますので、
会話せずに黙って食べることにより、そのリスクを
抑える、という効果があります。

一応、気を付けるべき点を挙げておくと

・他の人との会話

は、もちろん

・独り言
・食事中にスマホで誰かと通話

などにも注意してください。

話す相手がいなくても、ベラベラとしゃべり続けていれば
それは「黙食」ではありません。

とにかく「喋らずに食べる」。
それを心掛けていれば、黙食をすること自体は
難しいことではありません。

効果はあるの?

感染リスクを0にすることはできませんが、
ある程度の効果が望めることは確かです。

食事中に喋れば喋るほど、飛沫が飛びますから
相手に直接飛ぶこともあるでしょうし、
食事中の食べ物に飛沫が付着することも
当然あるでしょう。

そのため、感染リスクを下げる効果は
確実にある、というのが答えになります。

もちろん、呼吸をしたり、咳き込んだり、
どうしても会話しないといけないような
場面もあるとは思いますし、
リスク0は不可能な話ですが、
それでも、リスクを少しでも下げることが出来る、
という点においては、
感染症対策の面だけを見るのであれば
確実にプラスになっているのは事実です。

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絶対に感染しないわけではない

勘違いしてはいけない点としては
「黙食」をしたら絶対に感染しないわけではない、
ということです。
これは、大前提として忘れてはいけないことです。

他のどんな対策でも同じことで、
黙食をしていようが、外出自粛をしていようが、
どんなに立派なマスクをしていようが、
感染するときはしてしまう。
それが、現実です。

そのため「黙食をしているから大丈夫」と、
いうことではありませんので、
手洗いやうがいなどの、他の基本的な対策の
徹底などは、しっかりと行うようにして下さい。

もっと言えば、
飲食店を一切利用しなかった場合でも
感染リスクを0にすることはできません。
その点も、勘違いしないようにし、
ちゃんと出来る対策はするようにする、ということが
大切になります。

絶対黙食しないとダメなの?

中には「黙食」なんてしてられるか!!と、
いう人もいると思います。

絶対に黙食をしないとダメなのかどうか、と言われると
法律上の話をするのであれば
「黙食を強制する法律はありません」と、
いうのが答えになります。

そのため、飲食店で「黙食」をしなかったとしても、
それが原因で逮捕される、とか罪に問われる、だとか
そういったことはありません。

ただし、「黙食をお願いしているお店」では、
注意されたり、お願いされたりする可能性は
十分にありますし
(ただ、お店側としても言いにくいことなので
注意せずにそのままの可能性も十分にあります)
注意された時の態度次第では、
お店から退店するように言われる可能性もあります。

お店側のルールに従わない場合は、お店側がお客さんに
退店を命じることは可能ですので、
「黙食」をお願いしている店で、それを無視した場合は
そうなる可能性があるということは
覚悟しておく必要があります。

(それでも居座ると罪に問われる可能性があります)

黙食はちょっと…
と、いう場合は、黙食をお願いしていないお店を探して
利用したり、自宅で食事を取るなど、自分なりに対応してください。

お店側の実情は?

コロナ禍において、飲食店は、苦しい状況を
強いられています。
そんな中での「少しでも安心して食事を楽しんでもらいたい」という
願いからの、黙食の提案、ということになりますね。

ただ、賛否両論がある、という点は事実で、
お客さん側からも「安心して食べられる」「応援したい」という
声がある一方で「食事の楽しみが失われる」という反対意見もありますし
お店側も、意見はそれぞれです。

この点は、人間である以上、人によって意見が異なることは
仕方のないことです。
”全員が同じ考え”になったら、それはもう生き物じゃなく
ロボットですからね。

感染予防と、日常生活の両立…
難しいことですが、今後、黙食に限らず
上手くバランスを取ることが大事になっていきそうです。

まとめ

「黙って食べる」
それだけのことなので、黙食自体は、
とてもシンプルです。

賛成・反対、色々あるとは思いますが
そういうものもある、ということは
覚えておくと良いですね。

ちなみに、黙食で食事をした場合も
「リスク0」になるわけではないので
この点は勘違いをしないようにし、
手洗い・うがいなどの基本的な対策などは
忘れないようにしましょう!

黙食がどうこう考える以前に、
まず「基本」は、とても大事なことですからね。

なお、食事中に「どうしても話さないといけないことがある」時まで
口を閉ざす必要はありません。
例えば「急に調子が悪くなったけど、黙食だから黙ってたら倒れてしまった」とか
そういう”極端すぎること”はしないようにしましょう。

何事も「異常」レベルの極端なやり方は、マイナスにしかなりません。
柔軟に、黙食する。
これが、大事なコトです。

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