キシリトールガムって虫歯予防に効果はあるの?勘違いにはご用心!

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キシリトールが虫歯予防に良い、という話を
聞いたことがある人も多いと思います。

ですが、実際に効果があるのかどうか?と
言われると、よく分からない人もいると思いますし、
逆に「キシリトールガムを噛んでおけば虫歯にならない!」だとか
極端な考え方をしてしまっている人もいると思います。

間違った考えでキシリトールガムを噛んでいると
予防どころか、逆効果になってしまう可能性もありますから、
しっかりと最低限の知識は身に着けておきましょう!

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効果はあるの?

キシリトールに「虫歯予防」の効果があるのは事実です。
実際に歯科治療などを受けると、先生から
勧められるようなこともあると思いますし、
歯科医院の受付のところに売っているようなことも
あると思います。

これは、虫歯の原因となる歯垢が付きにくくなる作用だったり
歯の再石灰化を促す作用だったり、
菌の働きを弱める作用があったりするためで、
実際に「正しく」キシリトールガムなどを噛むことで
虫歯の”予防”の一つにすることができます。

ただし、キシリトールの配合量が多いものでないと、
ほとんど効果がない、と言われていますので
キシリトールガムなどを噛む場合、キシリトールの配合量などを
確認し(100パーセントに近ければ近いほど望ましいです)
選ぶようにしましょう。

ただし、”勘違い”してはいけない点もたくさんありますので
下記のような点には注意をしてください。

虫歯にならないわけではない

まず、大事なこととして当たり前のことですが
「キシリトールガムを噛んでいれば虫歯にならない」という
わけではありません。
キシリトールガムをどんなに正しく噛んでいたとしても
他の部分がしっかりと出来ていなければ
当然虫歯になる可能性は高まっていきますし、
歯をしっかり磨いていたとしても
その他色々な条件が重なり、虫歯になってしまう
可能性もあります。

キシリトールガムを噛んでいるから虫歯にならない!
ということではなく、
あくまでも予防の一つであり
”可能性を下げる”というだけのことです。

その点は勘違いをしてしまわないようにしましょう。

当然、歯磨きなどはしっかりと行う必要があります。
また、歯磨きをしっかりと行い、
キシリトールガムを噛んでいて、そのほかの部分に
気を配っていたとしても
「100%虫歯にならない」ということではありませんから
異変を感じたら、歯科で診察を受けるようにしましょう。

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虫歯を治療するわけではない

キシリトールは、虫歯を”予防”するものであり
”治療”するものではありません。
ここのところを勘違いしないようにしなくては
いけません。

一度虫歯になってしまって
黒い部分が出てきてしまったり、
痛みが出てきてしまっていたりする場合
どんなにキシリトールガムを噛んだとしても
手遅れです。
再石灰化は、基本的にそういう”目に見える変化”が
出ていない状態、虫歯になるか、ならないか、ぐらいの
部分でこそ役に立つもので、
一度虫歯になってしまった場合
キシリトールガムをどんなに噛んだところで、
その穴が勝手にふさがるようなことはありません。

キシリトールガムで治すんだ!などと
無理をしていると、その間にもどんどん虫歯が
進行してしまって、最終的には神経を取ることに
なってしまいますから、
虫歯になってしまった場合は
なるべく早い段階で、歯科医院に足を運ぶように
しましょう。

放置していても、キシリトールガムをどんなに噛んでも、
我慢しようとしても、最終的に歯医者に行かないと
残念ながら虫歯を治すことは難しいです。

噛みすぎは良くない

キシリトールガム自体は良い物ですが、
”噛みすぎ”は逆効果になります。
歯だけのことを考えるのであれば、
どんなに噛んでいても、特には問題はないのですが、
キシリトールを大量摂取することで、
お腹の調子を、人によっては崩してしまう可能性があります。

そのため、各キシリトールガムに表示されている
分量を守るようにし、
あまり過剰に摂取しないようには、注意しておきましょう。
特に、日ごろからお腹の調子があまり…
という人は、より注意しておいた方がいいですね。

痛みが出たり、調子が悪くなったら歯科へ!

先ほどから書いている通り
キシリトールガムは、あくまでも予防対策のためのものに
なります。
そのため、痛みが出てしまったり
歯の調子が悪くなったりしてしまった場合は、
残念ですが、歯医者に足を運ぶしかありません。

お金もかかりますし、時間もかかるので
面倒臭いという気持ちは十分に分かるのですが
放置していればしているほど、
どんどん状態が悪化していくことになりますので、
その点は注意しておくようにしましょう。

歯が痛くなってしまった場合は
早めに歯科治療を受けたほうが
最終的には、費用的にも、時間的にも
少ない消費で済むかと思います。

まとめ

キシリトールガム自体は
虫歯の「予防」には有効的な方法の一つなので、
注意点をよく理解した上で
活用していくことで
虫歯になる確率をある程度下げることは
できるかと思います。

自分自身でいろいろと考えてみて
使ってみよう!と思うのであれば
利用してみるのが
一番良いのではないでしょうか。

また、歯科に通ったりしている場合は
歯科の先生に確認してみるのが
一番有効的です。

あなたの歯にあった利用方法や
キシリトールガムを紹介してくれるかもしれませんし、
色々なアドバイスも貰えるかもしれませんから、
歯医者に通っている場合で、歯科の先生が
話せそうな相手の場合は
聞いてみるのも良いかと思います。

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