働いている会社が子会社になったら…?解雇されたりするの?

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自分の働いている会社が
買収されるなどして、別の企業の子会社に
なった場合、働いている個人には
どのような影響が出るのでしょうか?

上の方のやり取りはさておき、
一般の社員にとって一番不安なのは
「自分はこのあとどうなるのか」ということだと思います。

解雇されたりすることはないかどうか、
仕事の環境が大きく変わったりすることはないかどうか、
そういう部分が一番気になる部分であると思います。

では、実際のところ、自分の働いている会社が
子会社になってしまった場合、
どのような変化が考えられるのでしょうか。

その点について、解説していきます。

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買収された会社の社員に起きる変化は?

自分が働いている会社が「買収される側」であった場合は
どのような変化が起きるのかどうか。

これは、大きく分けると、3種類のことが考えられます。

①ほとんど変化なし(細かい部分は変わる可能性あり)
②良い方向に変化する
③悪い方向に変化する

当たり前のことですが、この3つです。
自分の会社が「子会社になる」と言われると
ついつい悪い方向に物事を考えてしまう人も多いかとは
思いますが、これは必ずしもそうとも言えず、
良い方向に会社が変化していく可能性もあります。

また、案外”大きく変わったようには感じない”という
ケースもあるのです。

このあたりについては、実際に買収後、しばらく経過してみないと
分からないことが多いです。

全ては”買収した側の会社の判断次第”というものが大きいので、
実際に買収されるまでは「こうなりますよ」と断言することは
できないのです。

買収時の合意から、1、2年程度は劇的に変化するような
ことはない場合も多いですが、
それも「絶対」ではないですし、時間の経過と共に
徐々に変化していき…ということも考えられます。

では、どのようなケースが考えられるか、
見ていきましょう。

解雇される可能性

これは、残念なことですが、買収した側の会社次第では
当然、あり得ることです。
いきなり「子会社になったそちらの会社の社員は全員解雇します」
などということはまずないとは思いますが、
数年かけて徐々に解雇したり、うまく辞めるように
仕向けてきたり、そういうことは実際に
行われます。

リストラ・希望退職・転勤など、
色々な方法がありますから
あくまでもルール上は”合法的”に最終的に
退職するように仕向けられるケースは
実際に起きていることです。

100%そうなるわけではありませんし
あくまでも”その可能性がある”ということにはなりますが
買収された側、「子会社」になってしまった側の会社の
社員は、最悪の場合、解雇される可能性も
否定はできない、ということは覚えておきましょう。

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転勤や配置転換の可能性

親会社の意向により、転勤などを命じられたり
部署異動になったり、いろいろと自分の「立場」が
変わる可能性があります。

場合によっては、引っ越しや(家族と暮らしている場合)単身赴任が
必要になるような転勤を命じられる可能性もあります
(また、強引な単身赴任などを命じ、遠まわしに退職を
促す、マイナス方面の意味合いがあることもあります)

今までは転勤なんてほとんどなかった!という会社でも
子会社になることで、その環境が大きく変化する可能性はあります。

もちろん、悪い意味合いである可能性もあれば
チャンスになる可能性もありますから
一概に悪い、とは言えませんが
転勤なんてしたくない、という人にとっては
その懸念が少し増えることになってしまいます。

上司が変わる可能性

自分の上司などが変わる可能性があります。

これも、いろいろな事情があり、
まずは↑で書いたような異動や退職が起きることによって
上司が入れ替わる可能性がありますし、
そもそもの会社の労働環境が変化したり、
組織の構成が変化したりして、上司が変わる可能性があるのです。

上司が変わること自体はプラスになるか
マイナスになるかは、分かりませんし
今までの上司があんまり良くない、あるいはパワハラ上司だったり
する場合は、プラスになるかもしれませんし、
新しい上司がパワハラ上司だったり、
今までの上司は良い人だったりする場合は
マイナスになるかもしれません。

この点については実際に変わってみるまで
何とも言えない、というのも事実になります。

また、外資系企業などの子会社になった場合、
上司が外国人になったりすることもあります。

会社の雰囲気が変わる可能性

子会社になると、少しずつ会社は
今までの雰囲気から、親会社の雰囲気へと
変わっていくことになるかと思います。

対して変化なし、という場合もありますが
場合によっては、大きく空気の違いを
感じるようなこともあるのではないでしょうか。

細かい部分から、仕事のやり方、
社員のモチベーションなどなど、
あらゆる部分の空気が、少しずつ変わっていく
可能性は十分にあります。

基本的には、親会社側の方針に沿って
動いていくことになると思いますから
色々な部分が、少しずつ変化していく、
という可能性も十分に考えられます。

良い方向に変化するのか、
悪い方向に変化するのか、
こればっかりは、実際になってみないと
何とも言えませんが、
何らかの変化が出る可能性は高いです。

会社独自の要素・伝統的なものなどが
無くなっていくことも考えられます。
代わりに、親会社となった会社の独自の要素、
伝統的なものが少しずつ入って来る…
という形になるケースもありますね。
良い独自要素も悪い独自要素も
時が流れるにつれて、消えていく…
という可能性は高いです。

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人間関係の変化

人間関係に変化が生じる可能性も高いです。

先ほども書いたように、異動や解雇なども
十分にあり得ることですし、
上司が変わることもあり得ます。

また、親会社となった会社の人間と
働くような部分も出て来るでしょう。
元々は別の会社だった人間は、
仕事に対する考え方が良くも悪くも違う可能性が
高く、最初は戸惑うかもしれません。

さらに、悪い例で言うと
「買収された会社の社員」を見下すような
そんな人間がいる場合もあります。
もちろん、全てがそうではありませんが
運が悪いと、そういう人間と巡り合うことになってしまうこともある…
というのが、残念ながら一つの現実になりますね。

給料などの変化は?

いきなり大幅に減給、ということは
基本的にはなく、給与体系自体は
大きく変わらないことが多いですが、
長い目で見ると、これも変化していく可能性はありますし、
転勤などになったり、立場が変わったりすれば
変化する可能性もあります。

しっかりと分からない部分は確認をするなどして、
上手くごまかされたりしてしまわないように、
注意が必要になります。

対策は?

対策としては、何か分からないことがあれば
「しっかりと確認すること」です。
曖昧な状況のまま進めることは
あなたのためにもなりません。

また、労働基準法に反するような強引なやり方や
パワハラなどがあった場合は、必ず証拠を確保
(録音・写真など)し、労働基準監督所などに
相談するか、あるいは会社に早いところ見切りをつけて
転職する道を選ぶかする必要があります。

まとめ

綺麗事を言っても本当に「どうにもならない」ケースもあります。
子会社になってしまう=悪い目に遭う とは限りませんが
その可能性も、残念ながら十分にある、というのが
事実になってしまいますから、
どうにもならない場合に関しては
転職を含め、検討していく必要があります。

良くも悪くも
”相手次第”というのが現実で、
親会社となった会社が”どのような方針で行くのか”という点が
鍵を握っている、というのが現実になります

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