上司が保身に走る理由は?みっともない保身!その理由とは…?

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保身に走る上司…

皆様の会社にも一人ぐらいは
いるのではないでしょうか。

部下の立場から見て、
いざというときに
自己保身に走ってしまったり、
自分の身を守ることしか考えていないような
上司は、とても頼りのないものだと思います。

では、どうして上司は
そのように”保身”に走ってしまうのでしょうか。

保身に走ってしまう上司にも
それなりの理由があるのでしょう。
では、どのような理由がそこには
隠れているのか、
それを、見て行きたいと思います。

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上司が保身に走るワケ!

では、上司が保身に走るのは何故か。
上司の立場からして言えば
自分自身が保身に走っている、ということは
大半の上司はちゃんと自覚はしていると思います。

中には自己保身に走っている自覚が
ないような人もいるかもしれませんが
大抵の上司は、自分が自己保身に
走ってしまっていることを理解は
しているでしょう。

けれども、自己保身をやめることはできない。
それには、人それぞれ理由があるのです。

部下からしてみれば
頼りなく、信頼できない上司、というイメージが
当然強くなると思います、

そんなイメージを抱かれることになってまで
保身に走る理由とは…。
それをご紹介していきましょう。

上の顔色を窺っている

まずは、この理由になりますね。
”上司”と言っても、会社のトップではないはずです。
トップが直属の上司である可能性は非常に低いでしょう。

そのため、上司にも上司がいるわけです。
その上司や、さらにその上にいる会社の顔色を
窺っている、というのが保身に走る
最大の理由になるでしょう。

上がブラック企業であればあるほど、
その傾向はより一層強まるかと思います。

完全な縦社会になっていればなっているほど、
上司は、自分の上にいる存在に怯え、
より強い自己保身に走ることになるのです。

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自分が可愛い

自分の身が一番可愛い、という人は多いかと思います。
部下のために自分の身を挺してまで
上と戦ってくれるような上司は
数少ないと思いますし、上司にもそれぞれ
人生がありますから、自分の人生を賭けてまで
部下を守るかどうか、と言われれば
その答えはNoである人が多いと思います。

自分に置き換えて考えてみると分かるかと思いますが、
部下を守るために自分の人生を(もしかしたら)犠牲に
なるかもしれない状況に置くかどうか、と言われれば
多くの人は「う~ん」となるのではないでしょうか。

そのため、人によって程度は異なりますし、
ある程度の危険に身を晒す人もいますが、
最終的には自己保身に走る上司も多い、ということになります。

ただ、これは人間としてある程度は
仕方のないことだと思いますし、
上司にそのような行動をとらせる雰囲気を作っている
会社の上層部に問題があるケースも多いです。

上司にも人生がある

後述する完全に自分のためみたいなケースもありますが、
そうでなくても、上司にはそれぞれ”自分の人生”
というものがあります。

仮に、部下のために会社に逆らって、
会社を敵に回してしまい、
解雇されたり、降格処分になるようなことがあれば
その上司の人生にも影響が出るでしょう。

上司のために自分の人生を犠牲にしたくない、と
思う人は多いと思いますし、
もちろん、上司のために自分の人生を犠牲に
する必要はありません。
が、逆に上司にとっても、部下のことが大事だったとしても
部下のために自分の人生を犠牲にするかどうか、と
言われればやはり、自分にも人生がありますから
「そこまでは…」となってしまうものです。

一人暮らしの場合もそうですし
家族持ちの上司であれば、
もしも部下のために会社と戦い
会社を首になってしまったら
その家族たちにとっても、大きな傷に
なってしまうことは安易に想像が
できると思います。

そうなってしまっては、やはり上司の立場からしてみても、
困ってしまうものなのです。
そのため、自己保身に走る上司が非常に
多く見えるのは、ある程度は仕方のないことと言えるでしょう。

自分の出世のために…

自分の人生を守るための自己保身…
というよりかは自分の出世欲などのために
自己保身に走っている人もいます。

これは、これまで紹介してきたような
やむを得ない自己保身というよりかは
自分の欲のための自己保身、と言えるかと思います。

会社から、とにかく高い評価を得ようと、
全く何も言えないような
自己保身上司がいるのも事実です。
こういった上司の場合は、
今まで書いた理由以上に、
強く保身に走る傾向がありますから
部下からしてみれば
より”嫌な”上司に映るかもしれませんし、
実際に嫌なタイプであるのは間違いないです。

また、とにかく出世をい目指しているような
タイプの上司である場合、
部下の功績を利用しようとしたり、
そういったこともあるかと思いますから、
そういう上司の元で働くときには、
自分自身が悪いように利用されてしまわないように
注意が必要です。
しっかりと”警戒心”を持つことは
大事になるのではないでしょうか。

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保身と部下への対応のバランスが大事

上司にとって大事なことは
「保身」と「部下」のバランスですね。

当然、人間である以上、
ある程度の保身に走ることは仕方のないことですし
ある意味、人として当たり前の行動である、
と言えると思います。

自分の人生を全て犠牲にしてまで
部下を守るべきかどうか、と言われれば
難しい所ですし、
そこまではしなくても良い、とは思います。
部下を大事にしなくてはいけないのもそうですが
自分自身の人生も大事にしなくてはいけませんからね…

そういった状況に追い込んでいる会社こそが
一番問題と言えるでしょう。

ただ、部下を持った以上は、
ある程度の責任があるのも事実です。
好きに上に上がった人もいれば
好きで上に上がったんじゃないんだ!という人も
いるかとは思いますが、
いずれにせよ、部下がいる、という状態は事実なわけですし
その点については注意しなくてはなりません。

非常に難しい話ですが
「部下のことも守りつつ」「自分のことも守る」というのが
一番の理想であり、出来る限りそのカタチに
近づけていく、というのが大事なことになるのではないかと思います。

これは、本当に難しいことですが
自分の人生を投げ打って部下だけのことを守る、
というのもやはり何か違う気はしますし、
逆に「自分だけ」を守るのも上司としてアウトです。

会社が、中間にいる上司の苦しみを理解し、
対応すれば良いですが
そういう会社は少ないですし、
それゆえに保身に走る上司が増えているのも
事実ではあると思います。

が、部下からすれば保身に走る上司というのは
頼りないものですし、保身に走りすぎている上司というのは
やはり見苦しいものです。

このあたりは、本当にバランスが大事ですね。

部下も機械ではなく人間なわけですから、
上司の態度が気に入らなければモチベーションも
下がりますし、嫌気がさすのも当然のことです。
上司になる人はこのあたりもしっかりと考えて
自分の身だけではなく、部下のことも
ちゃんと考えなくてはいけない、ということです。

難しいことですが、ここのところを
しっかりできない、ということであれば
やはり部下からの信頼は得られないでしょうし
いずれ何らかの形で自分に跳ね返ってくることに
なるかと思います。

まとめ

自分の保身に走る、というのは
ある程度は仕方のないことです。
ただし、限度というものもあります。

どんなに部下を思う上司だって
少なからず保身は考えているとは思いますが
それが”100パーセント保身”になってしまっては
いけない、ということですね。

上司の立場にいる人間は
しっかりとそのバランスを考えて
自分のことも部下のことも守る、
というのが、理想になりますし
出来る限りその理想に近づけるように
最低限の努力はしなくてはならない、と思います。

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