研修期間中のバイトや社員に辞めると言われたらどうする?

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店員Kです!

新しく入社した社員や、
採用したアルバイトスタッフの方には
“研修期間”というものがあるかと思います。
(無いところはないかと思いますが)

これから働いていくにあたって、
色々なことを教えていく大切な時期ではありますが、
場合によっては、この研修期間中に「辞めます」という
新入社員さんやアルバイトスタッフさんが居るのも事実。

もしも、研修期間中の新入社員やアルバイトから
「辞めます」と言われた場合はどうすれば良いのか、
それをご紹介していきたいと思います。

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研修期間中に辞意を伝えられたら?

もしも、研修期間中の社員やアルバイトスタッフさんから
「辞めます」と申し出られた場合、
冷静に対応する必要があります。

このとき、まず大切なのは
その時点で、辞めますといってきた人は
「ここで働く気をなくしている」ということです。
理由は人それぞれでしょう。

ですが、少なくともその時点では、
”続けるつもりがなくなっている”というのはれっきとした
事実です。

では、どのように対応すれば良いのでしょうか。

まずは話を聞く

まず、アルバイトスタッフさんや新入社員の方が
研修期間中に「辞めます」と伝えてきている場合、
そこで激したり怒ったり、話を聞かないような素振りを
見せるようなことはせず、しっかりと話を聞きましょう。

まずは相手が何故、研修期間中に辞めたいのかを
しっかりと聞き、何か言いたいことがあれば、
言うのはそのあとにしてください。

間違っても、相手の言葉を遮ったり、相手の言いたいことを
理解しもせずに、冷たくあしらったりしてはいけません。
話を聞くこと。まずは、ここからのスタートです。

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相手を怒らない

研修期間中に辞めたいと申し出てきたアルバイトスタッフさんや
新入社員の方の、辞めたい
理由によっては、怒りの感情を抱くこともあるでしょう。
しかし、相手を怒ったりしてはいけません。
何故なら、怒ってもなんの意味もないからです。

その人が続けるにせよ、
そのまま辞めるにせよ、怒ることは何のプラスにもなりません。
冷静に話を聞き、冷静に話を進める、これが一番の方法なのでは
ないでしょうか。

まず、その人がもしも退職を思いとどまって職場に
残ることになったとしたら、怒らずに諭すようにして
言ったほうが良いかと思います。
確かに、怒りを見せるのも一つの方法ではありますが、
現代においてそのやり方はメジャーではありません。

また、その人がそのまま辞める場合、
怒ったとしても何のメリットもありません。
お互いに後味悪いまま、別れることになるだけです。

ですので、できることなら、あまり大声で怒ったりだとか
そういうことはせずに、冷静に話すことをおすすめします。

慰留はするべき?それとも?

辞めたい、と言っているアルバイトを慰留するべきかどうか。
これは、意見が分かれると思います。
慰留するのも一つの方法ですし、
慰留せずにそのまま好きにさせるのも一つの方法です。
このあたりは、やめたがっている相手と話して、
それぞれのケースごとに判断するのが良いかと思います。

ただ、無理な慰留をしても、今後のためには
なりませんから、あくまでも相手の意思を尊重しつつ
判断するのが良いかと思います。

正解はないので、ケースごとに判断していくのが良いかと思います。

相手は辞めたがっている

慰留するのは構いませんが、前提として
相手は”辞めたがっている”ということは忘れてはいけません。
そうでなければ、辞めます、などと申し出ることはありません。

相手が「ここを辞めたい」と思っていることを
理解した上で、話し合いを進める必要があります。

”一度辞めたいと思った人”であることは忘れてはなりません。
一度嫌だなぁ、と思った職場やバイト先に対しての
モチベーションが回復する、というケースは稀です。
説得されても嫌なものは嫌だ。
そういうことです。

仮に、話し合いが上手くいって
一時的にモチベーションが回復したとしても、
やはり一度は辞めたいと思ったわけですから、
またその想いが再発する可能性はありますし、
話し合いが上手くいかずに、強引に残留させたい場合は
思わぬ事態(後述)を招く可能性があります。

慰留は強引にすれば良いと言うわけではありません。
相手と話し合って「辞めたい」という意思が強そうであると
判断した場合は、大人しく、本人の意思を尊重してあげることも
大切なのではないかと思います。

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強引に残留させると…

研修期間中に辞めたい!と言い出した社員や
アルバイトスタッフさんに対して
「もう少し頑張ってみてからでも遅くはない」だとか、
そういった理由で、相手が納得していない状況において
強引に残留させるのはやめた方が良いです。

強引に残留させることによって、思わぬ事態を
引き起こす可能性もあるためです。

これは、実際にあったことですが、
私がアルバイトの時代、後輩のアルバイトが
研修期間中に「もうついていけないから辞めたい」と
言いだしました。
すると、当時の店長はその子を説得、
強引にあと1か月だけ、という約束をその子としていました。
私は内心で「絶対来ない…」と思ってましたが
案の定、そのアルバイトスタッフさんはばっくれしました。

相手の意思を尊重せずに、強引に残留させれば、
残留させられた社員やアルバイトスタッフが次にとる行動の
1つとして考えられるのが、”ばっくれ”です。

既に、心が離れてしまった人をつなぎとめておく、と
いうことは非常に難しい事ですし、困難なことなのです。

拒むことはできない

法律上、2週間以上前に、社員やアルバイトスタッフさんが
退職の意思を表明している場合、会社やバイト先としては
これを拒むことはできません。
それに、仮に拒んだとしても、
既に働く意欲を無くしている人を無理やり残したとしても
メリットなんてないはずです。
そこにあるのは、単なる嫌がらせの思惑でしょう。

「今日辞めたいです!」みたいな話であれば2週間後、とか
延ばすことはできても、
退職自体を拒み、無理やり会社やバイトに残す、ということは
できませんし、問題になる可能性が高いので
しないように注意してください!

すぐに辞めやがって…みないな、思うところも
あるかもしれませんが、その点は注意しておいてください。

給料はしっかりと支払う

研修期間中に辞めたから給料は支払わない…
なんてことはしてはいけません。
例え1日目で辞めたとしても、そこまでの分はちゃんと支払わないと
いけない決まりになっています。
時給であれば、時給計算、
月給であれば日割りでの計算などを行い、
正しく相手に給料を渡さなければならないのです。

極端な話ですが、”ばっくれ”でもこれは適応されますから、
”支払わない”という選択肢は存在しません。
給料はいかなる場合でも、ちゃんとしっかりと支払う必要が
あるのです。
人を雇う場合、このルールを忘れないようにしましょう。
研修中に辞めたから支払わない!は通用しません!
相手が訴えを起こした場合は問題になりますから、
注意してください。

まとめ

研修期間中に退職を申し出てくる人は、
実際に、存在します。
アルバイトスタッフさんでも、正社員であっても、です。

これから、というタイミングでの突然の退職を
申し出られてしまうと、確かに困惑する気持ちもあると思いますし
大変だと思います。

しかし、就職やアルバイトも一種の縁ですから
たまたまその人とは縁がなかった、とそういうことに
なります。
既に辞めたがっている人と話し合うのは良いですが、
決して無理な慰留はしないようにしましょう。

ちなみに、何度も何度も研修期間中の退職が繰り返される場合は
会社(バイト先)の方に問題があります。

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