ハビタブルゾーンとは?生命体が存在できるかもしれない空間!

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「ハビタブルゾーン」とは、
宇宙の特定の領域を示す言葉で、
宇宙の用語の一つです。
(生命居住可能領域などとも言われます)

難しく説明するとややこしくなるので、
最初に簡単に説明しておくと
「地球と同じような生命体が存在できる可能性のある領域」
のことを示す言葉です。

この、ハビタブルゾーンに存在する惑星には、
地球のような生物がいるかもしれない、
ということになりますね。

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どのような条件で決まるの?

「そこ」がハビタブルゾーンに当てはまるのかどうかは、
色々な条件によって決まります。
(惑星に対してハビタブルゾーンという言葉を使う場合もあれば、
その周囲の領域をまとめて、ハビタブルゾーンと呼ぶこともあります)

基本的には惑星に「液体の水が存在できる環境かどうか」が
最重要項目となっており、
他に、その惑星や周囲の環境などから
「このあたりがハビタブルゾーンではないか」と言う形で、
ハビタブルゾーンかどうかが決まります。

ただし、知っての通り、宇宙にはまだまだ未知な部分が多く
(と、いうよりも未知の部分の方が多いですね)
ハビタブルゾーンとされている場所も、
実際に人類が行くことはおろか、探査機なども
たどり着くことが現在の技術では困難なために
後から色々なことが分かってきて
「やはりこのあたりはハビタブルゾーンではない」と、
いうような展開になっていくこともあります。

あくまでも
「生物がこのあたりには存在できるかもしれない」レベルの
お話であると考えておいた方が、分かりやすいのではないかと思います。

太陽系にハビタブルゾーンはあるの?

太陽系のハビタブルゾーンは「地球」しかありません。

地球の次に太陽から近い「火星」には生物は
現時点で存在が確認されていませんし、
仮に何か存在していても、少なくとも地球のような環境で
ないことだけは確かです。

また、地球より1つ、太陽に近い「金星」に関しても同じで
やはり、生命体は存在しないと言われています。

その他の太陽系の惑星についても
生命体が(地球で暮らすような生命体に限りますが)生活しているような
情報は確認できておらず、
ハビタブルゾーンと呼ばれるような領域は
太陽系には存在しない、ということになります。

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ハビタブルゾーンはどこにあるの?

ハビタブルゾーンは、いずれも太陽系の外に存在しており、
現在、確認されているハビタブルゾーンは、
全て人間がとてもたどり着けない場所に存在しています。
そのため、人間が直接その場を訪れて確認したわけでも、
探査機などで確認したわけでもなく、
あくまでも「計算上」のお話となっています。

2007年にはハビタブルゾーン内に存在する
地球と似た環境(の可能性が高い)の惑星・グリーゼ581cという
惑星が地球から20.5光年(人類が今の時点でたどり着くことは不可能)
発見されたほか、
その後も複数のハビタブルゾーン内かつ、地球と同じような
条件である可能性の高い惑星(スーパーアース)が発見されていますが、
どれも”実際は金星のような環境かもしれない”だとか
”実在しない可能性がある”だとか、後々の研究によって、
存在があやふやになったりしているものが多いです。

そのため、ハビタブルゾーンとされる領域や、
ハビタブルゾーンの惑星とされる星は
いくつか見つかってはいますが、
本当にそれが地球のような惑星なのかどうかは
現時点で解明する手立てはない、ということになります。

ハビタブルゾーンに生命体はいるの?

太陽系の外にいくつか確認されている
ハビタブルゾーンに生命体はいるのかどうか。

これに関しては、何とも言えません。
実際にグリーゼ581cや、その他の候補の惑星を
何らかの方法で確認することが出来ない限り、
生命体が本当にいるのかどうかを
確認する手立てはありません。

実際には金星などと同じような惑星である可能性も
十分にありますし、
環境は似ていても、何らかの原因で生命体が
存在していない可能性も十分にあります。
そもそも、その惑星が実在するのかどうかも、
計算上のものになりますから、確認できません。

また、生命体が存在していたとしても、
映画などに出て来る宇宙人のような
意思疎通が出来る存在とも限らなければ
人間の想像を絶するような文化を持っている
相手である可能性も十分に考えられます。

少なくとも、今の時点では何とも言いようがない、というのは
事実ですね。

地球以外に生命体はいるの?

宇宙はとてつもなく広いです。
そのため、確認はされていませんが、地球以外にも
ほぼ確実に生命体はどこかしらにいるのではないでしょうか。

ただ、宇宙は限りなく広く、人間でも、月に降り立つのが
やっとなわけですから、
他に生命体がいたとしても、やはり、地球にやってくるような
恐ろしいほどの技術を持つ存在は、いない…
(あるいは、宇宙が広すぎて地球など眼中にない)と
いうことなのではないかと思いますね。

地球だけが特別な存在…とは、
どうしても、これだけ宇宙が広いと、私には思えませんね…(汗)

どこかには、いる…
(それが昆虫っぽい生き物なのか、人間みたいな生き物なのか
全く違うものなのかは分かりませんが)のではないかな?と思います

※注)現時点では地球外の生命体は確認はされていません

まとめ

まだまだ宇宙には分からないことだらけで、
今、これを読んでいる皆様も、私自身も、
ハビタブルゾーンと呼ばれるような場所に
人類が実際に(たどり着けるとしても)たどり着くころまで
生きているのはなかなか難しいとは思います。

…が、こういう話も、
たまには夢があって、色々想像してみるのは、楽しいことですね。

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