宇宙が滅ぶことはあるの?宇宙滅亡の可能性はあるのかどうかを解説!

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地球は「宇宙」の中に存在するひとつの惑星です。

無限とも言えるぐらいの広さを持つ宇宙の中には
数えきれないぐらいの惑星が存在しており、
地球はその中の一つに過ぎません。

普通に生活していると、忘れてしまいますが、
別に地球は宇宙の中心でもなんでもない、というのが現実です。

地球自体は数十億年後に太陽に飲み込まれるかたちで
消滅する、と言われていますが、
では「宇宙」に終わりはあるのでしょうか。

その点を出来る限りシンプルに解説していきたいと思います。

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宇宙が滅亡することはあるの?

これは、もはや人間には計り知れない部分になりますが、
宇宙が滅亡してしまう可能性は「ある」とされています。

永遠に続く、という説もあるのですが
滅びる、という説もある、ということですね。

宇宙が無くなってしまったあとはどうなるの?
という疑問も湧いてきてしまいますが、
そもそも宇宙のことなど、人間の知らないこと
だらけでしょうから、なるようにしかならない…
というのが事実だと思います。

では、宇宙が終焉を迎える理由として
挙げられている”説”を出来る限り分かりやすく
解説していきます。

宇宙が縮んで消滅する「ビッグクランチ」

現在、宇宙は少しずつ「膨張」していると言われています。
少しずつ宇宙全体が大きくなっている…と考えると
分かりやすいと思います。

が、これが宇宙の膨張する力に、宇宙に存在する重力が
打ち勝ってしまった時点で
「膨張」⇒「収縮」に転じるという説が存在し、
最終的には宇宙は収縮を続けて
1点に集まり、終焉を迎えてしまう…
という結末です。

物凄く大雑把に簡単な表現をすれば
「膨らんでいる宇宙が、いつか縮み始めて、
最終的には無くなってしまう」ということですね。

これを”ビッグクランチ”と呼んでいます。

ただし、ビッグクランチが起きたあとに
再び、宇宙の誕生と言われている”ビッグバン”が起きて
それを永遠に繰り返す、という説も存在しており、
縮む⇒膨らむ⇒縮む⇒膨らむの無限ループを
繰り返しているという説もあります。

この場合は、縮んだ状態(ビッグクランチ)の時に
一時的に宇宙は滅びますが、再び宇宙が誕生して…
の繰り返しになる、ということですね。

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宇宙が膨らみ続けて滅ぶ「ビッグフリーズ」

逆に、宇宙が膨らみ続けて滅びる、という説も
存在しています。

これは、宇宙の膨張する力が重力に打ち勝ち、
膨張を続けていき、
人間からは想像も出来ないような長い年月をかけていき、
宇宙が冷え切っていき
最後には”何の変化もない無の空間”のような
状態になって滅ぶ、という説になっています。

一応、こちらの場合は宇宙自体は残っていますが
もはや、何も変化することなく、
そこにあるけど、生きてはいない…みたいな
状態になってしまう、ということです。
(かなりざっくりとした説明ではありますが)

以前から言われているのは
この二つです。
収縮して宇宙自体が消滅する「ビッグクランチ」か
膨張し続けて冷え切った宇宙と化す「ビッグフリーズ」か。

しかしながら、
比較的最近、もう一つの宇宙の終焉として
語られ始めたのが
「ビッグリップ」と呼ばれる終焉ですね。

全てがバラバラになって滅亡する「ビッグリップ」

もう一つの「ビッグリップ」と呼ばれる現象は
「宇宙がバラバラになって滅びる」という
恐ろしい状態を示します。

宇宙には「ダークエネルギー」と呼ばれる
未知の物質が存在していることが判明しています。
(目には見えない仮説の上での存在のパワーのことで
人間からしてみれば、全く深い部分まで分かっていない
存在ですが、そういう未知のエネルギーが存在する、
ということまでは分かっています)

このダークエネルギーが宇宙のバランスを保っている力を
上回るようなことが万が一発生してしまうと
宇宙に存在するあらゆる物質が木っ端みじん…
つまり、バラバラになってしまう、と言われています。

全てがバラバラになって消滅する…
ある意味では一番恐ろしい終末と言えるかもしれません。

どれもすぐに起きるものではない

↑のようなお話をすると
怖くなってしまう人もいますが、
ビッグクランチもビッグフリーズも、ビッグリップも
仮説の上では発生するとしても、
気の遠くなるような時間の話であり、
何千億年後だとか、そういうレベルのお話です。

そのため、今、この文章を読んでいる皆様が
ビッグクランチやフリーズ、リップに
遭遇することはありません。
(このサイトが何千億年後も残ってれば別ですが
それは絶対ないでしょう笑)

なので、今、生きている人間には直接的には
関係のないお話ではありますし、
人間が何千億年後も生きているかどうか、と
言われるとなかなか難しい感じもします。
(そもそも、宇宙がどうこうの前に
地球が何十億年後には、太陽系が終わりを迎えてしまうので、
そこをどうにかしないと、人類に未来はないのも事実です)

ですので、SF的な話として、楽しむ程度で、
今の時点で心配するような話題ではありません。

まとめ

宇宙はどうなっていくのか。
それを見届けることは、できませんが、
どの結末にしても今のままだと滅亡は
避けられない状態になってしまいますので、
もしも人類が、こういうときまで続いていたり、
地球以外のどこかに知的生命体がいるのであれば、
その対策を考える必要性が出て来る、というのも
事実でしょう。

とは言え、ビッグクランチの縮む瞬間や、ビッグリップの場合はもはや
異次元にでも逃げない限り、どうにもならない気もしますが(汗)

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