地球以外に人間が「呼吸」できる惑星はないの？

地球では、人間が酸素マスクなどを付けずに、
呼吸をすることができます。

…当たり前のことと言えば当たり前のことですが、
宇宙に出れば人間は”何もなし”では呼吸すらすることが
出来ませんし、
水星でも、金星でも、火星でも、他の惑星は
人間は呼吸をすることができません。

では、地球以外に人間が呼吸することのできる惑星は
ないのでしょうか。
この点について解説していきます。

地球以外に呼吸できる「星」は未発見
まとめ

地球以外に呼吸できる「星」は未発見

まず、現在分かっていることで言っておくのであれば
”地球以外に呼吸ができる星”は見つかっていません。
人類が何も使わずに呼吸することのできる惑星は、
今のところ、発見されているのは”地球”のみです。

そのため、宇宙空間や他の惑星では
現時点では”人類の呼吸できる場所は見つかっていない”
というのが答えになります。

太陽系の他の惑星はダメなの？

太陽系には
水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星が
存在しており、
準惑星として冥王星が存在しているほか、
地球の「月」のような、各惑星に「衛星」と呼ばれる
星も存在しています。
（※衛星がない惑星もあります）

しかし、これらの惑星・衛星はいずれも
”呼吸”できる環境にはなく、大気の成分に、
人間が呼吸することができるような酸素が
含まれている惑星はありません。
（含まれていてもごくわずかで、人間に必要な量の酸素が
ある惑星はない状態です）

そのため、太陽系の他の惑星・衛星においては
人類は、何も使わずに呼吸することはできません。

太陽系の外にまで視野を広げると…？

宇宙は”太陽系”だけではなく、
太陽系以外にも膨大な数の惑星や衛星が存在しています。
太陽系など、全宇宙の100分の1にも遠く及ばないぐらいの
範囲でしかないために、まだまだ宇宙には
未知の領域が”多すぎる”、そんな状態です。

現時点で、太陽系の外の惑星なども
複数確認はされてはいるものの、
今のところ”詳細不明”の所が多く、
実際にたどり着けているところは存在しません。

そのため太陽系の外に視野を広げても
今のところ”この星なら呼吸できる！”というところは
確認はされていない状態です。

呼吸できるところは地球以外にはないの？

これは今の時点では”不明”ではありますが、
宇宙は相当広いので、隅から隅まで探せば
”人類が呼吸できるような星”がある可能性は
それなりに高いと思いますし、
人類のような知的生命体がいる惑星も少なからず
あるかと思います。

宇宙は本当に、恐ろしいぐらいに広く
人間はそのうちの1パーセントすら知らない状況なので、
隅から隅まで探せば、高い確率で
呼吸できる星もあるでしょうし、何らかの生物がいる星も
あるでしょう。

ただ、現在の技術ではそれを見つけることは難しい、
ということですね。

有力な星は多少ある

現時点で”ハッキリと確認”はされていないものの
地球と環境が近いと予測されている
太陽系外の惑星はいくつか存在しています。

あくまでも”かもしれない”レベルで実際に
到達してみたら、何もなかった…呼吸もできない、なんてことも
当然考えられますが、
環境的に可能性はあるとされている星が
現段階でもいくつかはある、ということですね。

実際にその惑星にたどり着いたり、その惑星のことを
ハッキリと調べることは、残念ながら現在の地球の技術力では
不可能ですが、太陽系の外、はるか遠くに存在する
「K2-18b」と呼ばれる惑星には大気中から水蒸気が検出されており、
”呼吸できるような惑星である可能性”も、考えられています。
（ただし、これもまだ直接到達して確認できたわけでは
ありませんから、実際には全然違う環境である可能性も十分にあります）

このように、太陽系の外には
”もしかしたら”の惑星も複数存在しています。

ただ、呼吸できたとしても、
”地球と完全に一致する成分”でなければ
人体に影響が出る可能性があるほか、
”呼吸は出来ても、他の環境が人体には耐えられない”
可能性もありますし、
既に知的生命体が住んでいて、地球の人類が移住したり
することは困難である可能性もあるので、
仮に”呼吸できる星”が見つかったとしても、
色々な困難が待ち受けていることは事実でしょう。