かゆい うま(かゆうま)とは何?元ネタを詳しく解説!

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「かゆい うま」とは、
ゲーム「バイオハザード」シリーズの第1作目に登場した言葉で、
今では、それがネタとなって色々な場所で
見かけることのある言葉です。

これが何なのかを、分かりやすく解説していきます。

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元ネタはゲーム「バイオハザード」

”かゆい うま”の元ネタとなるのは
カプコンから発売された「バイオハザード」で、
第1作目に登場した言葉です。

その後、バイオハザード1はバージョンアップ版が
発売されたり、リメイク版が発売されたりしていますが、
いずれのバージョンにも”かゆい うま”が登場しています。

バイオハザードシリーズには、
ゲーム中で探索する舞台に、色々なヒントなどが書かれた
”ファイル”と呼ばれるものが置かれており、
(ゲームの直接的なヒントになるメモだったり、
世界観が分かる日記だったり、色々なものがあります)
その中の一つ、”飼育係の日誌”と呼ばれるものの中に
登場するのが、この「かゆい うま」になります。

どういう意味なの?

「かゆい うま」は、
”ゾンビになってしまう直前の人間が書き残した支離滅裂な文章”で、
飼育係の日誌では、飼育係として働いている人物が、
作中に登場するクリーチャーの世話を任されるのですが、
その後、勤務先の研究施設で研究されていた「Tウイルス」と呼ばれるものが
事故により流出してしまい、
この飼育係の男も、それに感染してしまいます。

この、Tウイルスは簡単に言えば生き物を怪物に変えてしまう
力を持ち、人間が感染した場合はゾンビになっていく、というものですが
感染したあと、数秒でゾンビになるわけではなく
だんだんとゾンビになっていくのが特徴的で、
完全にゾンビになる前に”知能の低下”や”食欲の増加”、”異様なかゆみ”
等の症状が出てきます。

飼育係の日誌では、飼育係がそのTウイルスに感染して
ゾンビになるまでの記述が描かれていて、
最初は体調不良やかゆみを訴えるような内容だったものが、
やがて、おかしな内容になっていき、文章にも乱れが
出て来るようになります。

その中で、食欲が異様に増していることも書かれていて、
同時に、異様なかゆみにも苦しむような記述が続きます。

そして、この飼育係の男が完全にゾンビになってしまい
日記を書くことができなくなる直前に書いたのが、
この”かゆい うま”という文章でした。

既に知能が極限まで低下している状態で、
異様なかゆみから「かゆい」、
そして異様な食欲から「うまい」と書きたかったのだと思われますが
それすら書けずに「かゆい うま」となった…
ということですね。

作中では”ゾンビ化する過程を描いたシリアスな演出”として
登場している言葉ではありますが、
後にこれがネタとなり、ネット上などでも使われるようになり、
今では完全にネタ化しています。

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「かゆ うま」とは?

「かゆい うま」は時々、「かゆ うま」と誤記されたり
間違って覚えていたりする人もいます。

ただ、正しくは「かゆい うま」で、
ゲーム中の表記を実際に確認しても”かゆい うま”に
なっています。
リメイク版・オリジナル版共にこの点は変わらず
公式で「かゆ うま」が使われたことは今のところはありません。

とは言え、”かゆい うま”を知っている人相手に
話をする場合は”かゆ うま”でも十分通じますので、
そんなに深く気にしなくても大丈夫だとは思います。

その後も類似のファイルが登場…

バイオハザードシリーズでは、
この「かゆい うま」がネタになったからか、
その後も類似のファイルがよく登場するようになっています。

例えば、バイオハザード3では
医師がゾンビ化していく「医院長の日記」(ただ、これは割と控えめ)、
バイオハザード0には「幹部候補社員の日記」(飼育係のと割と似たような流れ)、
バイオハザード5には「村の青年の日記」、
バイオハザードリベレーションズには「通信兵長の日記」、
RE3には「チャドの日記」という同種のファイルが多数登場しています。

いずれもウイルスに感染するなどして、
だんだんと様子がおかしくなっていき、最後には「かゆい うま」のような
支離滅裂な文章で締めくくられているものになるので、
かゆい うまに興味を持った人は、見てみるのも面白いかもしれません。

個人的には通信兵長と村の青年の日記が
なかなかインパクトのある内容でした(笑)

飼育係の日誌が登場する作品は?

飼育係の日誌が登場するのは「バイオハザード1」で、
PS1版、セガサターン版はもちろん、
「バイオハザードディレクターズカット」やデュアルショックバージョン、
「デッドリーサイレンス(DS版)やリメイク版、HDリマスター版
全てのバイオ1に登場しています。

また、「バイオハザード5」の追加シナリオには
何故か飼育係の日誌の写しが舞台となる屋敷内に置かれており、
この作品でも「かゆい うま」を読むことができます。

まとめ

「かゆい うま」とはバイオハザードシリーズの
第1作目に登場した文章でした。

ゾンビ化していく登場人物が書き残した内容で、
後のシリーズ作品でも、
同じような系統のファイルが定番化しているなど、
ある意味、バイオハザードシリーズに大きな影響を
与えた言葉ですね。

なお、ネット上などでは、
特にバイオハザードシリーズを遊んだことのない人が
使っている場合もあり、
「かゆいうま」を知っている=シリーズファン、とは
限りません。

それだけ広く広がったネタ…とも言えそうです。

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