人気が落ちてしまうゲームのシリーズにありがちなこと!低迷の理由は?

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ゲームの”人気シリーズ”の中には
人気が落ちてしまい、
”かつてはこんなに売れていたのに、今では…”
と、いうような状況になってしまう作品も
たくさん存在しています。

”売れ続けるシリーズ”もあれば、
”どんどん売上的には落ちていくシリーズ”もあり、
このあたりは、かなり明暗の分かれる部分です。

例えば、任天堂の”ポケットモンスター”シリーズは
発売当初から、今に至るまでずっとその人気を維持していますが、
レベルファイブの”妖怪ウォッチ”は、一時社会現象にもなり、
ポケモンと肩を並べるような時代もあったものの、
今ではすっかり、全盛期のような売上はなくなってしまっています。

RPGゲームにしても
スクウェアエニックスの”ドラゴンクエスト”シリーズは
今でも絶大な人気を誇りますが
同社の”ファイナルファンタジー”シリーズは
今でも人気とは言え、売上自体は全盛期よりも低迷しており、
対等だったドラクエとFFのパワーバランスは、
国内ではすっかり、ドラクエ>FFとなってしまっている状態です。

このように、”人気を維持し続けるシリーズ”もあれば
”低迷してしまうシリーズ”もあるのです。

では、どうして人気シリーズだったのに人気が落ちてしまうのか、
この点を見ていきましょう。

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人気シリーズの人気が落ちる理由とは?

人気シリーズの人気が落ちていく理由には様々な要因があり、
一概に言うことはできません。

しかしながら”よくあるパターン”はいくつかあるので
そのあたりの点を解説していきます。

なお、これから解説するようなことをしてしまっている
シリーズであっても”人気を維持”しているようなものも
実際に存在はしているので、
色々な要素が絡み合っていることもまた事実です。

では、どのような展開がシリーズの衰退を
招くのでしょうか。
それぞれ、見ていきましょう。

完成度の低い作品の発売が原因の場合

”シリーズ最新作”として発売したタイトルの
完成度が低い、あるいは致命的なバグなどがある、など
そういったことがあると
”シリーズ全体の評価”が落ちることになります。

いくら”これまでの〇〇シリーズ”の評価が高くても、
”最近発売されるのは微妙なものばかりだなぁ”となれば、
当然のことながらだんだんとシリーズ自体の評価は
落ちていくものです。

微妙な新作を繰り返すことによって
シリーズ自体が衰退してしまう、ということですね。

基本的に、ある程度”微妙”なタイトルを何度か発売してしまうぐらいなら
一気にシリーズが衰退することはありませんが
”あまりにも酷い内容”(俗に言うクソゲーと言われてしまうようなもの)を
発売してしまうと、”1発でシリーズの人気が衰退すること”も、
実際にないわけではありません。

どんなに有名なシリーズであっても、
そこに胡坐をかいてはいけない、ということが言えるのです。

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シリーズを乱発して飽きられてしまう場合

シリーズ作品は、確かに出せば出すほど売れるのですが
あまりにもそのシリーズを乱発すると、
”飽きられてしまう”ことがあります。

必ずしもそうなるわけではありませんが、
例えばコーエーテクモの「無双」シリーズは
全盛期にはかなりの数のタイトルを乱発したことで、
売上は徐々に下がっていきました。
また、”同じこと”の繰り返しになりがちなタイトルは
”乱発”で飽きられるのが早いというデメリットもあります。

また、レベルファイブ系統の作品も
ブームを起こすとすさまじい売上を記録し、
その展開力はすさまじいのですが、
ブーム中に”あまりにも色々出しすぎる”からか、
ユーザーの波が去るのが非常に早いのが特徴的で
「レイトン教授」「イナズマイレブン」「ダンボール戦機」
「妖怪ウォッチ」など、あれだけヒットしたシリーズが
次々と衰退している、ある意味珍しい会社とも言えます。

ブーム時に次々と完全版なども含め、商品をかなりのペースで
発売するため、飽きられるのも早くなってしまっているのかもしれません。

このように”飽きられてしまう”と、シリーズが衰退することはあります。

モデルチェンジに失敗した場合

↑のように”飽きられないようにする”ため、
ゲームのイメージチェンジなどを図るシリーズも多いです。

この成功例としてはカプコンの”バイオハザード”シリーズでしょうか。
バイオハザード4で大胆のモデルチェンジを行い、
その結果、今でもそれなりの売上を維持しています。

しかしながら”失敗”するケースも多く、
大胆にリニューアルした結果、評判がイマイチor売れない結果に終わり、
そのまま衰退しているシリーズもそれなりに存在します。

ファイナルファンタジーシリーズもクオリティ路線に移ってからは
国内売上が低迷している傾向にあり、
”同じ路線を続けている”ドラクエシリーズとは対照的な結果に
なっていると言えます。

新作が途絶えた場合

新作が途絶えれば、人気シリーズの売上も
当然落ちていきます。

10年ぶりぐらいに復活したとしても、
既に全盛期のような売上は記録できず、というような
シリーズはたくさんあります。

”あまり出しすぎる”のも良くないですが
逆に”あまり出さな過ぎても”、
そのシリーズに馴染のあるユーザーが減ってしまうため、
結果的には人気自体を失う…と、いうことになる場合もあります。

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発売するハードが原因で衰退するケースも

人気シリーズの衰退原因の一つとして
”発売するハード”も理由として挙げられます。

例えば、あまり売れていないゲーム機に
人気シリーズの最新作を発売すると
”ハードごと売れる”場合もあれば
”このゲーム機持ってないからいいや”となってしまって、
今まで人気シリーズだったのに、全く売れずに衰退するケースもあります。

初代XBOXに最新作を発売した「ディノクライシス」シリーズなどは
この例に当てはまりますね。

また”今までずっと任天堂ハードに出していた”のに
いきなりプレイステーションに新作を発売したり、
その逆で”今までずっとプレイステーションに出していた”のに
任天堂ハードに新作を発売したりすると、
場合によっては衰退を招くこともあります。
(もちろん、上手くやれば大丈夫なシリーズもあります)

このように、ゲーム自体には問題ないにも関わらず、
”発売するハードが要因となって衰退する”シリーズも
実際に存在しています。

時代の流れで衰退するシリーズも

特に上のような理由に当てはまらなくても
時代の流れと共に衰退していくシリーズもあります。

例えば”そのジャンル自体が衰退してしまった”などのケースが
それに当てはまりますね。

例を挙げるとすると「シューティングゲーム」や「格闘ゲーム」などが
これに当てはまり、今でもコアな人気はあるシリーズですが、
何十年も昔のように、ジャンルの全盛期は過ぎ去ってしまい、
今では↑のジャンルのゲームは人気シリーズであっても
10万本以上の売り上げを記録することも、困難になっています。

また、上記のジャンル以外でも
”ゲームシステム自体が古い”となってしまい、
時代の流れと共に衰退していくシリーズも実際にあります。

こればっかりは仕方のないことではありますが、
メーカーとしては売上もある程度必要なわけで、
悩ましい部分であるのは確かですね。

まとめ

人気シリーズの衰退を見るのは
ファンとしては悲しい部分もあると思いますが、
これまでにも山のように、衰退してしまった人気シリーズが
あるのは事実です。

自分の好きなシリーズは、
楽しめるうちにしっかりと楽しんでおく、ということも
大切になりますね。

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