人間は宇宙に住むことはできるの?地球の外での生活は可能?

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人間は「宇宙」に住むことはできるのかどうか。

これまで、人間は宇宙ステーションなどに一定期間滞在したり、
月に上陸したり、と宇宙に飛び出している人がいるのは事実ですが、
それはあくまでも”一時的”なことです。

人間が普段、地球で生活しているかのように、
宇宙でも生活することはできるのでしょうか。

その点について解説していきます。

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現時点で「宇宙に住んでいる人間」はいない

まず、現時点でのお話をするのであれば
現時点で「宇宙に住んでいる人間」は存在しません。

宇宙ステーションなどで色々な実験をする
宇宙飛行士の方の映像を見たことがある人も
いるとは思いますが
それはあくまでも”一時的な滞在”であり
ずっと宇宙にいるわけではありませんし、
普段、住んでいるのは宇宙ではなく地球の方です。

もちろん、月にもいませんし、
太陽系の惑星たちには、人間が実際に上陸したことは
今のところはありません。

そのため、現時点で宇宙に住んでいる
「地球の人間」は存在していません。

技術的には可能なの?

現在の人類の技術では
人間が宇宙に「住む」ということは不可能で、
それは実現していません。

宇宙ステーションに一定期間滞在するのとは
また別の問題で、
もしも人間が宇宙で生活する、となれば
色々な課題をクリアしていかなくてはならず、
まだまだ”数年後”とか、そんなに早く
実現できるようなお話ではありません。

遠い未来には、宇宙にマイホームを持って
生活することができる…なんて時代が
来る可能性も否定はできませんが、
少なくとも今現在の技術では
現実的にそれを実現することは困難に近く、
強引にそれをやろうとしても、
安全性を確保することはできないため、
今の時点で宇宙に住む、ということは
不可能に近いことです。

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地球と同じように生活するのは厳しい

今後、仮に宇宙で生活することが
できるようになったり、
それが実現に向かっていくようなことが
あったりしても、
”地球と同じように生活していく”ことは
非常に難しく、
宇宙で生活する場合は”地球とはまるで違う生活環境”に
なることは、ほぼ確実です。

そもそも、宇宙では人間が”生身”で生活することは
できません。
地球のように好きに外出したりすることは難しく、
何の装備もなく、施設内から外に飛び出せば
そのまま命を落とします。

人間は宇宙で生きられるように作られている生き物では
ありませんので、
宇宙で生きるためには、人間の技術力を武器に、
何とか適応していくしかなく、
地球とはまるで異なる生活を強いられることになります。

宇宙に住むとしたらクリアするべき課題は?

人間が、宇宙に住むとしたらどのような課題を
クリアすれば良いのでしょうか。

・技術面
まずは宇宙で安全に暮らせるような技術面の課題を
クリアしていかなくてはいけません。
そのままでは生活できないわけですから、人間の持つ技術を使って
「生活できるように」していく必要があります。
また、当然、目的地まで安全に移動できるだけの技術も必要になります。
遠い惑星であればあるほど、より高度な技術が必要になるでしょう。

・環境面
技術があっても”人間が生活できるだけの環境・システム”を
その惑星・場所に作ることができるのかどうかは別問題です。
例えばその惑星に移動できる技術や、その惑星で生活できる技術を
作り上げることができたとしても、
食事はどうするのか?健康管理はどうするのか?など
”生活に必要な環境を”整えていく必要があります。

・資金面
宇宙に住むとなれば、「膨大な資金」が必要になります。
一度宇宙に人間が住むことが当たり前になってさえしまえば、
ある程度資金面の不安は解消されるとは思いますが
一度そのような環境を作り上げるまでには
かなりの費用がかかるでしょう。
その費用をどこから出すのか?そもそも用意できるのか、
というところがかなりハードルの高い問題になります。
当然、↑のような「技術面」「環境面」をクリアするのにも
費用が必要になるわけです。

・政治面
人間とは悪く言えば愚かな生き物ですから、
↑の全てをクリアして、実際に移住できる、となった場合には
「どの国がどの惑星のどの場所を支配するのか」みたいな
下らない人間同士の争いが始まることは
目に見えています。
地球の中でさえ、人間は原始時代から今までずっと
どこかで争ってきたわけです。
それが、さらにスケールの大きい宇宙となれば
確実に人間は争うでしょう。
そういう部分をクリアできるのかどうか…
これも、非常に厳しい部分であると思います。

「宇宙に住む」が実現する可能性は?

人間が「宇宙に住む」時代が来るのかどうか…
これは、今の時点では何とも言えません。

しかし、実現するにしても何十年、何百年の
レベルではなく、さらに先になるのではないでしょうか。

少なくとも、今これを読んでいる皆様や、私は
「宇宙旅行」の時代が限界であり、
宇宙に住む、を見ることは難しいかな…?と思いますね…。

まとめ

最終的に人類は、どんなに長く続いたとしても
太陽の膨張により、数十億年後には地球が滅び、
今のままであれば確実に絶滅します。

それまで人間が存続できているかは別として
”その先”に行くのであれば、
人間が宇宙に住めるようになる、というのは
絶対条件です。

ただ、太陽系の外に目を向ければ
どこかに”地球と同じような環境の星”がある可能性は
否定はできません。

と、いうのも宇宙は恐ろしく広いため、
地球だけが特別、というのは非常に考えられにくく
どこか、遠い遠い場所にはそういう世界もあるかもしれません。

が、その場合、当然”地球と似たような環境の星”にも
生命体がいる可能性は高く、
やはり、人類にとっては厳しい未来が待っているのかもしれません。

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