店員Kです!
「契約社員」ってイマイチよく分からない言葉だなぁ…
と思ったことはありませんか?
確かに正社員とは違いますし、
アルバイトでもない…
社員と聞くと言葉は良く聞こえますけれど…。
今回は、実際にアルバイトから契約社員になった店員Kが、
どのように環境が変化したかをお話していきます。
ただし、下でも書きますが「契約社員」がどのようなものかは
会社によって大きく異なります。
私の場合は、あくまでも一例なので、
会社によっては全然違う場合もありますから、
その点はご了承ください。
契約社員とは?
契約社員とは、非正規雇用の一つです。
基本的に「期間に定めのある労働契約」となっていて、
正社員のように、定年を迎えるまで、働ける、とかそういうものではありません。
あくまでも、アルバイトの延長線上のものと考えても良いかもしれません。
待遇に関しても、アルバイトスタッフよりは良い待遇の場合もあり、
月給だったり、雇用保険への加入が出来たりする場合も多いですが、
正社員に比べると、その待遇は悪く、会社の業績次第では契約更新が
行われずに、そのまま退職となったり、
ボーナスや退職金などが出ないこともあります。
いずれにせよ、正社員とは違います。
「社員」とついているので、ついつい聞こえが良いような気がしてしまいますが
実際にところは「社員」と同じレベルの労働力を低賃金で
手に入れたい!というのが現実的なところだと思います。
バイトから契約社員になった体験談
私も、アルバイトとして入社した職場で、
1年ほど経ったことにお声がかかり「契約社員」になりました。
契約社員は↑でも書いた通り、会社によって、その扱いは大きく異なりますから、
私の場合とは大きく異なる場合も多いと思います。
なので、あくまでもアルバイト⇒契約社員になった際の変化の一例として
参考程度にお読みください!
私の場合は…
私の勤務していた会社の場合、
契約社員にも2種類の契約社員がありました。
それが「契約社員A」と「契約社員B」です。
私が最初になったのは「契約社員B」のほうです。
何が違うのかと言うと、
契約社員Aは、どちらかと言うと、正社員より、
契約社員Bは、どちらかと言うと、アルバイトよりという感じでした。
こういう風に分類されている会社もあれば、
「契約社員は契約社員」という会社もあると思います。
この辺は会社によって様々ですね。
契約社員Bになって…
アルバイトから、契約社員Bになって、変わったことは何だったのか。
バイト→契約社員の変化の一例として、お役立て(?)下さい。
・手続きなどは?
アルバイト⇒契約社員Bになった時、手続きは簡単でした。
雇用契約書が改めて送られてきて、契約社員Bの概要を確認、
それに署名と印鑑を押して提出しただけで、契約社員Bの仲間入りです。
他には何もありませんでした。
・給料は?
時給のままでした…(笑)
給料とか、上がったんですよね!と後輩に言われましたが
「まったく上がっていません」
そのまんまです。アルバイトと同じ…。
なので、収入面では何の変化もありませんでした。
・勤務時間は?
これも同じでした…。
私は元々、週5日で入っていたので、それ以上増えることはなく、
そのままの勤務時間が維持されたカタチです。
と、いうよりも勤務時間が多かったので、雇用保険に入りなさい!という
感じで契約社員Bに引き上げられた感じです。
・社会保険に加入
契約社員Bの変化としてはこれだけでした。
会社の保険と年金への加入。
それだけです。
もちろん、それだけでも、良い事ではあるのですが、本当にそれだけでした(笑)
保険証が送られてきて、手続き終了です。
…と、いうことで、アルバイト時代との待遇の変化は
それだけでした。
給料があがったわけでもなんでもなく、
契約社員という肩書と、保険への加入ができただけです。
実質上はアルバイトと言っても過言ではないでしょうね。
会社からもバイト扱い
契約社員Bになった後も、会社に報告をするときは
バイト〇〇、との報告を指示されました。
つまり…契約社員Bはバイト扱いということです。
契約社員B…
外では「社員になった」と言えるかもしれませんが
会社内での扱いは完全にバイト。
会社内での会話でも「アルバイト」として扱われていました^^
契約社員Bの「B」って、
バイトのBなのだと思います(笑)
社会保険に加入しているか、加入していないかの区別だけだったのだと思います。
会社的な都合でしょうね。
契約社員Aになった際の変化
その後、私は「契約社員B」から「契約社員A」になりました。
この際の手続きは結構大変でしたね。
住民票だとか、身分証明書の提出を求められたほか、
誓約書などの提出も求められました。
契約社員Aは「社員になった!」という感じがしました。
その際に、同時に「店長」に格上げになっています。。
…と、いうことで私が店長をしていたお店は
厳密に言えば、社員は0人でした。
私、契約社員Aだったので(笑)
一応、待遇の変化を書いておきましょう。
・給料について
給料は時給⇒月給になりました。
ようやく社員らしくなりましたね。
ただ、正社員に比べるとその金額は低めでした、
(もちろん契約社員B時代よりは増えています)
・勤務時間について
勤務時間は長くなりました。
毎日朝から晩まで。
店長なのでサービス残業も出てきましたね
(契約社員Bまではサービス残業はありませんでした)
・待遇など
完全に「社員」として扱われるようになり、
会社全体の会議や店長会議などにも出席を求められるようになり、
もはや「アルバイト」としての扱いではなくなりました。
ボーナスも出るようになりましたね。
正社員よりは圧倒的に少ないボーナスでしたが、
当時はそれでも嬉しかったものです。
・責任の変化
店長になったことで、仕事に対する責任も大幅に変化しました。
お店の責任は全て私が背負うことになりましたから、
契約社員Bの時とは大違いです。
本部社員やその上の人間とやり取りをする機会も大幅に増えましたね。。
・異動の可能性
これも出てきました。
私の勤務先は契約社員Bまでは異動の可能性は無かったのですが、
契約社員Aは人事異動の可能性があったので
その点も考慮する必要がありました
変化はこのあたりでしょうか…
契約社員B⇒契約社員Aは大幅な変化がありました。
このとき、ようやくアルバイト⇒社員みたいな雰囲気は
ありましたね…
待遇は会社による!
契約社員の待遇は会社によります。
私の前の勤務先のように「ほぼバイト」みたいな勤務体系のところもあるでしょうし、
正社員同様の待遇である可能性もあります。
ですが、忘れてはいけないのは「契約社員は正社員ではない」ということですね。
いざとなったら、真っ先に切られるのが契約社員です。
何故会社が契約社員などという位置付をするのかと言えば
やはり「安い待遇で、いざとなったら切り捨てられる社員ポジションを作りたい」と
いうことだと私は思います。
契約社員である限り”安定”からは程遠い位置に立っている、ということに
なると思います。
まとめ
契約社員…会社によってかなり待遇も違いますし、
ハッキリと言ってしまえば「中途半端」なポジションです。
自分が社員なのか、
それともバイトなのか…
あやふやな位置に立つことになります。
もちろん、アルバイトから契約社員になればそれは一つの
ステップアップではありますが、
完全に安心することはできません。
あくまでも
”期間を定めた雇用”であることを忘れてはなりません。
契約社員である以上、契約を切られる、というリスクは
常に背負うことになります。