店長生命のおわり!店長で居られなくなる行為や出来事とは?

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店長にとって
「おわり」になってしまう出来事。

これは、いくつか存在します。

自営業の場合は別ですが
雇われ店長の場合、店長の立場というものは
決して会社内部では高いものではなく、
場合によってはいとも簡単に降格されてしまったり
異動になってしまったりします。

では、どんな出来事が「店長のおわり」を招いてしまうのか。

実際の店長経験を元に、まとめていきたいと思います。

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店長のおわりを招く行為

店長のおわりを招いてしまう行為や出来事は
色々と存在します。
これから、具体的に書いていきますので
現役店長の皆様はそうならないように注意して下さい!
店長としての自分のおわりが近づいてしまいます。

逆に、店長がどうしようもない店長で不満を
抱いている社員さんやアルバイトさんにとっても
参考になるかもしれません。
これから紹介していくことが積み重なれば
店長としての立場を失う可能性はどんどん上がって行きますから…。

まぁ、用途は人それぞれなので、それは
置いておいて
”店長として終わってしまう”出来事などをご紹介していきます。

①売上の低下

雇われ店長にとって、求められる結果は「売上」そして、
その先にある「利益」です。
そのため、売上が下がり、利益も下がれば、
店長としての存在価値は無くなります。

実際に、私も雇われ店長をやっていましたが、
成績の悪い店舗の店長は、本社の専務から
「お前の存在価値はない」とまで言われていたり
「お前、やる気あるのか?いや、ないだろ」だとか
高圧的な暴言を次々と受けていました。

もちろん、売上だけではダメです。
売上だけあっても利益が無くては、
会社から、売り方に問題がある、工夫が足りないとして
叱責されることになります。

そして、売上不振などが続けば、最終的には
「店長の異動(交代)」や「店舗の閉店」となります。
会社側も慈善事業じゃありませんから、いつまでも
売れない店舗を野放しにしておくことは少ないです。

実際に異動になったうえで副店長に降格になった
店長も知っていますし、
売上不振で閉店となり、別部署に飛ばされた店長も
知っています。

このように、結果を出せないと、
店長としては”おわり”を迎えることになるのです。

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②違反行為

何らかの違反行為をすれば、
店長としての自分、つまり”店長生命”を失うことになります。
違反と言っても、いくつかあって、
法律的に問題のある行為「違法行為」もそうですし、
会社の規則を破るなどの「就業違反」もそうですし、
労働基準法などの違反もそうです。

労働基準法に関しては、小規模な違反をしているところは
たくさんありますし、店長の力でどうこうできることじゃ
ない場合もあります。
会社の方針で有給休暇が形式上だけのもので取得できないように
なっていたりすることもありますからね…。

しかしながら、それも明るみに出れば店長としては
当然、おしまいです。違反は違反であり、
会社主導であったとしても、会社は店長の独断として
店長を切り捨てるでしょう。
(違反を隠すのは、そもそもNGです)

最初に書いた犯罪行為であればほぼ確実にクビ(懲戒解雇など)に
なると思いますし、
会社の規約違反に関しても、やはりペナルティになるでしょう。

私が実際に見た例としては、
お店のお金を着服していた店長が居たのですが、
当然のことながら、解雇となりました
(私は別店舗の人間だったので、この店長が逮捕されたかなど、
細かい部分までは知りませんが、とにかく解雇されています)

③クレーム

クレームの一つや二つで店長がクビになったり、異動に
なったりすることはありませんが、
クレームが積み重なったり、
重大なクレームが入ったりすれば、当然のことながら、
本社としても対処することになります。

クレームだらけの店長をそのままお店の店長に
しておくことは、やはりリスクがありますし、
店長の異動などを会社として行う可能性があります。

また、基本的にクレーム1個でどうこうということは
まずありませんが、大きなクレームを引き起こしてしまった場合は
1発アウトで責任を取ることになる場合もあります。

とにかく、クレームも積み重なれば
店長としての”おわり”を招きよせる要素なのは間違いありません

④スタッフさんに関すること

アルバイトスタッフさんがらみで、
店長生命を絶たれる可能性もあります。
1つは、店長が常日頃から横暴な態度をとっている場合。
例えば仮に、アルバイトスタッフさん全員が、店長への不満を抱き、
一斉に退職してしまったのだとしたら…?
もちろん、急なばっくれになるわけですから、一応の問題は
あるのですが、ばっくれたアルバイトスタッフを会社側が
訴えることはまずありません。
デメリットの方が多いからです。

しかしながら、アルバイトスタッフを雇っている規模の
お店の店長であれば、一人でお店を回す、ということは
非常に困難なのも、また事実です。
そのため、もしもアルバイトスタッフさんが一斉に退職して
しまった場合、店長は会社を頼ることになると思いますが、
アルバイトスタッフさんが一斉退職すれば、
ほぼ間違えなくその原因は店長にあると判断されます。
店長の評価は大幅に下がるでしょうし、
場合によっては異動・降格処分も十分にあり得る話です。

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⑤病気など

病気などで、長期出勤できなくなってしまった場合に
関しては、店長という役職ではいられなくなる
可能性もあります。
私の勤務していたブラック企業では、過労で倒れてしまった店長
(これは病気ではありませんが)は、
因果関係は不明ですが、そのあとに、店長ではなく一社員として
別の店舗に異動になっています。

少なくとも、病気などで出勤が出来ない!となれば
それが長期である場合、別の店長をそのお店に
着任させる必要が出てくることもあります。
場合によっては病気が治った際には、店長としての
ポジションが無くなっている、なんてことも実際に
ありますし、何らかの原因による長期の離脱は、
店長自身の健康面などにも考慮するという理由で
店長から外される可能性は充分にあります。

ただ、過労などで倒れた場合、あまり無理するのも
良くないですから、不当な扱いでなければ
店長から外れるのは、やむを得ないかとは思います
命あってこそ、ですからね…。

⑥出世して…

店長が、本社などに実績を認められるなどして、
さらに出世すれば、店長としては”おわり”です。
基本的に店長より上の役職になった場合、
もう店長ではありませんしお店に居ることも少なくなります。
私の働いていた企業でも、店長から上のランクに上がり、
お店の仕事からは離れた人がたくさんいます。

そのため、もしもずっと店長で居たいと願うのであれば
出世することはできない、ということです。
お店に関わることができたとしても、複数のお店を
回ったりだとか、店長とはかけ離れた仕事になりますから、
店長が出世する=店長生命のおわり、
ということは覚えておかなくてはいけません。

まぁ、だからと言って手を抜いて、ずっと店長で居よう、とか
そういうことは、問題だと思いますけどね…。

どうしてもずっと店長でいたいなら…?

これは、正直、非常に難しい事です。
売上などが落ちれば異動になったり降格になったり
することもありますし、昇格して、店長の”上”のランクに
アップすることだって十分に考えられます。

ずっと店長でいよう、と思っても自分の意思だけでは
どうにもならない、ということもまた事実ではあります。

どうしてもずっと店長でいたいのであれば
自営業でお店をやるか、業績を上げつつ出世を拒むか、
そういった方法しかないとは思いますが
なかなか難しいことであるのも事実です

一度終わったら取り戻せない

上記のような行為は取り返しがつきません。
もしも問題になって”店長生命のおわり”とも言えるような
ことになってしまった場合、
後から「こんなはずじゃなかった」と嘆いても
もうどうにもなりません。

そのことはしっかりと理解しておく必要がありますし
意識をしておく必要があります。

店長生命云々に限らず、
人間は”取り返しのつかないもの”であるということを
よく理解しておくべきです

まとめ

店長生命の終わり…
それは、色々なことが原因で訪れます。
店長を実際にやってみて思うことは
”一生店長で居ることは難しい”ということですね。

店長には満足な休日が与えられない場合もありますし、
売上不振になれば、店長としては居られなくなる可能性もありますし
逆に出世すれば、店長としていられなくなる可能性もあります。
色々な可能性で、店長としての人生は終わりを迎えることになるのです。

あくまでも一時的なポジションで、
ずっと店長で居る!というのは難しいように、私は思いますね。

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