人員不足なのに人を雇わない!バイトを雇わない理由5つ!

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店員Kです!

皆様のバイト先では人員不足になっていませんか?

「どう考えても、人足りないだろ?何で新しく募集しないの?」
と思ったことはありませんか?

私はあります。

休まずに働き続ける店長。
一人でも休めば当時バイトの中心的人物だった私が
代わりに出勤させられる。

正直なところ「人、増やせよ」
そう思ってました。

ですが、増やせない理由、というのもちゃんとあるんですよね。

私自身が店長になってみて、そう簡単に人を
増やすことができない理由が分りました。

何も、好きで人員不足になっているわけではないと。

と、言うことで今回は、バイト先が人員不足・人手不足なのに
新しく人を雇わない理由について書いていきます!

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バイト先が人手不足

今の時代、結構、人手不足な状況で、お店を回しているところも
結構あると思います。
私も、以前バイトしていた場所がそんな感じでした。
完全に人手不足。

しかし、「人増やしましょうよ」と言っても言葉を濁す店長。
「なぜ、人を増やしてくれないのか」
そんな風に思っていました。

私も実際に店長になってみて…
「確かにこれは増やせないな…」と思いましたね…。
必要最低限な人員を雇うので精一杯な事情が色々とあったのです。

人手不足でも人を雇えない!

では、人手不足でも人を雇えない理由は何なのか。

世の中には個人事業主による自営業のお店もありますが、
バイトを雇っているような店舗の多くは、会社が存在し、
会社が各地に店舗を運営している、という感じになりますね。

この”会社”が、新しいアルバイトスタッフを雇うことの
できない、最大の障壁となりうるのです。。

…と、いうことでバイト先が人手不足でも人を雇えない理由、
書いていきましょう。

①人件費の問題

まず、お店と言うのは基本的に”上”から、常に
”人件費を削れ”と言われていることが多いです。
私も言われていました。

少しでも、他の店舗より人件費が高い場合は
減らせ!減らせ!を連呼する本部。

確かに、人件費は高いですからね…
お店の費用の中でも、痛い出費の一つなのは
間違えありません。

で、人件費削減の流れが根付いており、
なかなか新規アルバイトさんの採用ができない状況に
なっているのは事実です。

人手不足でも店が回っている状態、
これを上層部は
「その人数でもお店回せるでしょ?」と取り合ってくれないことも。

確かに現場を知らない上からお店を見るとそう見えるかもしれません。

ギリギリで回っている状況のお店に「人員を追加したい」という申し出を、
本部は「余分な人を増やそうとしている」
そう判断するわけです。

実際にはそうではないのに…。

そうすると、人を雇いたくても、雇えないんですよね…

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②店の経営が苦しい…

そもそも、お店が赤字だったり、経営が苦しかったりして
これ以上人件費を上げることができない場合…。
①とは違い、本部や本社うんぬんではなく、単純にそのお店自体の経営が
危ないパターンですね…

そういう状態であれば、やはり店長はアルバイトの募集をしよう!という
気にもならなくなってしまい、
採用に消極的になります。

グループのお店であれば、赤字が続けば、
本社から怒られるでしょう。
業績が悪ければそのまま閉店もあり得ます。
ですから、既に赤字だったりすると、
新しいアルバイトスタッフさんを雇わない店長も
増えるわけですね。

「今の状況分ってるのかー?」
そんな風に言われてしまうことも。

基本、赤字のお店に対して上層部は厳しいです。
新しいアルバイトスタッフさんを雇わせてくれないことも
よくあるのです。

③上限値が決まっている…

職場によっては、上層部から厳しいノルマ数字が決まっており、
人件費は〇〇万円以下に押さえろ!だとか、
アルバイトスタッフさんに関する数値が決められていることもあります。

例えば、人件費80万円まで!と言われていて、
今、既に月平均で78万円の人件費がかかっていた場合…。
とても人を増やすことはできません。

日を増やせば既存スタッフのシフトを減らすことになります。
そうすると、新しい人を入れても、結局、ほとんど意味のない
ことになってしまうだけでなく、
元々居たスタッフたちからも不平不満が出るという
最悪の事態になりかねません。

本社や上層部は、各店舗の人件費などを細かく把握しているため、
嘘をつくこともできず、本社が〇〇万円まで!と宣言しているのであれば
お店側としては残念ながら、それ以上は人を増やすことも
ままなりません。

④店長が言い出せない

アルバイトを採用する際には店長から本社か、担当する部署に何らかの
申請を出さなければいけない場合が多いです。
それは、店長の役目。
しかしながら、店長が”言い出せない”という理由で、アルバイトの新規採用が
できないケースもあります。

言い出せない理由は主に二つ。

一つは店の業績などが悪いとき、
もしくは何らかの理由で上層部や本部の機嫌が悪いとき…
そういうときは「言い出せる空気ではない」場合もあります。

前の店長がよく「今はそういうタイミングじゃない」と私に言ってました。
面倒くさい話ですが、下は上層部の気を使わないといけないので…(汗)

そしてもう一つは、
「店長が上からの評価を気にしている場合」です。

バイトを雇いたい、というだけで難色を示したり、
”怠慢”だという評価を下される可能性もあります。
”自分の評価を下げたくない”故に、他のアルバイトさんに
多少無理をさせてでも、バイトの新規採用を言い出さない店長は居ます。
つまりは自己保身ということです(汗)

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⑤許可が下りない

先ほども書いたとおり、
お店が新しいアルバイトを雇う際には、基本的に「本部」の許可が必要に
なります。「〇〇のため、〇〇の募集をかけたい」と。
会社によって、形式は異なると思いますが、基本的にはどこの会社でも
店舗の独断で人を採用することはできないと思います。

が、本部というのは、これまでに述べたような理由から、
採用を許可してくれないこともあります。

特に、赤字だったり、利益がギリギリだったりする店舗には
厳しい印象です。
まぁ、会社としては利益を出さなくてはいけないのでしょうから、
当たり前と言えば当たり前ではありますけれど、
現場の実態を知らない本部・上層部は容赦なくこちらの要求を
却下することもあり、
それ故に、人手不足でも人員補充ができないケースもあります。

実際に私の店舗ではありませんが、別店舗でバイト採用申請を
却下された店舗があり、困っている様子でした。

色々と面倒…

自営業などであれば話は別ですが、そうでない場合、
アルバイトさんを雇うのは結構面倒です。
私の前の勤務先の場合、上層部に「稟議書」を通して
許可が下りないと募集開始もできない、というシステムでした。
(しかも親会社を経由するため返事が遅い)

なかなか大変です。
しかも、採用の許可が下りるかどうかも上で書いたように
本部の機嫌だの、お店の状況だの、色々な要素が絡んでくる
わけです。

と、いうことで雇いたくても雇えなかったり、
店長の自己保身のため雇えなかったり、
お店の経営状態によって雇えなかったり…

色々とあるわけです。

まとめ

人員が不足しているのに、アルバイトを補充してくれない!
確かに困ってしまいますよね…。

ですが、採用したくてもできないのは、恐らく店長も
同じだと思います。

会社側がなかなか採用させてくれないんですよね…。
もちろん、大幅黒字になっていれば会社側も二つ返事で
採用をOKしてくれるかもしれませんが、それもなかなか難しいですしね…

人員が少なければ仕事が回らない、
けれども人員が多いと、黒字にならない…
そんな感じのところが多いです…。

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