自営業のお店を始めて半年経った時の心境!その思いは?

自営業

店員Kです!

自営業でお店を始めて数ヶ月のときに、
自分の心境を、綴りました。

当時の、正直な想いが書かれているので、
それをご紹介します。

下記は、昨年の春、お店をオープンして
半年の時点で書いた文章です。

独立してお店を始めて思うこと

退職した私は一人、独立準備を進めていた。

連日、狭い空間の中、一人で行う作業。
開店前のため、誰も来ることはないし、
個人事業となれば、そうそう人を雇うこともできない。

毎日、朝に店舗に入り、夜、日が暮れてから帰る。
それの繰り返しだった。

だが、寂しいとか、前の勤務先に戻りたいだとか、
そういう想いはなかった。

どこかで、いつかこうなることを覚悟していたからだろうー。

次第にお店としてのカタチが出来上がって行く。

個人事業主の申請や古物商の申請、
必要な申請が次第に終わってゆく。

そして11月ー。
ついにお店をオープンする日がやってきたのだった。

退職から1か月。
様々な慣れない作業を乗り越えての、
開業だった。

この頃には、旧勤務先の建物は、
看板が撤去され、すっかり前のゲームショップの面影は
無くなっていた。

何が入るかは分からないー。
けれども、またいつか何か新しいテナントが入るのだろう。

ー開店から数日。

売上的には予想通りだった。

自営業のお店と言うモノは基本的には”怪しい”
警戒されるが故に、なかなか客足が伸びないことも多い。

そして、色々な支払を計算していくうちに
当初の予定より、やはりと言うべきか、支払うものの数も
多かったのだった。

接客などに関しては前のお店でもやっていたことだし、
店長を経験した結果、経理などに関しても問題ないレベルにまで
知識を蓄えていた。

しかし、、
今度は”別の恐怖”があった。

そう、赤字。

前のお店でももちろん、赤字になることは恐怖だった。
”閉店”を告げられてしまうかもしれないからだー。

しかし、今回は違う。

雇われ店長として勤めていたころであれば、
最悪の場合、閉店になっても、自分はただ、そのお店を失うだけだ。

言い方は悪いが、お店や職を失う以上の害をこうむることはない。
自分に関してはほぼ無害でいられると思って間違えないだろう。

が、自営業となれば話は変わってくる。

今度、赤字になってしまえばその先に待つのは何かー。

自分のお店を維持できなくなるー
それはつまり自分の破滅を意味する。

お金を出しているのは、もう会社では無いー。
今度は自分自身の費用でお店を運営しているのだからー。

自営業が破滅したその先にあるのは

”深淵”

決して抜け出すことのできない暗闇。

自営業にあるのは漆黒を超えた、深淵に対する恐怖。

私はそれと戦うことになった。

売上がある程度ある日はそのまま行けるのではないか、という
希望が見えてくる。

けれども反対に、売上が悪い日だと、
もう終わりなのではないか、と思えてくる。

自営業の世界は精神的な安らぎを得られない世界だった。

勿論、予想はしていたし、事前の調査で
そういう世界だということも理解していた。

しかし、”予習”と”本番”は違う。

自営業の本番を始めて、改めて
自営業の破滅したその先ー深淵の世界を恐れるようになった。

深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ という
言葉がある。

自営業の破滅という”深淵”の事ばかりを気にしてはいつかは
私自身も破滅へと引きずりこまれてしまうのではないかー

そう考えて、私は前向きに色々な活動を行うことにした。

ーーーーが、そんな矢先、
2016年の12月、事件は起きた。

近隣の大手販売店の中に、
私と同じ業種の大手店舗が出来ることを知った。

私は、旧勤務先が閉店し、この近辺には
ゲームソフトやカードゲームを扱う店が一切なくなることから、
旧勤務先の反対側にお店を構えることにした。

しかしながら、わずか1か月でそれは壊されてしまった。

やってきた大手店舗からすれば、他愛のないことだろう。
だが、私にとっては問題だった。

下手をすれば、その大手店舗によって
人生を賭けた開業が失敗し、その先に待つ死へと追いやられて
しまうかもしれないー。

だが、当然と言えば当然だろう。

同じ業種の店舗がない、駅前の区画を知れば、
他の大手が黙っているわけがないー
これはある程度、予測できた動きと言えるー。

…影響は免れることはできなかった。

やはり客足は分散する。
あの大手店舗は私の息の根を止め、
人生をめちゃくちゃにしに来たようにすら思えた。

しかし、私はそのお店のことを悪く思わず、
共存共栄を図って行くことにした。

私は、個人店ならではの活動や、
ネットを使った活動(ここでの投稿もその一つかもしれない)を
行い、お店だけではなく、別分野にも足を伸ばし、
多角的な営業をしていくことで、生き延びる道を模索した。

勿論、この道もそう簡単にはいかない。
だが、店だけに依存していれば、
必ず深淵に飲み込まれてしまうことは目に見えている。

出口の見えない漆黒の道で立ち止まった時、
私は深淵に飲み込まれてしまうのだろう。

ところが、その大手店舗のスタッフは
「あそこにはいかない方が良い」 と私のお店を
乏しめていることをお客さんから聞いた。

”大手”のすることではない。
恐らくはアルバイトスタッフだろう。

その時点で、私は、そのお店に対する興味を失った。

好きにすれば良いと。

そして開業から半年が経とうとしている。
今日は4月の30日。

今も、決して良い状況とは言えず、
総資金の話で言えば、まだ減って行っている状況だろう。

その減りによって、
私の資金という名のライフが尽きるのが先か、
それとも数々の活動が咲くのが先かー

私にもどうなるのか分からない。

けれどー
深淵に飲み込まれるつもりはない。

出口の無い漆黒の道。

立ち止まるつもりはない。
それがどこまでも続いている暗闇だとしても、
動ける限り進もうと思う。

そして、立ち止まることになってしまったときの
”覚悟”はもう出来ているー。

自営業を始めると覚悟したあの日から、
覚悟はできている。

この先、どうなるのかは分からないー
けれど、もうここまで来たら、ひたすら前に進むしかないのだから・・・。

現在の心境

この文章は2017年の春に、綴ったものです。
自営業を開始して、赤字になるかどうかの狭間で
ちょっと不安、という感じでした。

今現在はカタチは変わったといえど、
なんとか自営業を続けることができています。
ですが、またこの先、どうなるかは分かりません。

当時も書いた通り、やはり、
私はひたすら前に進むしかないのでしょうね。