自分ばかり休む店長は、店長への適正なし。”自分だけ”ではダメ。

この記事は約6分で読めます。

店長の中には
”自分ばかりが休む店長”もいます。

バイトに仕事を押し付けたり、
社員に仕事を押し付けたり、
そういう店長ですね。

もちろん、店長にも休日は必要ですし、
しっかりと休日を確保することは大事なことです。

が…、
”自分ばかり休むような状態”は、
望ましい状態とは言えませんし、
店長としての責任を果たしているとは言えません。

”休みの確保”は大事ですし、
ずっと店にいる、ということは、これは控えなければ
なりませんが、
その反対に”自分だけが休んでばかり”なのも問題なのです。

どのような点に注意すれば良いのか、
どうすれば良いのか、店長経験をもとに
詳しく解説していきます。

スポンサーリンク

自分優先で自分ばかり休むなら店長としての資質なし

とにかく自分本位で、
自分ばっかりが休むような店長は
残念ながら”店長としての資質はない”です。

当然、アルバイトスタッフからも
「何でこの人仕事しないんだ?」と思われているでしょうし、
バイトや他の社員に十分な休みを与えずに、
自分ばっかり休んでいるような場合は尚更です。

口には出さなくても、
その店長の職場にいる社員やアルバイトの多くは
不満を抱いていることでしょう。

”休むこと”はもちろん大事なことです。
休みなしで働き続けるような店長も、
残念ながら店長としての資質はありません。

しかしながら、”休みすぎ”の店長も、
そのままではいずれ職場の崩壊にも
繋がりますので、
下記のようなポイントを頭に入れつつ、
そのような行為は控えることをおすすめします。

バイトや社員の休みをまずしっかり確保する

まず、店長としてするべきことは
バイトや社員の休みをしっかりと確保することです。

これをせずに”自分の休みを確保することだけ”しかしないと、
周囲からの反感を買いますし、
”店長がサボってる”というイメージを抱かれることになります。

もちろん店長自身も休むべきだと私は思いますから
休むな、という意味ではありませんが、
”自分の休みだけを確保する”ではダメで、
”バイト・社員など、自分のお店で働く人間全ての休みを
しっかりと確保・調整した上で”
店長自身の休みも考えていく、ということが
大事になります。

店長は”自分だけ”ではダメだということですね。

まず、しっかりと他の人の休みを確保できるように人員配置を
考えて、その上で自分の休みもしっかり確保する必要があります。

”難しい”と思うかもしれませんが、
それをするのが店長の仕事です。

スポンサーリンク

重要な日にはちゃんと出勤し、休みは別の日に

お店によって色々と”重要な日”もあると思います。

例えば会議の日だったり、本社の社員がやって来る日だったり、
セールの開始日だったり、お店で取り扱う分野の
人気商品の発売日だったり、色々ありますよね。

そういった日には、”なるべく休まないようにすること”も
大事です。

私も、店長時代”毎週必ず休むように”していましたが、
このような大事な日は避けて、
大事な日が本来の休みの日と被る場合は、別の日に
休みをずらすなどして、対応していました。

店長も、休みは取るべきです。

しかし、店長がいるべき日には、お店にいるべきですし、
上のような面倒ごと、大変な日をバイトさんだけに
押し付けるべきではありません。

上のような日にいつも休んでいれば
当然、アルバイトスタッフの人も
”店長はいつも重要な日にいない”ということになり、
不平不満を蓄積させていきますし、
↑のような日は通常の日よりもトラブルが
起きやすいのも事実ですから、
店長はお店にいるべきなのです。

また、別業種ですが、施設の責任者が
大事な日に休んでばかりいたことから、
降格処分になった事例も実際に私は見たことがあります。

”店長が必要な日に店長がいない”のであれば、
その人は店長でいる必要はない、ということですし、
店長として不適合と言わざるを得ません。

休みを取ることも絶対に必要なことですが、
”休むべき日”と”そうではない日”をちゃんと自分の中で
認識していく、ということは大事なことになります。

休日を多くしすぎない

店長として休日はしっかりと確保するべきですが、
店長である以上、休日は多くしすぎないようにする、
ということも大事になります。

例えば週休2日であれば、↑のような点に
注意さえしていれば全然良いと思いますが、
週休3日以上にしたり、ほとんど毎日休んでいたり、
そういったことはしないようにしてください。

アルバイトスタッフに任せきりで、
自分の方が店のことを知らない、なんて
状態になってはいけませんし、
”何で店長だけこんなに休んでるの?”ということに
当然なってきてしまいますので、
そのようなことを思われないためにも、
”休みは絶対に取るようにする けれども取りすぎないようにする”
と、いうことには気を付けるようにしてください。

事情がある時は柔軟に

↑で書いたのは、平常時での話です。

例えば、前の週に休みを1回も取ることができなかった、
という場合は翌週に3回休んでも全然良いと思いますし、
何らかの事情があって、連続して休まなくてはいけない事情が
あれば、そう言った時は柔軟に対応してください。

誰かに休みを代わってもらっても良いですし、
アルバイトや社員に事情を説明して、その週だけ
休んでも良いです。

店長と言えども、人間ですから
急に何か事情が出て来ることはあると思います。

そんな場合はしっかりとやるべきことはやった上で、
休みをいつもより多く取っても問題はありません。

スポンサーリンク

自分が休む前にしっかりと行うべきこと

店長が休む前には
下記のようなことをしっかりと意識し、
バイトスタッフさんも含め、同じお店で働く人たちが
困らないようにしていく必要があります。

何もせずに丸投げで休むような店長だと、
バイトや社員から当然反感を買うことに
なりますから注意してください。

どのようなことを意識すれば良いのかというと、

・自分が休んでも人員不足にならないように十分に
 シフトを確保できているのかどうか

・自分がいないと対応できない仕事が、休みの日に
 入っていないかどうか

・バイトスタッフや社員さんへの連絡事項があれば
 メモするなりして伝えておく

・何か普段とは違う特別な作業などがある場合は
 それも伝えておく

・万が一何かあった場合の連絡先などを伝えておく

・誰がお店を開けて、誰がお店を閉めるのか(24時間営業除く)

このあたりは休む前にしっかりと考え、
対応しておいてください。

何も伝えられずに「はい休みます」では
バイトからしてみれば本当に困ってしまいます。

このあたりはしっかりと先に伝えて、対応するようにしましょう。

休むのが困難な場合は人員を増やす

店長も、人間ですから”休む”必要があります。
休まずに仕事するのは、
”休んでばかりいる店長”とは逆の意味で
”悪い店長”です。

そのようなことになってしまわないためにも、
人員不足などで店長自身が休むのが困難な場合は
人員を増やすことを検討してください。

間違っても
”強引にバイトに丸投げして休む”のではなく
人員を増やすなど、合理的な方法での
対応をするようにしてください。

人件費などの問題で、本社などが首をなかなか
縦に振らない、というのは、
私も店長でしたから、よく分かります。

しかしながら、店長が休めないほどに人員不足なら
それは”足りていない”ので補充する必要があるのです。

それでも補充させてくれない、というのであれば
その勤務先で今後も店長を続けるべきなのかどうかも含め、
よく考えた方が良いですね。

まとめ

バイトに全てを丸投げして
自分ばかりが休む…

そんな店長は、店長でいる資格はありません。

まず、バイトや社員の休みを確保した上で
自分の休みも確保することが大事ですし、
休むタイミングや、休む際の連絡事項などは
しっかりと考える必要があるのです。

タイトルとURLをコピーしました