集合体恐怖症(トライポフォビア)とは?原因や対処法は?

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集合体恐怖症(トライポフォビア)という言葉を
聞いたことはありますか?

これは、ブツブツしたものや
小さな穴の集合体などに
嫌悪感や恐怖心を覚える症状のことです。

どんなものかイメージがわかない!という人は
ハチの巣の模様とかを思い浮かべてみると
分かりやすいと思います。
ああいった感じの模様の類に恐怖心を
感じる、というものです。

では、この集合体恐怖症の
原因は何か、症状は何か、何か治療方法は
あるのかどうか、
そういった人と関わる場合は
どんなことに気を付ければ良いのか、
それを解説していきたいと思います。

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どんな症状なの?

症状としては人それぞれで、
度合いも異なりますが
症状としては
上であげたような、円形が密集しているような
ものを見ると「恐怖感」を感じたり
「嫌悪感」を感じたりする、というものです。

場合によってはパニックを起こしたり
精神的に強い不安を感じたりするような
ケースもあるようです。

単に怖い、と感じるだけの人もいれば
それ以上の症状が出てしまう人もいる、
ということです。

原因は何?

集合体恐怖症になってしまう
原因については、詳細は明らかに
なっていないようです。

人間には必ず得意・苦手、
好き・嫌いというものがありますから
それらの延長線上の人もいますし、
何らかのトラウマや、
実際に集合体を見た時に
発症してしまう、という場合もあります。

ただ、具体的な原因が「こうだ!」と
いう風に判明しているわけではなく、
曖昧な部分や、不明瞭な部分も
多いのが集合体恐怖症、というものになります。

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治療方法は…?

治療は、基本的には行われません。
例えば、”集合体を見ると恐怖を感じる”ぐらいで、
日常生活に支障のない程度である場合、
本人も、それで病院に行こうとは思わないでしょうし、
仮に病院に行ったところで、
何か治療を行う、という可能性は
低いかと思います。

もしも、集合体にどうしても恐怖を感じてしまうような
場合は、自分でそれをなるべく見ないようにする、
ということが予防方法になるでしょう。

ただ、症状が重度な場合で
日常生活にも支障が出てしまうような場合は、
カウンセラーの方や、心療内科などに
相談…ということになるでしょうか。

心療内科…と言うと、病気とかのイメージも
あるかもしれませんが、
”特定の何かに恐怖心”を覚えて
それが日常生活を送る上で不便な影響を
出しているのであれば、利用するべきです。

これは、集合体恐怖症などに限らず
雷でもそうですし、虫でもそうですし、
場合によっては夜、夢を見るのがこわい、というのも
そうですし、”精神的につらい”ぐらいに怖かったり、
”日常生活に影響が出る”ぐらいに怖かったり
するのであれば、遠慮なく診察を受けたほうがいいです。

最終的に判断するのは自分自身ですが
無理しすぎても良いことではありません。
仮に周囲から理解されなかったとしても、
本人が辛いと感じている場合は
それは辛いわけですから、
ちゃんと話を聞いてくれる人の元で
相談してみることをおすすめします

集合体を怖がる人と接する場合

集合体恐怖症かどうかは
さておき、集合体と呼ばれるようなものを
怖がる人、気持ち悪がる人は
一定数存在します。

これは、何事に対しても同じことです。

”何かを怖がっている相手”に対して
それをさせたり、それを見せたり
することは、単なる嫌がらせでしかありません。
これは、わざわざここで言わなくても
分かるかと思います。

と、いうことで、
集合体恐怖症だったり、
集合体を恐れている人に対しては
”わざとそれを見せたり”
しないようにしましょう。

当たり前のことですね。

あなたにとって集合体と呼ばれるものが
呼ばれるものが怖くなかったとしても、
相手にとっては”本当に怖い”もので
ある可能性もあります。

何に対しても”怖い”と感じるかどうかは
個人差があります。
自分が怖くないからと言って
相手も怖くないだろうと決めつけてしまうことなく、
冗談半分であっても、
集合体が苦手だと言っている人には、
わざと集合体を見せたりだとか、
そういうことはしないようにしましょう。

人間関係に亀裂が入る可能性は
十分にありますし、予期せぬトラブルに
発展してしまう可能性も十分にあります。

どう生活していけば?

もしも自分が、そういった”集合体”と呼ばれるものに
恐怖や嫌悪を抱いてしまうような場合はどうすれば
良いのでしょうか。

これは、先ほども書いたように
”人によって”症状も様々ですし
恐怖の度合いも変わってきます。

本当に日常生活に支障が出てきてしまうような人もいれば
こわっ!とか、きもっ!とか、
そういうレベルで済むような人もいます。

自分がどのぐらい集合体に恐怖を感じるか、
という点に関しては
自分自身が一番よく理解できていると思います。

苦手なものをわざわざ見る必要はありませんから
なるべくそういった”集合体”と呼ばれるような
ものは見ないようにする、ということも
大事です。

それでカバーできるならそれで良いですし、
もしも、たまたま目に入ってしまうような集合体でも
震えるような状態であれば、
医師に相談してみるのも一つの方法です。

まとめ

集合体恐怖症…と言っても
その度合いは様々で、
あまり知られていないものであるのは事実です。

とは言え、集合体をわざわざ見る必要は
全くありませんから、
自分が苦手であると感じるのであれば、
無理をして集合体を見たりする必要は
全くありませんし、
上手く自分で避けながら生活していく、
大事になるのではないかと思います

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