接触確認アプリとは?利用は強制?効果はあるの?疑問点を解説!

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新型コロナウイルス感染者との
接触などがなかったかどうかを確認することができる
アプリが登場しています。

しかしながら、この
接触確認アプリ(通称・COCOA)について
色々と分からないことが多い人も多いのではないでしょうか。

強制なのかどうか、
実際のところ効果はあるのかどうか、
料金はかかるのかどうか、
古い機種でも対応できるのかどうか、
そもそもスマホを持ってない場合は
どうすれば良いのかどうか。
などなど…

疑問に感じそうな点などを煽りや綺麗事なしで
解説していきます。

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インストールは強制なの?

まず、接触確認アプリのインストールは
日本の場合(海外では異なる場合があるので、それぞれの国ごとの
ルールを必ず確認してください)、強制ではありません。
そのため、アプリをインストールするのも自由ですし、
インストールしないのも自由です。
各自の判断次第、ということになりますね。

もちろん、一度利用してみて、ちょっとこれは…と
思ったのであれば、アンインストールするのも自由ですし、
「やっぱり使おうかな」となったら、再インストールするのも
自由です。

強制ではないので、自分が使いたい、と思ったら
使う、ということで問題ありません。
当然、使っていないからと言って違法になることはありませんし
使わなくても、それは悪いことではありません。

個人情報は大丈夫なの?

個人情報に関しては、気にしなくても大丈夫でしょう。
そもそも、接触確認アプリには(類似アプリは除く)
個人情報の登録を行いません。
そのため、直接的に個人情報が流出したりすることを
心配する必要はありません。

個人情報がネット上にアップロードされたり、
位置情報が個人が特定できるようにアップロード
されたりすることもありません。

ただし、現実的な面を言うのであれば、
このアプリに限らず、全てのアプリ、サービスにおいて
”100%安全と断言できるもの”は存在しません。
このアプリも”99%は安全”であっても、
”100%何も起きない”と断言することは
誰にもできないのです。

そもそも、スマホを持って使っている時点で
もう、100%の安全ではないわけですからね。

なので、過剰に心配する必要は全くありませんが
100%安全、ということではない、
ということは覚えておきましょう。
これは、このアプリが危険、とかそういう意味ではなく
どのアプリであっても、リスクはある、
ということです。

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料金はかかるの?

アプリの利用もダウンロードもインストールも
全て無料になっています。
料金が発生したりすることはありません。

強いて言うのあれば
アプリを最初に入れる際に通信量がかかったり、
消費電力に微弱な影響を与えたりすることは
あるようですが、
大きな影響が出ることはなく、
よほどのことがなければ、費用面に
影響を与えるようなことは、ないでしょう。

スマホを持ってない場合はどうすれば?

スマートフォンを持っていない場合は
アプリを利用することが基本的には
出来ませんから、利用することができません。
この場合に関しては
現状、現実的な話をするなら
アプリの利用はあきらめるしかありません。

ガラケーなどを利用している場合に関しても、
アプリを入れることは困難なので、
諦めるしかない、というのが事実です。

また、スマホであっても古い機種の場合は
対応できないことがありますので、
その点も頭に入れておく必要があります。
対応できない機種にアプリを入れてしまったからと
言ってスマホが壊れてしまうわけではなく
ただ単にアプリが使えないだけですから
心配はしなくても良いですが、
場合によっては、利用できないこともあります。

cocoaをインストールしようと思ったけど、機種が未対応の記事も
参考にしてみて下さい。

何がわかるの?

簡単に言えば、陽性と判断された人と
「15分以上・1m以内の距離を維持したかどうか」を
知らせるものです。

陽性と判断された人との↑のような接触が
過去にどのぐらいあったのか、
あるいはなかったのかを知らせるアプリなので、
あなたが感染したかどうかを知らせるものではありません。

相手が「誰」なのかは分かりませんし
相手と「いつ」「どこで」接触したのかどうかは
知らされず、完全に匿名で、↑のような接触が
あったかどうかを確認できるのみ、ということになります。

逆に言えば、自分が陽性と判断された場合でも
相手に自分の個人情報が知らされたりしてしまう
わけではありませんので、
その点は安心しても大丈夫です。

なお、誤解している人もいますが
このアプリが陽性・陰性を判断するわけではありません。
あくまでも、陽性と判断された人との接触があったか
(↑のような条件の接触に限る)を判断するアプリです。
診断は、病院等で行われます。アプリがするわけではありません。

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アプリをインストールすれば、感染しないの?

そんなことはありません。
アプリをインストールした!=安全だ!みたいな
極端な考え方をする人もいますが、間違いです。

アプリを入れていようと、入れてなかろうと
感染のリスクは常にありますから
手洗い・うがいなどの基本的な予防対策は
各自でしっかり行う必要があります。

また、通知がないから、感染者との接触はないんだ!
じゃあ手洗いしなくていいよね!も間違いです。
その理由は↓でお話します。

感染すると分かるの?

これは、100%とは言えません。
感染した瞬間に「あなたは感染しました」と
出るものではありませんし
感染者との接触を100%探知して
「あなたは接触者です」と出て来るわけでもありません。

このアプリをインストールして、
通知が来ていない=絶対安全、ではありません。

そもそも、アプリをインストールしていない人も
たくさんいますから、
そういった人の中に陽性の人がいたら
あなたと接触していたとしても、当然
このアプリは反応しません。

また、アプリを使っていた場合でも、
接触時間が短かったり、
その人が自覚症状なしで気づいていなかったり
すれば、これも、アプリは反応しません。

そのため、アプリをインストールして、通知が
来ていなければ”感染者との接触はない”と
いうことではありませんし、
あなたが絶対に感染していない、ということでも
ありません。
ここは、勘違いしないようにし、
あくまでも目安として考える必要があります。

実際、効果はあるの?

これは、なかなか厳しいと思います。
例えば、大勢の人がアプリをインストールしていれば
ある程度の参考にはなると思いますが、
実際のところ、アプリを全人口の何割が
インストールするか?ということを
考えると、現実的には半分も行かないでしょう。

そもそも、スマートフォンを持っていない人がいます。
機種が対応していない人がいます。
この時点で、かなりの人数が削られます。

利用できる環境を満たしている人でも
”そもそも存在を知らない人”もいるでしょうし
”別にいらないや”という人もいるでしょうし
”なんだか面倒くさい”も”なんか怪しい”もいるでしょう。

使い方がよく分からない人もいれば、
インストールしたけど削除した、という人もいるはずで、
これら全てを考えると、
実際に機能している状態で利用する人は
かなり限られてくるのではないか、というのが
現実的な部分になります。

まとめ

利用は強制ではありません。
自分自身で考えて、判断していきましょう。

特別危険なものだったりするわけではなく
個人情報も、基本的に安全です。

ただ、これを利用しているから感染しない、とか
通知が来てないから接触してない、とか
そういう極端な考えになりすぎてしまうのも問題です。

あくまでも”参考”の一つとして利用し、
日々の予防などは、今まで通りしっかりと行う必要があるのです。

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