紙の通帳は有料化されても持っていた方が良い?紙通帳をやめるデメリット!

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銀行各社では
「紙の通帳」から「デジタルの通帳」に切り替える動きが
拡大しています。

やがて、デジタル通帳の方が主流になるでしょう。

もちろん、ネット銀行などを除き、
有料になった銀行でも「紙」の通帳は残ってはいるのですが、
それでも以前のように無料で使えていた時代とは
時代が変わりつつあります。

”有料になるなら紙の通帳はもういらないや”と、なるかもしれませんが
「紙の通帳を持つのをやめる」ことには
デメリットもあります。

もちろん、電子通帳にも便利な点はたくさんありますが、
「紙の通帳をやめようかなぁ…」と思っている場合に関しては
”やめることによるデメリット”があることも
理解しておきましょう。

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紙の通帳を持つのをやめるとどんなデメリットがあるの?

「紙の通帳を持つのをやめる」ことには
デメリットも伴います。
もし、今の時点で紙の通帳を持っていて
「今後、やめようかなぁ」と考えている場合や、
これから銀行口座などを作ろうとしていて
「紙の通帳はどうしよう?」と迷っているのであれば
下記のような点もしっかりと考えた上で
判断していくことをおすすめします。

これから挙げる”デメリット”を全て理解した上で
「それでも、大丈夫」と思えるかどうか。
これは人によりますので、
デメリットを理解した上で「紙の通帳はもういいや」というのであれば
それは全然良いことですし、問題ありません。

逆にデメリットを見て「紙も持っておこうかな…」という場合は
ある程度の費用が掛かっても、紙の通帳も引き続き
持っておいた方が良いでしょう。

このあたりは、人によって考え方も変わってくる部分なので、
最終的には個人個人の考え方になります。

では、前置きが長くなりましたが
「紙の通帳をやめるデメリット」をそれぞれ見ていきましょう。

履歴の確認に上限がある

電子通帳の場合、履歴の確認に限度があります。

紙の通帳であれば「自分が捨てたり、失くしたり」しなければ
ずっと過去に遡って履歴を確認することができますが
電子通帳の場合はそうではないので、
もしも過去の履歴も残して起きたい場合は、
自分で保存をするか、印刷などをしておく必要があります。

もちろん「印刷」などの手間を面倒臭がらずに
ちゃんとやっておけば問題はありませんが
”何もしない”と、紙の通帳のように「いつでも確認できる」という
状態ではなくなってしまいますので、その点は注意が必要です。

履歴がどのぐらい前まで確認できるのか、という点は
銀行によって異なりますので、これは自分が利用している
銀行ごとに確認する必要があります。
最近では「だいぶ長い期間」確認できるようになっているところが
ほとんどではありますが、
それでも”限界”はあるので、その点は理解しておく必要があります。

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ネット関連の障害が発生すると確認できない

通帳に限った話ではありませんが
”ネット系の関連のもの”は、
そのサービスで障害が起きてしまったり、
ネット環境自体に障害が起きてしまったりした場合
”確認”することができない、というのが大きな問題の一つです。

例えば、利用している銀行のサービスが障害などで、
利用できなくなってしまった場合、
復旧までの間”通帳”を確認することができなくなります。
紙の通帳の利用をやめてしまっていると、
ネット上のサービスがダウンしてしまっている状態では
「通帳」の確認が一切できないので、
タイミング次第では「困る」と、いう人もいるでしょう。

また、自分の使っているネット回線で障害が起きた場合
(例えば光など)も、それが復旧するまで
別のネット環境を用意できない限り、
通帳の確認を行うことができなくなってしまいます。

このように
”何らかのネット関連の障害”が起きると
電子通帳の場合、一切確認できなくなってしまう可能性が
ありますので、この点は理解をしておく必要があります。

そんなに頻繁に障害が起きるわけではありませんが、
例え回数が少なくても「タイミングが悪い」ときに
障害が発生してしまうと、自分にとっては大ダメージに
なってしまう、ということもあると思います。

その点「紙」であれば、自分が動ければ、いくらでも
確認できますし、少なくとも「銀行側の障害」や
「ネットの障害」などが起きても
”確認できなくなる”ということはありませんので、
この点は紙の強みと言えるでしょう。

デジタルに切り替えれば「紙」の利用はできなくなる

デジタル通帳に切り替えた場合、
基本的に多くの銀行では「紙通帳」は利用できなくなります。
そのため「通帳でATMを利用する」だとか、
そういう利用方法はできなくなってしまうので、
この点は、注意が必要な部分の一つです。

また、当然「紙」の方に記録を残すことはできなくなりますので、
もしも「紙通帳をやめようかな?」と考えている場合は
良く考えてから決断するようにしてください。

後からでも元に戻すことは可能ですが、
手続きが必要になりますし、
銀行によっては”手数料”などが掛かってしまう可能性もあり、
この点も、注意が必要です。

パソコンやスマホが必須になる

今の時代はパソコンやスマートフォン、タブレットを
「持っていること」が前提になっているケースも多く、
電子通帳もそうですが
これらを”持っていない”場合や”使えない”場合に関しては
電子通帳に以降してしまうと
”通帳の確認”が困難になってしまいます。

私も含め、当たり前のように↑のような機器を
使っている人間であれば良いですが
世の中、全員が全員そうではありませんので、
注意が必要です。

もしも、自分の祖父母などが通帳をデジタルに
しようとしている場合などは、
この点をよくチェックした方が良いかと思います。

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人との共有が難しくなる

紙の通帳の場合、例えば同居人がいるのであれば
その人と一緒にお金を管理したりするのも安易です。
盗まれるリスクは0ではありませんが、
電子通帳よりも「誰かと一緒に」管理する点に
おいては安心できるのではないでしょうか。

電子通帳の場合、安易にパスワードなどを教えるのは
人によって気が引けると思いますし、
「紙の通帳と比べると」色々できてしまうことも
増えてくるので、そういうリスクは生じます。

誰かと一緒に通帳を管理しているような場合は
「紙の通帳」に関しても残しておくのが、
ベストです。

有事などが発生した際の懸念

電子通帳の場合「万が一の有事」が
発生した際の懸念が残ります。

例えば、銀行のシステム自体が
何らかの重大なトラブルによって
データが全部飛んでしまった!なんてことになれば、
”あなたの残高”を確認する手段が失われます。

紙の通帳の記録だけで対応できるかは不透明ですが、
それでも”何の証拠もない”という最悪の状況は
避けることができます。

そんなことは起きないとは思いますが
それでも”100%”ではありません。

また、自然災害などで、長期的な停電や、
ネットのサービスの長期的なダウンが起きた際にも、
”長い間口座の情報を確認できない”状況が
続く可能性があり、
有事の際の「対応できるかどうか」という点には
不安が残るのは事実です。

もちろん、紙の通帳も「なくす」などのリスクはあり、
一長一短ですが、そういうリスクもあるかもしれない、
ということは頭に入れておきましょう。

まとめ

もちろん、電子通帳にはメリットもたくさんあります。

しかしながら
「紙の通帳をやめようかな」という前に
最低限、上記のようなことは理解した上で
判断していくことをおすすめします。

それで「やめよう」となるのであれば
それは全然良いことですし
「やっぱり残しておこうかな」ということであれば
紙の通帳を引き続き利用する、というのも選択肢の一つです。

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